50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

私にとって、リタイアした50歳は第二の成人年齢

 私が長年勤めた会社を辞め、リタイアしたのは50歳。私の時代、成人年齢は20歳でしたから、あれから30年。

 20歳で成人したときは何の感慨もなかったけど、リタイアした50歳については特別な思いがあり、あたかも第二の成人年齢のように感じています。

目次

f:id:retire50:20201203164755j:plain
 《東京都青梅市:神社脇の神聖な湧き水》

誕生日が嬉しかったリタイア前の数年間

 誕生日になると、子供でも大人でも一つ年をとります。

 子供の頃は、一つ年齢が上がることはおめでたいことであり、人々からも祝ってもらえるので、素直に嬉しかった。

 でも、40代になり、「正月は冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」の歌を、身に染みて感ずるようになってからはあまり嬉しくなかったんですよねぇ。

 でも、リタイアを目指し始めてからは、再び誕生日が嬉しくなった

 44~45歳の頃からの話ですので、50歳まであと5年。当初のリタイア計画は、50歳になった月の月末に退職してやるぞ!というものでした(実際に退職したのはその翌月末でしたが・・・去年の今頃はリタイア前のラストスパート【前編】 を参照)

 私の誕生月は12月ですので、退職日へのカウントダウンも、当然、12月を基準にして行っていたのでした。

リタイア決意後,実現までの辛い日々を乗り切る方法

 それはともかく、カウントダウン対象日としては2019年12月x日を設定し、当初は、毎月x日にカウントが1つ減る、という方式をとっていました。すなわち月単位のカウントダウンです。

 しかし、時間が過ぎるのは遅く、1年、いや、1ヶ月でさえも、なかなか過ぎ去ってくれなった。これはなかなか辛い。

 だから、誕生日がきて、リタイアへの節目の日を迎えることに喜びを感じていたわけです。

 特に、毎年12月x日は誕生日ですから、「あとジャスト○年」というタイミングであり、大きな区切りです。例えば、これまで「あと3年○ヶ月」だったのが、翌月から「あと2年○ヶ月」になるのですから、大きな励みになっていました。

 先にも述べた通り、中年過ぎてから誕生日が来て年をとるのは、本来、嫌なもの。でもあのときは、リタイアする楽しみの方が完全に勝っていた

私にとって50歳は「第二の成人年齢」か?

 話は変わりますが、子供というものは、大人になるのを楽しみにしていて「大人になったら、あれもしてやろう、これもしてやろう」みたいに考えているものでしょうか。

 少なくとも私については、そうではありませんでした。大人になるのが嫌とまでは言わないまでも、特に楽しみにしていたわけではありませんでした。だから、20歳になるまであと何年!なんてカウントダウンすることもなく、20歳の誕生日を迎えたときも、特別な感慨などはなく。

 だから、特定の年齢に達するのを楽しみに思ってカウントダウンした、という経験は人生初です。「大人になるのを楽しみにしている子供」ならぬ「リタイア者になるのを楽しみにしている大人」です。

 もう、私にとって50歳という年齢は「第二の成人年齢」と言ってもよいかもしれないのです。

大人になるよりもリタイア後の方が楽しみになる時代

 今の時代、「大人になる」ということが、子供にとってどこまで魅力的なことなんだろう?

 「大人になることの利点」としては、「自分の能力でいっぱい稼ぐことが出来て、自分の好きなものをたくさん買えるようになる」というものがありますが、近年、この利点を享受できない貧乏な大人というのが、クローズアップされてきています。

 この利点を享受することに黄信号が灯されている現代日本において、大人になる意味など見いだせない未成年も多いのではないでしょうか?

 もっとも、昔は昔で、大人には色々大変な面があったと思いますよ。ただ、ネットが無かったから、そういう「大人の実情」に関する情報を子供が知ることは、あまりなかったのではないか、と勝手な推測。

 それはともかく、「大人になる」ということは、実際になってみると、それほど魅力的な出来事でもない、と感じている大人は少なくないはず。

 私もその一人でしたが、「リタイア者になる」ことについては、リタイア前から結構魅力的に映っていて、実際にリタイアしてみると、「ウン、確かに魅力的な生き方だ」と改めて感じているのです。

 子供の頃は時間はありましたが、資金と知恵・スキルがありませんでした。大人時代は、資金と知恵・スキルはあっても、時間がありません。

 でもリタイアした今はそれらは全て揃っており、しかも世の中の進歩により、インターネットを始めとした、様々なツールやソフトが安価で手に入るのです。これらを有効活用して楽しく過ごしています。

 私について言えば、「大人になったとき」よりも「リタイア者になったとき」の方が、ずっと素晴らしい出来事であったと思うのです。

  【過去の当ブログ参考記事】 今は空前のセミリタイアの好機?でも実行者は少ないね

 

★ランキングに参加しています。よい記事だと思ったらバナーをクリックして下さい。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ

★初めてお越しの方へ。以下にて私のセミリタイアの概要をまとめてあります。
 ⇒50歳でセミリタイア達成!その概要を書きます