50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

【50歳】もっと早くリタイアできたという後悔はしているか?

 以前のセミリタイア系のブログでの定番の後悔として「もっと早くリタイアすべきだった!」というのがあります(最近は知りませんが)。その理由として、リタイア資産は案外減らないし、こんなに楽しいリタイア生活なんだし、というところでしょう。その気持ちは分かります。

 一方、私がリタイアしたのは50歳ですが、今までの資産の推移から考えるに、もう数年早くリタイアすることも不可能ではなかった、と言えます。

  リタイア年齢や目標金額の設定には悩ましい点がある

 ただ、それで後悔しているか?というと、そういうわけではないのかな。

 

 

 その理由としては、「50歳」というのはリタイア計画時に自分で決めた年齢だから、ということがあります。

 まぁ、それは自分の心の中から出てきたことではなく、会社の早期退職制度が50歳から使えるという外的要素が大きいものではありました。

 ただ一方で、セミリタイア検討時に会社の退職規程を読み込んで「50歳という年齢を人生の区切りにしよう(それまでは苦しくとも何とか乗り切ろう)」という気持ちが芽生えたのも事実なんですよ。

 私のいた会社が50歳という年齢を、早期退職として定年退職に準じる待遇を与えているのは、やはり功労者としての位置づけが50歳(かつ勤続25年)からなんだろうということです(実際、退職日には会社から記念品みたいなものを頂きました。一般の中途退職者ではそのような扱いは無いと思います)。

 まぁ私はそんな出世はしていないし、仕事好きでもないし、名誉的なものに興味があるわけでもありませんが、実際に50歳までやってみたら、それなりに「やりきった感」「頑張った感」を得てしまったというのも事実です。だからなのかは分かりませんが、人生に対し消火不良みたいな感じもせず、これ以上働きたいとも感じない。

 「お先に失礼します」と言うのに、50歳というのは私にとっては適齢だったのかもしれないと今は思います。

***

 もう一つ、資金的な面。

 自分の興味関心のなかに社会経済のことは含まれていないので、リタイア後に投資で多く増やすということはあまり期待できず、現役時代になるべく資産を確保しておかなくてはいけない、と思いました。そのため、ラストスパートの意味で50歳までは頑張るという選択をしました。

 当然ですが、多く働くとそれだけ給料がもらえます。40代後半にもなると、そこそこの額はもらえるし、一方で家計は筋肉質なものでありましたから、1年多く働くだけで貯蓄は百万単位で増えていきます。年金年齢65歳までの年数は縮まるからリタイア資金の必要額は減り、一方、受給額は少しですが増えます。

 更に早期退職制度により、50歳になってからリタイアすると、退職金の額が数百万違ってきます。

 もろもろ考慮すると、この最後のもうひと踏ん張りにより、リタイア後に使用可能な額として千数百万の差が生じていまです。

 際限なくお金が欲しいということでは全然ないのですが、このくらいのバッファがあると、保証されている収入の無いリタイア後においては、ものすごくメンタルに優しい

***

 つまり、人生の区切りとして最初に決めた「50歳までは仕事を頑張り、以降はスパッと辞める」ということを文字通りに達成し、その結果、経済的な安心感は増しました。その後、今に至るまで生活には満足していますから、とりたてて後悔する要素は無い、といったところです。むしろ、自分にしては出来過ぎな感じさえしているのです。

 

↓ランキングに参加しています。この記事が気に入ったら、次のバナーまたはリンクのクリックをお願いします

 にほんブログ村

 

★初めてお越しの方へ。以下にて私のセミリタイアの概要をまとめてあります。
 ⇒50歳でセミリタイア達成!その概要を書きます  

PVアクセスランキング にほんブログ村