リタイア資金
私が会社を早期退職するにあたり、主要な検討事項の一つは「年金」でした。当時、私が計算していたことについて書いてみましょう。あくまで雑談ベースで語るものであり、正確な受給の仕組みなどを解説するのではありません。 なお、「どうせ将来年金なんか出…
異例ですが、前回記事 50retire.hateblo.jp の続きをやります。 前回記事では、次のことを書いています。 私は、学生時代に付与された年金番号と、就職時に付与された年金番号、2つ持っていた。 そのため、就職時に付与された年金番号で受給請求すると、学…
十数年前、「消えた年金」というのが大問題になり、このことが民主党政権を誕生させることになる大きなキッカケの一つとなるのですが、遅ればせながら、この件が何と私自身に関わっていたことが判明したので、年金事務所に出向き、結果、もらえる年金が若干…
最近、様々なモノの値上げが報じられていてインフレっぽくなっていますが、ついこの間まで「安すぎる日本はダメだ!!」と言っていたのが、今更ながらに「インフレ日本はダメだ!!」みたいな雰囲気に変わっていて、思わず笑ってしまいます(「今のインフレ…
FIREで言及されることの多かった米国株の調子が、最近あまり良くないということです。それによって「FIREの難易度が上がった」という方もおられますが、いやいや、「FIREの難易度なんて、もともとそんなもんだろ、これまでの見積りが低すぎただけなんじゃな…
リタイア達成者のブログを読んでいると、「自分には物欲がない。消費には興味が無い」ということが書かれていることがあります。 私の場合はどうか・・・まがりなりにも私が50歳で退職できたのは、低燃費な生活をしてきたから・・・というのは確か。でも、「…
お久しぶりです。 読者の方から状況報告を乞うメッセージが来ましたので、久しぶりに更新します。 ブログをさぼっている間も、相も変わらずリタイア生活を続けていて、今後も似たような生活を続けていくんだろうな、と感じています。 ところでリタイア生活3…
FPの山崎俊輔氏がFIREに関して著作を出されていて、関連記事がいくつかネットに出ています。私は、著作は買っていないのですが、ネット記事には目を通しています。 普通の会社員でもできる 日本版FIRE超入門 作者:山崎俊輔 ディスカヴァー・トゥエンティワ…
最近、やたらと「お金持ちは○○している」「お金持ちは○○しない」みたいな記事が多いです(特にネット)。何かもっともらしい体裁で書かれていますが、本当なのでしょうか? 大抵はアヤシイ気がするんですよね。 目次 「お金持ち」をダシにした怪しげな記事群…
早期リタイアを目指すなら、収支を見直して資金を貯めるなり投資する、というのは基本中の基本で、特に言われるのが「大口の固定費を見直す」ということ。 確かに、それが最初にやるべき事柄であるのは間違いありません。ただ、少額の支出を見過ごしてもいい…
最近、どこぞのインフルエンサーが生活保護(やホームレス)について煽ったところ、本来、彼が想定していたであろう場所以外のところで大炎上してしまって大変なことになっています。 まぁ生活保護の善し悪しはともかくとして、リタイア生活が成り立たなくな…
前々回記事、FIREがブームになると水を差してしまう天邪鬼な私にて、FIREなるもの(の一部)に私は、胡散臭さを感じ、ついつい水を差してしまうということを書きました。 でも、私は「FIRE」が一方的に悪だと思ってもいなくて、むしろ、人々はもっと積極的に…
リタイアに関してよく言われることが、リタイア1年めの住民税は高いよ~、でも2年めには大幅ダウンするよ~、ということ。 この前、2年めの住民税通知が来たので見たところ、やはりそのことは真実でした。 目次 昨年の住民税 今年の住民税 来年以降の住民…
前回、前々回に続き、7つの論点について、私の考えを書いてみます。 前々回 50retire.hateblo.jp 前回 50retire.hateblo.jp 目次 元記事 【論点6】FIRE達成後の資産の取崩とインカム収入をどう考えたらいいでしょうか? 【論点7】FIREを目指すことの問題点…
前回に続き、7つの論点について、私の考えを書いてみます。 前回 50retire.hateblo.jp 目次 元記事 【論点3】人は経済的自立の達成によって、心持ちが変わりますか? 【論点4】どのくらいの資産があれば経済的自立を達成したと言えるのでしょうか? 【論点5…
最近、山崎元氏の次の記事が公開され、いくつかのリタイアブログで言及されています。 media.rakuten-sec.net 私自身は「FIRE」を自称するつもりは毛頭ありませんが、まぁ、似たようなこと(セミリタイア)を行っているので、これらの論点について私がどう考…
最近は、セミリタイアより「FIRE」という語が幅を利かせているようで・・・。単なるRetire Early(早期リタイア)ではなく、Financial Independence (経済的独立)という概念が含まれていることが、これまでの「○○リタイア」などの語とは異なる特徴ですね。…
私がリタイアしたのは昨年の2月。その一月後から、毎月末、定期的に資産の棚卸しをして、自分の資産額・出費を把握するようにしています。 あれから1年を過ぎて、そこそこデータがたまってきたので、少し振り返ってみます。具体的な私の出費額を公開するの…
リタイア後、初の大晦日。正式な退職日は令和2年1月31日ですが、昨年のこの時期は年休消化をしていたので、ほぼ1年間、リタイア生活を送ってみたとみなすこともできます。 リタイア初年はまぁ概ね予定通りだったのかな、と。コロナ以外は・・・。 目次 今年…
リタイア後やりたかった「断捨離」にようやく着手 - 50歳で早期退職し、セミリタイア! 基本的には、スモールな生活をしている私ですが、リタイア一年目である今年は、結構、大口(数万円レベル)の買い物を多くしたな、と感じています。 コロナというのも…
貯金取崩し型リタイアの資金計算方法は至って単純。 「貯蓄取崩し型セミリタイア」の資金計算・超概要 例えば、年金支給開始時を初期状態として、次の式がプラスになればよいのです。 資産初期値-(生活費-年金額)×年数 この式で算出した値の符号により、…
富裕層は資産1億円以上・・という定義が定着していて、ネット上では「億り人」と称して、尊敬を集めていますが、個人的には、どうにも「小金持ち」ぐらいにしか思えないのです。 この定義を初めて読んだときには、「えっ、たった1億円で富裕層なの?」とい…
私のリタイア資金計画の最も根幹の部分。それは、安い持ち家に住んで固定費を大幅に削減するということ。実際、リタイア用の家を2000万円(諸費用込み)出して買ったのです。 【過去の当ブログ参考記事】 リタイア後の住宅を購入した経緯 2000万は「格安」と…
今回は次の記事。 現役時代を老後の準備で終わらせてはいけない | マイナビニュース ある雑誌で、ファイナンシャルプランナーが大卒の新入社員に対し、「給料の一部は老後に備えて貯蓄する習慣をつけなさい」とアドバイスする記事が掲載されていました。 私…
老後資金orアーリー・リタイアするのにはいくら必要?みたいなネット記事は腐るほどありますが、これは人によって異なるので、ネットの煽り記事よりも、まずは自分で計算みることが大切。 【過去の当ブログ参考記事】 リタイア資金は自分で計算するのが大事 …
先日、中島らも氏の著書を引用し、江戸時代の「宵越しの金は持たねぇ」というのは、「経営者が一旦渡した金を再び吸い上げて、労働者を毎日働かせるシステム」であった、ということを述べました。 「宵越の銭は持たねぇ」とは金を吸い上げて毎日働かせるシス…
「宵越しの銭は持たねえ」なる言葉が江戸っ子のダンディズムとして知られていますが、実はこれ、支配者側に随分と都合の良い集金システム、かつ、人々を働かせるシステムであり、現代日本社会に通ずるところがあります。 今回は、故・中島らも氏のビジネス・…
お金を欲しがっている人は多く、その手段として古典的なのが「成功者になること」。すなわち、仕事や投資などで華々しい成果を挙げることです。 しかしそれは簡単なことではないので、どうすれば成功できるのか指南する書籍、セミナー、ネット記事などが、多…
リタイア後どこに住むかは人それぞれですが、金を使わずに貧乏リタイアしたいなら、都会と田舎の中間に位置する「トカイナカ」あたりが手っ取り早いのではないか、という話。 今更な気もしますが、一応書いてみます。 目次 トカイナカを「理想郷」だと言う森…
必要老後資金は2000万円。一時期話題になりました。 でも、生活スタイルは人それぞれ。浪費父さんが使うお金、堅実父さんが使うお金には雲泥の差があるのだから、一律でそんな数字が出せるわけなどないのです。 本稿では、私が聞いた実話をもとに、そのこと…