50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

リタイア後に使わなくなったモノ・・・ワイヤレスイヤホン

 現役時代は毎日使っていたものであっても、リタイアして、全く使わなくなってしまたモノがあります。それは、生活スタイルがリタイアを境に全く違うものに変貌してしまったからなのです。

 

目次

《東京都青梅市

リタイアして使わなくなったモノ、それは・・・

 ワイヤレスイヤホンです。

 会社に勤めていたときは、電車に乗るときには音楽を聴いていたことが多く、イヤホンが欠かせませんでした。その際、電車の中で、有線だと、どうしても線が邪魔くさいので(特に立っているとき)、無線イヤホンを選んでいました。

 ただ、AirPodsのような完全ワイヤレスだと、耳から零れ落ちそうで怖いので、左右は線でつながっていて、首かけできるタイプを選んでいました。例えば、次のようなものです。

 これは、私が使っていた商品そのものではありませんが、こういうタイプの商品を選択していた、ということです。

 ところが、リタイア後、電車に乗る機会が激減してしまいました。当然、それに連動してイヤホンを使う機会も激減するわけですが、皆無というわけではなく、電車に乗ったときは音楽を聴きたい、という欲求は依然としてありました

 しかし、無線イヤホンというものは、私のような生活スタイルをとっている者にとっては、なんとも相性が悪い。というのも、必要なときに充電ができているとは限らないからなのです。

 結局、無線イヤホンは使い物にならないと判断し、先日、改めて有線イヤホンを買いました。私が使っているiphoneには、イヤホンジャックはありません。通常の有線イヤホンを使おうとすると変換端子が必要になり、それは美しくない感じがしたので、lightning端子専用のイヤホンを買いました。

 アマゾンのレビューではボロクソ書かれていますが、個人的には満足しています。ただ有線だと、やはり線が煩わしいですね。

ワイヤレスで面倒なのは「充電」ではなく、「充電管理」である

 こう書くと、「何でイヤホンを充電するのが面倒なの? 線がある方が面倒だろ? スマホだって毎日充電しているのに」という疑問を持たれると思います。

アホ「ワイヤレスイヤホンは充電めんどくさい!」 俺正論「ケーブルが絡まるほうが面倒じゃない?」 [166962459]

スマホ使ってる時点で充電めんどいとか言ってる奴はアホ

  これに対し、私は「面倒なのは"充電"ではなく、"充電管理"である」ということを言いたい。

 イヤホンの使用頻度の高い方々は、充電管理という面ではむしろ楽なのです。帰宅後、かばんからスマホとイヤホンを取り出して充電する、というルーティンが出来上がっているからです。

 しかし私のようにイヤホンを使う機会が不定期、という場合が面倒なのです。

 「そういえば明日、電車に乗る予定があるから今日のうちに充電しておこう」なんてことを、所要の前日にいちいち思いだした上で充電を行い、当日の朝、普段持ち歩かない充電済のイヤホンをかばんにしまうなんてことを、都度やらなくてはならない。

 充電そのこと自体は大した作業ではありません。ただ、「電車に乗る前日にイヤホンの充電をする」ことを忘れずに実行するのは、なかなか難しいことです。たまにしか使わないイヤホンのことを、常時、心の片隅に置いておく必要があるからです。

 一般化して言うと、ルーティンに無い作業が不定期に発生する、というのは管理上のネックになる、ということです。

 一方、有線イヤホンは、ケーブルが煩わしいのは確かだけど、カバンにしまいっぱなしで管理不要という利便性があり、ワイヤレスの到底及ぶところではありません。

 なお、こんな私でもスマホの充電を面倒に感じないのは、スマホは家でも外でも毎日使用していて、充電を毎日行うことがルーティン化しているからです。

 ということで、非常にピンポイントなアドバイスになってしまいますが、近いうちにリタイアや自営業へ転身する予定のある方で、これからワイヤレスイヤホンを購入しようという方は、再検討されることをお勧めいたします。

「有線イヤホンを使う人は厄介」論争

 私がイヤホンを有線に変えた直後に、次のような論争が起きて、ちょっと笑いました。

「有線イヤホンを使う人は厄介」ツイートで大論争!有線ユーザーの言い分(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース

「これ完全な偏見だけど有線イヤホンは今や厄介な人を見分ける踏み絵になりつつある気がしてて、やたら新しい物を嫌うか、ITリテラシーが超低いか、音質に拘りが強すぎるか、わずかな音ずれを許せないゲーマーか、利便性より安さを極端に優先する人のどれかで、どれに該当しても癖が強めで身構えてしまう」(@gadgetKaeru)
 リツイートのうち約7000件が引用リツイート。つまり、このツイートに関して何か一言自分も言いたいと思った人が多いのだろう。140文字で、これほど人の気持ちをひきつけ議論を生む、というのはすごいことだ。

  私は、元のツイート主のyoutube動画をたまに拝見していて、結構面白く感じているのですが、この件に関するツイートや動画は、不愉快になると思うので、敢えて見ていません。

 まぁ、私が思うに、無線イヤホンが有線イヤホンの上位互換であるならば、とっくに有線イヤホンはガラケーのような瀕死状態にあってもよさそうなものですが、実際はそうはなっていない

 先日、上記のイヤホンを買ったのはビックカメラ立川店でした。陳列は、単価が高く最先端感があり、なおかつオシャレでカラフルな無線イヤホンの売り場が華やかでしたが(特にAirPodsの亜流タイプ)、実はその裏手には、大量の有線イヤホンが所狭しと並んでいたりもしました。

 次の調査によると、無線の利用者が増えてきてはいるものの、まだまだ有線の方が多数派のようです。

 完全ワイヤレスイヤホンの利用率は12.7%、マイボイスコムが調査 - iPhone Mania

 

 投資する人が貯金オンリーの人にマウントをとり、キャッシュレスの人が現金派にマウントをとり、車を持たない都心居住者が、車移動の郊外or田舎居住者にマウントをとり、賃貸居住者が持ち家に固執している人にマウントをとり、リタイア者FIRE者が「社畜」にマウントをとる。

 大体、ネット上の主流派、華やかに見える方、声の大きい方が、そうでない方に対し、優越的な地位を誇示するというパターンです。その内容は必ずしも世間一般の価値観と一致するとは限らないのですが。

 そのようなマウントとりが、とうとうイヤホンの有線・無線にまで拡大してきたのかと、胸アツな展開ですな。

 そう、この論争の本質は、有線イヤホンの是非などではではなく、マウンティングなのであります。

 

★初めてお越しの方へ。以下にて私のセミリタイアの概要をまとめてあります。
 ⇒50歳でセミリタイア達成!その概要を書きます