リタイアした私にも「物欲」はある
リタイア達成者のブログを読んでいると、「自分には物欲がない。消費には興味が無い」ということが書かれていることがあります。
私の場合はどうか・・・まがりなりにも私が50歳で退職できたのは、低燃費な生活をしてきたから・・・というのは確か。でも、「自分には物欲が無い」というのとは、ちょっと違うよな、と思ったりします。
目次
《東京都青梅市》
意外に物欲でモノを買っている私
これまでも当ブログで述べてきましたが、私はそこそこモノを買っています。ここ数年間で買った大物としては、例えば・・・
- 15~30万円もする自転車×3台
- 11万円もする電子ペーパータブレット
- 11万円のノートPC
- iPad数台
- iphone
- レトロフリーク(ファミコン、PCエンジン等のレトロゲームができるゲーム機)、およびソフト
- 何よりも、いま住んでいる戸建て
上記の他にもいろいろと万単位の出費はしていますし、更に、PCキーボードや、机、ニンテンドーswitchなどを新たに購入検討している有様です。
本当に物欲が無いなら、これらのモノは買わなかったはずです。自転車にしろ、PCにしろ、今あるもので済ませられるからです。
戸建てについても、購入した方がリタイア計画が円滑に立てられる、ということはありましたが、「マイ戸建てに住みたい!」という物欲が無かったら、あそこまでのエネルギーは湧いてこなかったと思います(自宅を買うことは、建売であってもエネルギーがいるものなのですよ)。
つまり、なんだかんだ言って、私には物欲がそれなりにあって、それに突き動かされてモノを買っている、という側面があることは認めなくてはいけません。
ついでに言えば、購入したモノがすべて「買って良かった!」というものだったか・・・というと、それも怪しい。どの商品もそれなりに検討して買ったつもりではあったのだけど、結果的には、買う必要が無かった・・・というものもあります。これも物欲が先行した故の失敗・・・と分析可能です。
余計なモノを持ちたくない、という気持ち
でも一方で。。。。
「余計なモノを持ちたくない」という気持ちも確かにあるのですよ。
私はいわゆるミニマリストではないし、次のように、一部のミニマリストを批判したことを書いたこともある。
それであっても、ミニマリスト的な気質が少しだけあるのか、「使わないモノ」「買い物に失敗したモノ」、そういうものが自宅に存在していることは、正直、愉快なことではないんですよね。
最近、私が大々的に部屋の整理を始めたのもそれが理由
リタイア後2年目の生活費の推移 - 50歳で早期退職し、セミリタイア!
具体的には部屋の整理。大量の古書や物品をせっせと段ボールに詰めて古物商に送るなんてことをやって、部屋から大きな本棚(幅88cm)を一つ、なくすことに成功した。
付け加えると、部屋の整理は、急に思い立ったことというより、何年も前から構想していたことにようやく着手した、という表現が正しいです。
「物欲」と「余計なモノを持ちたくない」の狭間に
このように、私の中には、「物欲」と「余計なモノを持ちたくない」という、相反する2つの気持ちがあって、その狭間で揺れ動いているのです。
物欲に動かされて色々とモノを買っているのは確かですが、「これを買っても結局使わなくて、家の肥やしになるのは嫌だな」という気持ちによって、購入の頻度が相当に抑えられているのは事実なのでしょう。
逆に、あまりにも物欲がなくて、今あるお金を有効活用しない、できない、というのも勿体ない気がする。
ついでにいえば、世の中は私が子供の頃(まだ昭和)より何十歩も進んでいます。そういう文明の恩恵に背を向けて生きるのは面白くない。
例えば、私が子供の頃、ゲームといえば、ゲームセンターにあったゲームこそが正統であり、当時最高の技術を詰め込んだものであり、燃えるような憧れを抱いていました。
しかし、今は、それよりも遥かに遥かに素晴らしいゲームが、自宅で楽しめてしまう。ゲームの種類も日本中・世界中から選びたい放題です。その環境を構築するために数万(マニアなら数十万)の出費は必要ですが、ゲームセンターのゲーム機を買うことを考えたら、全く夢のような話なのですよ。
ということで、「物欲」と「余計なモノを持ちたくない」の狭間に揺れながら、たまに失敗はするけれど、文明の恩恵を適度に楽しみつつ、買い物をしていく、というのが私のスタイルになっています。
★初めてお越しの方へ。以下にて私のセミリタイアの概要をまとめてあります。
⇒50歳でセミリタイア達成!その概要を書きます