リタイア状態にある私の住処は、東京都・青梅市の一戸建て。持ち家です。この家を購入したのは最近のことではなく、リタイアの検討を始めた5年ほど前にさかのぼります。
今回は、私がリタイア用住宅を探しはじめてから、今日に至るまでの経緯について、簡単に記します。
なお、本記事の内容は、旧ブログで書いたものを加筆・修正して、再アップするものです。
目次
- もともと賃貸住まいだが、持ち家には興味あった
- リタイア検討中、住居の購入に対して気持ちが盛り上がる
- 住宅の購入額は2000万円とした
- ライフスタイルの想定
- 青梅に建売住宅を買う
- 二拠点生活
- 47歳で正式に引越し
- そしてリタイアを達成!
《東京都青梅市》
もともと賃貸住まいだが、持ち家には興味あった
私は、今の家を購入するまで「持ち家」というものに住んだことはなく、生まれてこの方、賃貸住まいで通してきました。
では「賃貸派だったのか?」というと、それは違います。リタイアの検討を始めるずっと前から、持ち家には何となく興味があり、「いつか買うかもしれないな」と漠然と思っていて、ヤフー不動産で中古マンションを検索していたりしました。
リタイア検討中、住居の購入に対して気持ちが盛り上がる
住宅については、上記のスタンスでしたが、40代半ばに転機が訪れます。
「50歳でリタイアする」ことを決意したのです。
この段階では、既に結婚はしているし、転勤も終えて関東に戻ってきている。更に「50歳でリタイアする」とあれば、第二の人生に向け、家の購入に対して気持ちが盛り上がってくるのは必然でした。
住宅の購入額は2000万円とした
多くのリタイア計画者がそうだと思うのですが、私も御多分に漏れず、excelで資産推移表を作成し、収入や支出の計算を必死に行っていました。
資産推移表には多くのパラメータが登場しますが、そのなかでも一際重要だと思ったのが住居費です。何しろ、選んだ物件により数千万円の違いが出てくるため、リタイア資金、ひいてはリタイア可能時期に大きな影響を及ぼすことになるのです。
私は考えました。
「リタイアするんだからそんなに住居にお金をかけられないしなー。2000万円くらいでさくっと家を買って、あとは他の資金に回したいなー」
実はこの2000万円という数字、それ程根拠のあるものではありません。
出来るだけ住居費は安く抑えたいが、あまり低クラスなのもどうかと思い、「こんな感じかな~」と、資産推移表にフィーリングで書き入れた、というのが実態です。
ただ、次項で述べる通りのライフスタイルなら、5000万も6000万もかかるものではない、ということは分かっていました。
ライフスタイルの想定
「住」は生活の基本です。住む場所によって、その人・家族のライフスタイルが決定づけられてしまう、と言っても、そう見当違いだとは言えないでしょう。
私はもともと都心部の繁華街にはあまり興味の無い人間です。妻も都心部のゴミゴミしたのは嫌いなようです。
それであれば、自然豊かなところに引っ込んでのんびりしたい。でもあまり田舎過ぎて、毎日の買い物に事欠いたり、必要な時に都心部に出るのが大変だったり、というとそれはそれで困ります。
その辺り、上手く折り合いをつけられる場所…。
青梅に建売住宅を買う
ということで、東京都青梅市に安い新築建売一戸建てを一括で購入しました(そのため一時的にガクッと資産が減りました)。リタイアを決意してから僅か3ヶ月後くらいでしょうか。まだ45歳にもなっていない時期です。
はたから見るとかなり拙速のように見えるでしょうが、私は、「リタイア後のベースキャンプができた。これで一安心だ」と一人満足感に浸っていました。
実際この辺りなら、自然は豊かだけど、そこまで生活に不便、という訳でもなく。
必要なときには、東京都心へ鈍行電車で座って行けます(毎日通勤する人はちょっとツライかもしれないけど)。
二拠点生活
住宅は買ったものの、それまで住んでいた社宅を直ちに引き払う、ということはしませんでした。もともと私は職場が多摩地区でしたので青梅からの通勤は十分可能でしたが、妻の通勤を考慮すると、いきなりは引っ越せませんでした。
そこでしばらくの間は、「平日は社宅に住み、休日は青梅に泊まる」という二拠点生活を行っていました。
二拠点生活の詳細については、次の投稿を参照して下さい。
47歳で正式に引越し
二地域居住の生活は2年以上続いたでしょうか。私が47歳のとき、妻の職場が変わり、青梅からの通勤が可能になりました。そこで、社宅を引き払い、正式に青梅に引越しをしました。
この家は安物ながら、自分的にはすごく満足していたので、正式に住めることになり、本当に嬉しかったです。
とはいえ、まだこれがゴールではありませんでした。
特に、晴れた日の朝、出勤で駅に向かうときに、美しい自然を見ると、このままハイキングかサイクリングに行きたくなってしまいます。でも、そんな感情を抑えて仕事に行かなければならない、ってのが何とももどかしかったのです。
そしてリタイアを達成!
その後、数年間の辛抱が実り、ようやく先日リタイアを達成し、画龍点睛を打つことができました。いや、もう最高です!
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⇒50歳でセミリタイア達成!その概要を書きます