50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

10万円は受け取るべし

 これまで現金給付の話題は敢えて避けてきました。TVのワイドショーはじめ、あまりにもあちこちで言われ過ぎていてウンザリしていたので。

 そして最近、一律10万円という形に決まり、これでようやく議論が収まったと思ったら、今度は、この10万円を辞退するかどうかで、再び盛り上がっている。

 最早、この話をしている人全員が馬鹿に見えてしょうがないのですが、馬鹿ついでに、私も馬鹿になってみます。

目次

 

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 《東京都青梅市》

 

10万円受け取る受け取らないの動き

 10万円を受け取る・受け取らない、或いはそれに類似した話について、いくつか報道を拾ってみますと、

 

 この手の話を見て、私が思うのは、

 「一律って決まったんだから、いつまでも不毛な議論してねぇで、とっとと10万円を配れよ!」

ということです。

 ただこれで話が終わってはブログ記事になりませんので、もう少し書いてみます。

 政府のホンネでは、一律10万円なんてやりたくないのでしょう。特に麻生氏の「手を挙げていただいた方に給付する」というセリフが叩かれていましたが本心でしょう。

 だから、彼らは「10万円を辞退した」というアピールを行うことで、これに続く国民が大量に現れることを期待し、国庫の負担を減らそうとしたのかもしれません。

 しかし、「給付金はしっかりと受け取った上で、然るべき所で使うなり、寄付すべき」という意見もあり、今のところ、そちらが優勢っぽいです。

 大体、「本当に金銭的に困っている人しか申請してはダメ」という風潮が出来てしまうと、受け取れない人が多数出てしまうわけで、10万円が欲しかった多数の人から反発を食らうのは必至でした。

 

 あと、最後の記事に、

 Q 暴力団の構成員なども給付対象になるのか

 A 総務省は現状の仕組みでは排除できないとしており、今後の検討課題だ。

 とあります。

 暴力団に金が渡るのは問題ではあるのでしょうが、平時ならともかく、この緊急時には、この問題よりも、更にプライオリティの高い業務があるでしょうから、そちらに集中して頂きたいと思います。

10万円給付は、暗い世の中、数少ない明るい話題

 色々意見はあるのでしょうが、私は「生活に困っていようがいまいが、10万円は受け取るべき」と考えます。それは、前項に述べた通り、「一律と決まったなら全員受給すべき」というのもあるのですが、それだけだと消極的過ぎるので、もう少し別の理由を書いてみます。

  とにかく、ここ何ヶ月かはコロナ一色で暗い話題ばかりです。来年のオリンピック開催も悲観論が渦巻いている。金銭面では困ってはいなくとも、不自由な生活を強いられている。みんな不安なんです。

 そんな世の中で、10万円給付は、数少ない「国民的な明るい話題」です。

 金銭的に困っている人に対して現金を渡そうということが主目的だとしても、不安がる国民に元気を与えよう、という効果も無視してはいけないのではないでしょうか。

 それなのに、この政策を決めた政府自身が、この数少ない「国民的な明るい話題」に水を差すようなことをしている。広島県知事は、県職員の10万円を「寄付」させて財源に充てようとしていた(撤回したが)。

 これでは、せっかくの10万円給付も効果半減。

 いつぞやの定額給付金はショボイ額でしたが、それでも閣僚が自身で受け取って、「こんな風に楽しくお金を使いましたよ」的な演出をしていた。今回もそれでいいじゃないですか。

 財政が厳しいのは理解するし、私も30万円案に同情的でした。しかし、「一律に配る」と決めた以上は、変に出し惜しみをするのではなく、この政策の効果が最大限に生かされるよう、頭を切り替えて頂きたいものです。

10万円を辞退した場合、その10万円はどうなるのか?

 もう一つ。10万円を辞退したとして、その10万円は国が有効に使ってくれるのでしょうか。

 例えば、桜問題。私は、あそこまで国会で延々とすべき話ではないと思っていますが、それはそれとして、あれは無駄な税金の使われ方であったと評価されています。

 例えば、マスク2枚。私は、あそこまでボロクソに言われなくてはいけない政策なのかよく分からないのですが、それはそれとして、何百億という税金はそこに投入すべきではなかった、という意見が圧倒的です。

 あなたが10万円を辞退したとして、政府はその10万円を納得いく形で使ってくれるのでしょうか

 政府を信用している方は辞退してもよいでしょう。政府を信用していない方は、10万円をしっかり受け取って、あなたが納得いくように使った方がよいと思います。

 生活費や事業費に補填してもよい。10万円いらないのであれば、例えば、伊達直人になって、保育園に全額寄付をする、というのもアリでしょう。そのように国民間でお金を動かすことが必要なのでしょうから。

 ちなみに、私は10万円を受け取って、青梅を含む西多摩地方で食事を楽しみたいと思っています。

リタイア者がいざという時に頼りにするのは公務員

 再掲になりますが、次の記事。

 例のごとく、公務員叩きの一環として、広島県知事の意見に賛成する人が一部にいます。ただ、この広島県知事が考えていたような手法は、非常に危険なものを含んでいます。まぁこのことは私が言わなくても、結構指摘されているので、ここではこれ以上述べないことにします。

 当ブログで私が言いたいのは、会社という頼るべき組織を持たない多くのリタイア者にとって、頼れる組織は行政だけ、つまり公務員だけ、ということです。

 病気や災害に遭ったり、お金が尽きてしまったり、再就職が必要になってしまったりといった緊急事態のときは勿論、普段の生活においても、結局は公務員に相談したり、対応してもらったりする部分が大きい、特に他に頼るもののないリタイア者は、です。

 だとすると、少額の税金しか払っていないリタイア者が、変に公務員を敵視して、例えば税金泥棒みたいに言うのは、天に唾するようなもの、結局は自分自身に返ってくるのではないでしょうか。

 

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