50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

人生計画にFIREを組み入れる

 前々回記事、FIREがブームになると水を差してしまう天邪鬼な私にて、FIREなるもの(の一部)に私は、胡散臭さを感じ、ついつい水を差してしまうということを書きました。

 でも、私は「FIRE」が一方的に悪だと思ってもいなくて、むしろ、人々はもっと積極的に試みてよい人生計画に組み入れろ!とさえ思う部分があります。

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 《東京都青梅市》

 

 前々回の記事より

 まぁ、これらの水差し系記事のターゲットは決まっています。「好きなことで生きていく」とか「リタイアで自分の時間を取り戻す」とか、何の免疫も無い状態でそういうセリフに感化されてしまった結果、超若年・極少額で、(傍目には無謀に映る)リタイアをしようとするパターンに対してです。

 このような形でリタイアすると、そのときは良くても、長い目で見ると無理のあるスタイルだから、普通の能力・運しか持っていない方は、「○百万円でFIREできます!」みたいな話が、本当に自分に適用可能なことなのか、慎重に考えた方がいいよ、ということ。もちろん、「これをすればあっという間に資産が倍増してFIREできます!」みたいな怪しげな広告に引っかからないようにしなくてはいけない。

 でも、一方で、人々は、無理の無い範囲で、FIREを人生計画に組み入れていけばいいとも思っています。

 最近は、80歳くらいは普通に生きる可能性が高いですから、「それまで食いつないでいくための明確なプラン」と、「そのプランを長期にわたって継続的に実行し、また、ある程度の変化に対応できるだけの資産・フローの裏付け」を得ることが、FI(経済的独立)だと考えると、結構、敷居が高いように思えます。 

 

 でも、私は50歳で、財政的基盤を固めた上でリタイアしたと思っていますが、個人的な実感ベースでいえばそれがメチャクチャ困難なことだとは感じなかった。もう少しリタイアが早くでも大丈夫だったと思っている。

 もちろん、私には恵まれていた点もそうでない点もあるので、全ての人が可能というつもりは無いのだけど、若い頃からFIを意識して準備を進められる人なら、アラフィフまでに安全度の高いリタイアができるだけの財政的基盤を作る、というのはそんなに再現性の低い話ではないと思う。

 まぁリタイア年齢がアラフィフでは不満な人も多いでしょうから、そういう場合は、例えばアラフィフ辺りを基点にして、副業や投資に精を出したり、収支計画を甘く見積もったりして、どこまでリタイア年齢を早めることができるか、折り合える点を色々と模索すればよいと思います。

 ただ一般に、REの年齢を早めれば早めるほど、難易度は飛躍的に上がっていく、という風に考えておいた方が無難です。

 例えば、リタイア年齢を50歳から45歳に早める場合の難易度の上昇幅をαとすると、50歳から40歳に早める場合の上昇幅は2αではなく3α、50歳から35歳に早める場合の上昇幅は3αではなく6αみたいなイメージ。

 こう書くと、絶望的な感じになりますが、逆に言えば、30歳の頃は遥か彼方のように思えた早期リタイアが、例えば40歳になる頃には、結構近くに来ていたりするということでもあります。

 つまり、投資(金融投資、自己投資)と同じく、ある程度は長期目線に立ったほうが、最終的に上手くいく、、、というのが、私の考えるところです。これは、「リタイアするまでが長期」というよりも、「人生を長期目線で眺めて、どこでリタイアするのが最適なのか、焦らず考えていく」というようなイメージです。

 

 会社というところは、辛くて不合理な場所ですが、福利厚生という点では圧倒的に勝っています。安定収入があるからこそ、副業や投資のリスクが取れる、という側面もあります。

 会社に全てを捧げるのではなく、ひたすら身を引いてしまうのでもなく、こちらも会社を利用してやる!くらいの気持ちでいくのが、まずは良いと思う。

 そして、まだ財政的基盤が脆弱な段階で、仕事がツライという場合。先の見えている人なら、そのままあと数年程度耐えれば、リタイアへの展望はもっとクリアになってくるでしょうし、まだまだ先の長い方は、リタイアよりも、まずは部署異動や転職を考えた方がよいのではないでしょうか、実際問題。

 ああぁ、あまりにも月並みな話ですね。。。しかも、セミリタイア村で。。。「それが嫌だから早くリタイアするんだろ」という声が聞こえてきそうです。まぁ、ごもっとも。

 私だって、仕事がツライということを実体験として理解しているつもり。

  【過去の当ブログ参考記事】 リタイア後初めて仕事の夢。こんな悪夢を見るほどにトラウマが大きい

 だから「リタイア後は、金銭的な理由で賃金労働に戻ることは絶対にしたくない!」と思っていました。

 

★初めてお越しの方へ。以下にて私のセミリタイアの概要をまとめてあります。
 ⇒50歳でセミリタイア達成!その概要を書きます