50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

リタイア後の予備資金はコミコミ1000万円で計算している

 貯金取崩し型リタイアの資金計算方法は至って単純。

「貯蓄取崩し型セミリタイア」の資金計算・超概要

 例えば、年金支給開始時を初期状態として、次の式がプラスになればよいのです。

  資産初期値-(生活費-年金額)×年数

 この式で算出した値の符号により、次のように場合分けします。

  • マイナスの場合、リタイア資金不足。値が大きいほど不足額多し。
  • ゼロの場合の場合、ギリギリでリタイア可能。予備資金は全く無し。
  • プラスの場合、その値がすなわち予備資金となる

 「効率の良さ」という側面からは、予備資金ゼロが最適だけど、想定より一年でも長生きしたら、何か想定外の大口出費があったらアウト、という危うさがあります。

 多ければ多いほど安心なんだけど、発生確率が極めて小さなリスクのために、多額の資金を塩漬けにするというのもよろしくない。リタイアは遅れるし、大金を残して死ぬ確率が非常に大きくなる。

 考えどころですが、私の場合は予備資金を1000万円と設定し、基本的には手をつけないお金としています。

目次

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 《東京都奥多摩町》

人生の諸リスクへの対応資金を1000万とする

 人生において、リスクと言われていることは沢山あります。

 例えば・・・

  • 想定よりも長生きする(私の想定:90歳)
  • 年金が想定ほどもらえない
  • 大病・大怪我・介護
  • インフレ
  • 自然災害
  • 想定外の自宅修繕、建て直し(私が想定している修繕は1回)
  • 人に怪我を負わせる

 私の場合、予備資金としてコミコミで1000万を用意し、上記のリスクのうち、「一つか二つくらい発現しても」「ある程度は」対応可能なようにしておく、という発想です。

このような考え方をする理由

 このような考え方をする理由は次の2つ。

  1. 諸々のリスクにおける損失額を個別に算出し全て合計すると莫大な金額になり、準備するのに現実的でない。
  2. リスクが「パワー全開」で複数発現する可能性は極めて小さい。

 例えば、110歳まで生き、年金は現在のねんきんネット表示の1/3、インフレ毎年5%、事故を起こして高額の賠償金、大震災も1回発生・・・・といった、激動の人生を想定し、それらの合計金額を準備する・・・という発想では、1000万や2000万では到底足りなくなります

 しかし、それぞれのリスクの発現確率は、まぁ小さい。発現したとしてもパワー全開とは限らない。

 例えば、自分が生きている間に関東地方で大震災が起きたとしても、震源が自宅直下付近で大損害を被る・・・というのは、更に小さな確率。震源が自宅から離れていれば「パワー全開」というほどの被害にはならない(はず)。

 そのような「パワー全開のリスク」が発生するが、更に複数重なる、というのは、割り切ってゼロと考えてしまう。

 つまり「そこそこパワーあるリスクが1つだけ発現する」「パワー抑え気味のリスクが2つ発現する」といったことを想定し、その場合いくらあればよいか?ということを考えています。個人的な感覚ですが、予備資金として1000万円あれば大抵のことは乗り切れるのではないかな?

 極端に確率が低い事象を恐れて先に進むことができなくなるよりも、コミコミで、例えば1000万円を最初から計上してしまうのが実際的だし、精神的にも健全でいられるのではないかと思うわけです。

90歳のときに1000万残るような計画を立てている

 私は、90歳まで生きることを想定しています。そして、予備資金はこれまで述べた通り、1000万。

 つまり、90歳時点で1000万残すためには、年間いくらまで使えるか・・・というのが、私のリタイア資金計算の根本思想なのです。そのため、90歳より長生きしてしまった場合は、この1000万を取り崩して生活することになります。

 また、実際に「90歳時点で1000万残すために使える年間生活費」を計算してみると、私の生活形態はスモールであるため、現実の生活費より多めに算出されるのです。この意味では黒字なのです。

 この黒字は、予備資金1000万円とは別の形でのリスク対策になっています。

 【過去の当ブログ参考記事】

 詳しくはこの2つの投稿を読んで頂ければ、と思いますが、要するに、「年金の減少」と「インフレ」といったリスクが発現しても、黒字分がバッファとなって、ただちに「90歳時点で1000万残すために使える年間生活費」を超えるということにはならないのです。

予備資金の額

 以上、私は予備資金として1000万を見込む、ということを述べてきましたが、もちろん、これは絶対ではなく、人によっては300万とか500万でもいいのではないか、と思います。

 というのも、90歳の時点で1000万・・・ということは、例えば、75歳や80歳でリスクが発現したとすると、その時点ではもっと多くのお金があって、それらをリスク対応に使えるわけです。

 リスク発現後は、残った費用+年金だけで済むよう、生活を引き締めることにすれば、90歳の時点で1000万もいらないような気がするのです

 一方、もし、私の考えていたリスクが一つも発現せず、1000万円が丸々残ったら。。。。葬儀代を差し引いた額を、相続した人に差し上げるつもりです(笑)。後始末した人への迷惑料として、1000万あればそこそこではないでしょうか。

 

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