50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

50歳リタイアは若年リタイアとは異なる発想

 リタイア年齢が50歳前後のケースに対し、「早めの定年退職。リタイアする意味ってあるの?」みたいな若年リタイア者のコメントを読んだことがあります。

 確かに一理あるのですが、一方で、50歳リタイア者と若年リタイア者とでは、発想が異なる点があるんだと思います。

目次

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 《東京都武蔵村山市:鉄道廃線跡を利用した自転車道》

早期リタイア年齢のボリュームゾーンは、多分、アラフィフ

 50歳というリタイア年齢、早期リタイア界では遅めかもしれませんが、世間一般では、65や70くらいまで(嫌々ながらも)仕事する気マンマンの人が大多数ですから、それに比べれば早い年齢であります。

 ブログや動画など特定の個人によって運営されている場所だと、確かに先鋭的な意見が目立つのですが、多くの人が書き込む掲示板で、早期リタイアや定年延長等が話題になると、「自分は、お金を貯めて5x歳でリタイアした・するつもり」的な書き込みをよく見かけ、その年齢でさえ羨ましがられる、あるいは嫉妬のレスがつくのです。

  【過去の当ブログ参考記事】 恐い……女性リタイア者へ「幸せ自慢するな!」と攻撃

 「5x歳」ではなく「4x歳」のときもありますが、「3x歳」や「2x歳」は僅少です。

 つまり、早期リタイア年齢というのは、50歳を中心にしてプラマイ5歳というあたりが、ボリュームゾーンなんじゃないかと思うんですよね。

どういう人がアラフィフ・リタイアを目指すか

 それでは、ボリュームゾーンにあたる、アラフィフでリタイアするのは、どういう方なのでしょうか?

 私の想像ですが、例えば、以下のような人々では?

  1. 巷で言われているように、70過ぎまで働くのは絶対に嫌だが、かといって、一刻でも早く辞めるために、人生のあり方を、ことごとくそちらへ寄せていくつもりはない。
  2. 40歳くらいまでは普通に仕事をやってきたが、それ以降、中年の危機にぶちあたり、リタイアを考えるようになった。
    【過去の当ブログ参考記事】 中年の危機 ~40代の悲哀を考える~

 つまり、仕事と自由を、「完全な二項対立」として捉えているのではない

 もちろん、「仕事」の割合を究極まで減らして、「自由」の割合を究極まで増やせるのなら、サイコーです(少なくとも自分は)。それが多くの若年リタイア者だと思うのですが、なかなかそこまで踏み切れない。

 また、仕事は確かに大変ではあるけれども、経験だったりお金だったり、そこで得られるものもある。

 そうしたことも考慮して、仕事と自由の折り合いをつけていくと、

  • ある程度の年齢までは仕事。そこから先は自分の生き方

みたいな風になってきます。そして「ある程度の年齢」っていつだ?ということになると、「50歳プラマイ5歳」あたりの年齢に、収斂していくのではないかと。

 悪く言えば「妥協」、良く言えば「仕事と自由のバランスをとった」。

 「もっとうまくやれば、更に早くリタイアできたかもしれんが、まぁそれでも、どうにかアラフィフでリタイアでき、70過ぎまで仕事しなくても済んで、まずまず満足している」というのが、アラフィフ・リタイア者の気持ちの最大公約数的なところではないでしょうか。

  【過去の当ブログ参考記事】 50歳でのリタイア、その特徴を書いてみよう

金銭面が見えやすい

 アラフィフ・リタイアの利点として、金銭面が見えやすい、ということがあります。何といっても「早めの定年退職」ですから、金銭面で考えることは「真の定年退職」とそう変わらない。

 というのも、リタイア目指して倹約していれば、50歳くらいにもなると、いっぱしの貯蓄額になっているだろうし、退職金や年金額も「真の定年退職」に近づいてくる。

 お子さんがおられる方は、子育ての目途がついてくる頃。住宅ローンを堅実に返済しておられる方は、完済に向けてもうひとふんばり、という頃。年金受給開始まであと15年くらいと比較的短い。

 つまり、金勘定がやりやすい

 世間では「60歳で定年になった後、65歳での年金受給までどうやって暮らせばいいんだ!」と悲鳴が上がっていますが、早期リタイアを考えて準備を進めてきた人であれば、「50歳で退職後、65歳までどうやって暮らすか」のシミュレーションは、そう難易度の高いことではない

 だから、リタイア年齢が50歳前後の方のブログを読むと、死ぬまでの最低限の生活費は既に準備済と思しき方は、全員ではないにしろ、結構多い。

 いくら儲かった、いくら損した、いくら金使った、いくら節約した、ということよりも、「リタイア生活そのものの充実」の方が大事になってくる印象ですね。

 そして、「リタイア生活そのものの充実」というのは、実は金では買えないんですよね。もし金で買えるものなのであれば、ビジネスで財を成してリタイアした人が、リタイア生活に飽きて、再びビジネスに戻ってくるなんて、あり得ないですからね。

  【過去の当ブログ参考記事】 リタイア後に襲ってくる?「取り残され感」「おいてきぼり感」

 

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