リタイア全般
リタイア志望者が待ちに待った退職の日を迎えて、最初に感じる感情は「解放感」かもしれません(私の場合は「ホッとした」でしたが、これも一種の解放感でしょう。詳細はこちら)。 ただ多くのリタイア者が発信しておられる通り、時の経過につれ、解放感とい…
FIRE・セミリタイア界隈で退職年齢55歳というと、「そんなのアーリーリタイアではない」と言う意見がよく出ます。確かにそのくらいの年齢までいくと、FIREのEを満たしているかは微妙かもしれません。 ただ、「それは定年退職と同じだから、やる意味・目指す…
一年ほど前、"FIRE卒業"がトレンドになりましたが、それでFIREというものが無くなったのかというと実はそうでもなく、現在でもFIREをテーマにしたコンテンツが量産され続け、視聴者もそれなりにいるように思えます。 私が子供の頃は脱サラ、大学生の頃はフリ…
私がリタイアした2020年初頭(コロナが始まった頃)には、"FIRE"という概念がようやく日本で紹介され始めた頃で、それまではアーリーリタイア(早期リタイア)とセミリタイアの二本立てだったと思います。 まだその頃のFIREは、資産額に違いこそあれ、RE後は…
以前のセミリタイア系のブログでの定番の後悔として「もっと早くリタイアすべきだった!」というのがあります(最近は知りませんが)。その理由として、リタイア資産は案外減らないし、こんなに楽しいリタイア生活なんだし、というところでしょう。その気持…
定年後の仕事を賛美する、次のような記事が定期的にあがってきます。 定年後、「絶望の30年」を過ごす人と「幸せな30年」を過ごす人の分かれ道はここにあった…3000万人の人たちが誤解している「お金の使い方」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース しかし、蓄…
ネットにはFIRE解説記事が溢れ、書店では資産運用本が山積みとなる。曰く、カネがどれだけあれば自由になれる、いやリタイアしても趣味や目的が無ければ、人は退屈に耐えられない・・・等々。 今、現にセミリタイア生活をしている私からすると、間違ってはい…
当ブログのコメントにて「等身大のセミリタイア生活者」という風に評して頂きました。自分で「等身大であろう」と考えていたわけではないのですが、確かにそういえば、変にキラキラと飾ったり、逆に卑屈になったり、ということは、ブログに書かないようにし…
私がセミリタイアしたのは50歳のとき。 ネット界隈では、FIREのために、投資だ節約だとやっていますが、私の場合、運用で儲けたのは大した金額ではないし、極端な節約をしたわけでもない。家計簿など一回もつけたことはありません。 結局、セミリタイアを達…
50歳でリタイアして4年半、更新が途絶えて2年近く。もう覚えておられる方も少ないとは思いますが、たまには現状報告をしたいと思います。 リタイアは続いているのか? 資産状況 趣味 当ブログについて リタイアは続いているのか? まず、もっとも重要な点…
最近、投資環境の様子が思わしくないからなのか、「FIREブーム終焉!」的なことが言われることがあります。特に、本国のアメリカではインフレにより、退職済の方も生活プランの見直しを迫られているのだとか。 FIREブームの終わり。仕事を見つけないと、これ…
最近、ひろゆき氏が「遅刻しても成果さえ出せればいい」というような発言をされて炎上しています。 ひろゆき「遅刻しても成果さえ出せればいい」を論破する有吉弘行の “横綱相撲”…生き残るのは遅刻せず結果出す人(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース ひろゆき氏…
FPの山崎俊輔氏がFIREに関して著作を出されていて、関連記事がいくつかネットに出ています。私は、著作は買っていないのですが、ネット記事には目を通しています。 普通の会社員でもできる 日本版FIRE超入門 作者:山崎俊輔 ディスカヴァー・トゥエンティワ…
先日、「人生の逃げ切り」ということについて考えているところを述べました。 50retire.hateblo.jp 私個人は、この「人生の逃げ切り」と「経済的独立」(FIREのうちのFI)を(イコールではないが)関連付けて捉えています。いい機会ですので、今回は「経済的…
45歳定年制の話の続き。 前回記事で述べたように、45歳定年制なんて半ば思いつきであり、提唱しているご本人も実はそれほど本気度が高い訳ではありません。 50retire.hateblo.jp ただ、「45歳」という年齢で、人生の一つの岐路が訪れる可能性がある、という…
以前は日陰者扱いだった早期・セミリタイアですが、最近は装い新たにFIREという名を変えて、ネット記事どころか、TV番組にまで登場するようになったのは、少々オドロキです。 そうすると、必ず出てくる意見として「全員がリタイアしたら、日本という国が成り…
前々回記事、FIREがブームになると水を差してしまう天邪鬼な私にて、FIREなるもの(の一部)に私は、胡散臭さを感じ、ついつい水を差してしまうということを書きました。 でも、私は「FIRE」が一方的に悪だと思ってもいなくて、むしろ、人々はもっと積極的に…
軽犯罪法という、立小便などの軽い罪を定めた法律があり、その中の条文の一つに次のものがあります。 軽犯罪法第1条 - Wikibooks 第1条左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。 4 生計の途がないのに、働く能力がありながら職業に就く意思…
私は、もともと天邪鬼なんだと思う。 だから、昨今のように「FIREがブーム!アーリーリタイアして、自分の好きな事だけをやる生活を手に入れよう!」と世の中が喧しくなってくると、自分自身はリタイアをしているにも関わらず、手のひら返して「いやリタイア…
前回、前々回に続き、7つの論点について、私の考えを書いてみます。 前々回 50retire.hateblo.jp 前回 50retire.hateblo.jp 目次 元記事 【論点6】FIRE達成後の資産の取崩とインカム収入をどう考えたらいいでしょうか? 【論点7】FIREを目指すことの問題点…
前回に続き、7つの論点について、私の考えを書いてみます。 前回 50retire.hateblo.jp 目次 元記事 【論点3】人は経済的自立の達成によって、心持ちが変わりますか? 【論点4】どのくらいの資産があれば経済的自立を達成したと言えるのでしょうか? 【論点5…
最近、山崎元氏の次の記事が公開され、いくつかのリタイアブログで言及されています。 media.rakuten-sec.net 私自身は「FIRE」を自称するつもりは毛頭ありませんが、まぁ、似たようなこと(セミリタイア)を行っているので、これらの論点について私がどう考…
最近は、セミリタイアより「FIRE」という語が幅を利かせているようで・・・。単なるRetire Early(早期リタイア)ではなく、Financial Independence (経済的独立)という概念が含まれていることが、これまでの「○○リタイア」などの語とは異なる特徴ですね。…
私が長年勤めた会社を辞め、リタイアしたのは50歳。私の時代、成人年齢は20歳でしたから、あれから30年。 20歳で成人したときは何の感慨もなかったけど、リタイアした50歳については特別な思いがあり、あたかも第二の成人年齢のように感じています。 目次 誕…
今日は次の人生相談を。 【玉置妙憂の心に寄りそう人生相談】子どもは巣立ち仕事も定年…私の生きがいは?(女性自身) (略) 私は15年前に離婚してから女手一つで2人の子どもを育ててきました。今ではその子どもたちも成人に。自分の元から巣立っていきまし…
私が大学時代の専門は数学でした。しかも「1足す1はなぜ2になるのか?」といった、非常に根源的な問題を扱う分野でした(数学基礎論といいます)。 あまりにも難解過ぎて、完全に理解することなく卒業してしまったのですが、ある種の考え方みたいなものは…
一部のフリーランスの方々が、セミリタイア・早期リタイアというものを槍玉にあげる記事を書いておられます。 例えば、、、、 アーリーリタイアの「不都合な真実」|ひらっち【フリーライター×農家の経済自由人】|note 「セミリタイア」を現実逃避に使って…
先日、日本国語大辞典なる全13巻の巨大辞書で「幸福」という言葉を調べてみたら、その初出は次のものでした。 すべて忠臣・孝子・貞婦とて名に高きは、必不幸つみつみて節に死するなり。世にあらはれぬは必幸福の人々なり。 これは、上田秋成という人が書い…
お金を欲しがっている人は多く、その手段として古典的なのが「成功者になること」。すなわち、仕事や投資などで華々しい成果を挙げることです。 しかしそれは簡単なことではないので、どうすれば成功できるのか指南する書籍、セミナー、ネット記事などが、多…
今回は次の記事。20代女性・事務職の方のお悩み。 かわり映えのしない退屈な日常こそ「最高の幸福」であるのはなぜか 哲学者はこう考える(小川仁志) Q テレワークで毎日代わり映えしない生活に嫌気がさします A よいことも悪いことも含めて何も起こらな…