50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

リタイア決意後,実現までの辛い日々を乗り切る方法

 私は44歳6ヶ月でリタイアを決意し50歳で実現。この間、ひたすらリタイアを待つ心境というのはなかなかツラいものです。この5年半もの間、私がどのように乗り切ったか、(ほとんど皆様の役には立たないでしょうが)書いてみたいと思います。

目次

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 《東京都日の出町:日の出山頂》

ツライ理由

 リタイアを思い立った日のことは次の投稿にまとめてあります。

 この後、1年間ぐらいは、何歳でリタイアするか、資金計画はどうするか、リタイア後はどこに住むか、などの課題を追求することになります。まだリタイアしていないとはいえ、旅行の計画を立てているみたいで、これはこれで楽しい作業でした。

 しかし問題はその後。

 課題は概ね解決。会社の早期退職制度が50歳からであり、これを使えば、かなり安全なリタイアが実現できそうだし、リタイア後に住むための家もバッチリ購入した。

 あとは50歳になるのを待つばかり・・・でもまだ45歳・・・。

 それまでは「どのようにリタイアを実現するのか」で頭が一杯だったので、労働のツラさが和らいできていた側面がありました。

 でも、リタイア計画の大枠が固まって以降は、ひたすら働いてリタイア資金を貯めるだけの日々となりました。変にリタイアを意識してしまっているため、リタイア後に待っているであろう憧れの生活と比較してしまって、かえってツライものがあったのです。これを5年も続けるなんて・・・。

資金計画の再計算

 このツラさを緩和するため、時折やっていたのが「資金計画のやり直し」です。

 勿論、当初練っていた計画が誤っているとは全く思っていませんでしたが、例えば、

  • リタイア年齢
  • 毎年の出費額
  • バイト収入
  • 年金開始年齢の繰下げ
  • どこまでリスクを織り込むか

等の条件を変えることで、様々なリタイア計画のバリエーションを作り出すことができます。

 特にはまっていたのが、リタイア年齢の前倒しですね。当初計画では50歳でしたが、49歳、48歳、47歳・・・でリタイアしたらどうなるか、ということも計算してみるわけですよ。

 でも前倒しすればするほど、当たり前ですがリタイア資金はどんどん厳しくなっていきます。何しろ、私のように給料の大部分を貯金に回していた人間にとって、リタイアの1年前倒しは、そのまま数ヵ年分の生活費の減少を意味するのです。

 それでも、少なくとも、48歳4ヶ月ならギリギリ完全リタイア可能という結論を得ていました。この段階でリタイアする選択もあったでしょう。

 ただこの条件だと、趣味や楽しみのために使えるお金が少ない。結局、48歳5ヶ月め以降、50歳まで、ボーナスステージだと思って働くことにしたのですけどね。

リタイアまでのカウントダウン

カウントダウン対象日の定義

 50歳でリタイアする!と決めると、自然と頭の中で、その日に向けたカウントダウンが始まります。

 とは言っても、そんなに前から正式な退職日が決まっている訳ではないので、とりあえず、満50歳の誕生日である2019年12月x日をカウントダウン対象日に設定しました。

 もっとも、正式な退職日は12月末とするつもりでした。でも、有給消化を考慮すると、50歳の誕生日には既に出社しておらず、事実上のリタイアは達成している公算が高そうだと。まぁ現実には次のようになったのですが。

何月に退職する? 私のケースをお話します

退職日を1ヶ月だけ後ろ倒しして令和2年1月末としました。

 ただフル出社するのはツラかったので、11月中旬から週2回程度の出社として、年休消化も少しずつ行うようにしました。

月単位のカウントダウン

 それはともかく、カウントダウン対象日としては2019年12月x日を設定し、当初は、毎月x日にカウントが1つ減る、という方式をとっていました。すなわち月単位のカウントダウンです。

 例えば、2016年6月x日には、46歳6ヶ月になっており「あと3年6ヶ月」、その1ヶ月後の2016年7月x日には、46歳7ヶ月ですから「あと3年5ヶ月」という風に。 

 特に、毎年12月x日は誕生日ですから、「あとジャスト○年」というタイミングであり、大きな区切りです。例えば、これまで「あと3年○ヶ月」だったのが、翌月から「あと2年○ヶ月」になるのですから、大きな励みになっていました。

日単位のカウントダウン

 しかしリタイア日が近づくにつれ、月単位のカウントダウンでは物足りなくなってきます。そこで導入したのが日単位のカウントダウンです。

 これにはアプリを用いました。

 まず次のもの。

あとマル かうんとだうん

あとマル かうんとだうん

  • tadashi atoji
  • ユーティリティ
  • 無料

 これは単純に、対象日まで「あと○日」と数えるもの。私の場合、2019年12月x日を対象日に設定。初めてこのアプリを使用した時点で「あと540日」ぐらいだったと思います。

 そして「あと500日」「あと400日」「あと365日」「あと350日」「あと300日」といった区切りの日を迎えることで励みにしていました。

 その後、もう一つ別のアプリを追加。

退職カレンダー

退職カレンダー

  • Koki Jimbo
  • ライフスタイル
  • 無料

 このアプリは、土日やお盆休み、その他出社しない日を、あらかじめカウントダウンの日数から除き、実働日数のみをカウントダウンするというスグレモノ。

 だから、先のアプリでは「あと350日」などとなっていても、このアプリだと「あと200日」ぐらいに小さく表示されます。

 また、カウントダウンは自動ではなく手動で行います。その日の業務から解放され、駅で電車を待っているとき、このアプリを立ち上げ、自らカウントダウンの数字を減らすとき、

 「あぁ、あと200日働けばいいんだな」

などと感じるのがオツでしたね。

おわりに

 資金計画の再計算にしろ、カウントダウンにしろ、どれも気休めレベルのもので、精神的に辛い状況というのは、変わりません。特にカウントダウンは、それによって気が紛れていた部分もあったけど、カウントダウンするから余計に辛いという要素もあったと思います。

 リタイアブログを読んでいると、たまに10年単位のリタイア計画を立てている人がいますが、本当に大変だと思います。「リタイアを前倒しした」というケースも、このような辛さによるところが多分にあるのかもしれません。

 「リタイアを意識し過ぎない」というのも、リタイア達成のために大事なことではないでしょうか。

 

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