50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

50歳でのリタイア、その特徴を書いてみよう

 リタイアブログを読んでいると、その年齢層の広さに驚きます。リタイア達成年齢について、私の見た限りでは、下は20代後半、上は50代後半の方までおられます。同じ早期のリタイアであっても、どのくらい早期なのかは人それぞれのようですね。でもボリュームゾーンとしては、やはり40代になるのかな?

 私は、先の1月31日にリタイアしましたが、年齢は50歳でした。早期リタイアを名乗るブログとしては、若干年輩になると思いますが、それでも「早くリタイアできてよかったなぁ~」という満足感は持っています

 ここでは、50歳でのリタイアの特徴について、私の考えるところを書いていきます。

 

目次

 

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 《東京都福生市 田村酒造

 

リタイア後の残り時間はやや少ないが、70歳定年に比べれば・・・

  当然ながら、辞めるのが遅れれば遅れるほど、リタイア後に得られる自由時間は減少します。50歳でのリタイアなんて、「少し早い定年みたいなもの、早期リタイアなんていえない」と書いている記事も見かけた気がします。

 まぁ、若くしてリタイアされた方から見ると、確かに我々はかなり年配。資金的に可能であるならば、あと5~10年くらいは早くリタイアするのが理想かもしれません。

 それでも、70歳定年などという用語が、まことしやかに言われている今、もし50歳前後で辞めることが出来たら、その差は20年。人生の4分の1にあたるフリーの時間が得られるわけで、決して短いものではないと思いますよ。

これまで頑張ってきたという充実感を得られ、区切りをつけられる 

  若くしてリタイアを志望・達成されている方には全然響かない話でしょうが、中高年でリタイアを志望している人は、若い時分からそう考えていたのではなく、40代くらいで壁にぶち当たり、人生観が変わった結果、リタイアを志望されるようになった方が多いとお見受けします(次の記事参照)。

 会社に縛られた苦しい生活から逃れたい、という思いがある一方、これまで頑張ってきた仕事人生を、とりたてて全否定するつもりでもない、という矛盾した思いを持っていたりします。

 そんな人にとり、50歳というのは、区切りをつけるためのおあつらえ向きの年齢です。

 年齢が大台に乗るだけでなく、多くは勤続25年を超えており、これまで充分頑張ってきたと胸を張ってもよい頃合いです。

 後述する資金面においても、節約体質の方ならそれなりの蓄えもあるはずです。

 また、先の記事にもあるように、人生における重要なイベントは概ね40代までに決着がつき、会社での先も見えています。そのような状況で、今の職場に在籍していないと出来ないことがある、やり残したことがある、自分は是非ともそのことをやり遂げたいんだ、なんてケースはそうそうないでしょう

 そこで、自ら先手を打って区切りをつけるよう立ち回ると、リタイア時に、解放感は無論のこと、自分はここまで頑張ってきたという充足感・自己肯定感をも得られるかもしれません。

 これは、上手く"引き際"を決めてやったぜ的な自己満足から来る錯覚なのかもしれませんが、人生の1/3の期間を仕事に費やしてきたのですから、それに対して正の感情を持てて終われる、というのは幸せなことです。

 一方、「何か違う」と思いながら、65歳・70歳とズルズルと行ってしまったら、かえってその種の充足感は得にくいような気がします。

50歳なら気力・体力は充分

  私が50歳になって思うのは、「40歳のときとそう変わらないな」ということ。あの頃から成長していないだけ、というのもあるかもしれませんが、気力や体力も40歳の頃に比べ、減っている気はしません。

 国際的なスポーツ選手として活躍したいとか、将棋のプロ棋士になりたいなどは無理にしても、50歳時点での気力・体力があれば、あとは時間と金次第で、大抵の楽しみは実現できると思います。

資金面で比較的再現性が高い

 50歳でリタイアする場合、20~40代のリタイアと比べ、資金面でのハードルは低いのは当たり前なので、ここでは簡単に。

 とにかく、節約体質の人なら、比較的再現性が高いリタイア計画を立てることが可能でしょう。50歳で厳しければ、例えばリタイア年齢を51歳に延期するだけでも随分違ってきます。

もらえる給料の総額

  年功序列が崩れてきたとはいえ、それでも年を重ねるごとに額が増えていくケースはまだまだ多い。節約体質で年100万単位の貯金をしてきた人は、50歳の頃には結構貯まっているはず。

投資

 投資は、使える時間が多ければ多いほど有利。つまりリタイア年齢は遅いほど有利。ただし、今回のコロナショックのようなことが発生した場合、リタイアの計画が大幅に狂うケースがあるので、過剰なリスクはとらない。リタイア時期が近づいてきたら、徐々にリスクを減らしていく。

退職金

 特に一つの会社に長く勤めている場合は有利。40代半ばから50代にかけ、定年に準ずる金額を支給する制度を設けていることもある。上手く退職勧奨に乗れると最高。ちなみに、税制面では勤続20年以降だと優遇される。

 まずは自社の退職金制度を知るところから始めよう

年金

  厚生年金の加入期間が長くなり、若くして国民年金の人よりも、将来の受給金額が増える。以前の受給資格であった加入25年くらいが一つの目安

必要資金の少なさ

 これまでは収入のことだけを書いてきましたが、支出面のことも少し。

 すなわち、20~40代でのリタイアに比べ、50歳でのリタイアは、リタイア後の総支出が少なくなるので、リタイアに向け準備すべき必要資金も少なくて済みます。このことの効果は非常に大きいものがあります。

 

 本稿は以上ですが、「50歳でのセミリタイア」という選択肢、参考にして頂けたら、と思います。

 

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