当ブログでは、リタイア生活はよいものだよ、楽しいものだよというスタンスが基本ですが、最近はそうではない記事も結構書いています。
例えば、リタイアの向き不向き系記事。リタイアした人の全てがバラ色の生活を送れるわけではないですからね。
あるいは、もっと進んで、警告的な内容を含んだ記事もあります。
ちょっと煽り気味の内容が含まれていますが、意外にも、この「警告系記事」はよく読まれます。
何事にもやはり二面性があります。リタイアにだって楽しい側面と厳しい側面があるわけです。
目次
《山梨県丹波山村:もうすぐ甲州市》
リタイア生活を送ってみると、結構楽しい
ここ何ヶ月か、実際にリタイア生活を送ってみて、結構楽しいと感じています。私個人に関していえば、厳しい側面というのが全く思い浮びません。
せっかく生活を楽しんでいるのに、「リタイアにはこんな悪い面がある、こんなリスクがある」などと、延々と書き連ねていったら、やはり、私自身、リタイアの楽しさが半減してしまうような気がしています。
自分がリタイア生活をして、「楽しい」と感じているのであれば、まずは、その通りに「楽しい」と書くことにこそ、個人ブログの醍醐味があるでしょう。
蔑まれがちなリタイア生活をフォローしたい
リタイアブログを多く読んでいる方には意識に上りにくくなっているかもしれませんが、病気でもないのに仕事をしていない(つまり、無職)というのは、基本的に蔑まれる対象です。
私の考える限り、その蔑まれ方には大きく2通りあります。
一つには、「仕事にも行かないでフラフラしていていやがる」という方向性。成人男性は仕事するのが当然の義務なのに、あやつはそれをしていない。すなわち、義務を果たしていないと蔑むこと。
もう一つは、「仕事をしない生活なんて、一見楽しそうに見えるけど、実際にはやることがなくなっていって、そのうち飽きそう」という方向性。つまり、リタイア生活には価値が無いと蔑むこと。
以前は、前者の「義務を果たしていない」という蔑み方が一般だったと思うのですが、ネット上では、むしろ、後者の「その生活には価値がない」という蔑み方がポピュラーになってきたのではないでしょうか。
そして特に後者のような蔑みに対して、私は「一般にはどうかは知らないけど、私は楽しくやっているよ」と、発信してフォローしたい。
それは私自身のためのフォローではなく(私自身は誰からどう思われようがどうでもいい)、「もう一つの見方を提供したい」ということです。
リタイアについては様々な側面がある
リアルの世界で発言力が強いのは、仕事が出来る人であり、そういう方の大多数は、当然、「仕事こそが尊い。リタイアなんてとんでもない」という価値観をお持ちだと思います。
また、そこまで仕事で成功していない方にとっても、早期・セミリタイアというのはあまりに突拍子もない選択。
ただ、これだけ価値観が多様化し、早期退職勧奨とか70歳定年制とか働き方改革とか言われているなかで、「定年までは働く」という選択肢だけを、後世大事に扱う理由も無いのかな、と。
だとしたら、それ以外の選択肢の一つとして、早期・セミリタイアというのがあっても全然おかしくないし、むしろあるべきなんだろうと思います。
とはいえ、リタイア生活を初めて何ヶ月も経つと、それなりの覚悟や条件が無ければ、誰もが踏み込める領域でもないかな、ということも分かってきました。金銭面ばかりが着目されがちですが、それ以上に重要なのが、精神面とか考え方の面において。
リタイア前は、自分がリタイアすることだけで精一杯だったのですが、リタイアして、当ブログを始めると、他のブログや、その他ネット上でリタイアがどう扱われているかも見るようになります。
すると、自分のリタイアが相対化されて「なぜ自分はリタイアができてノホホンと生活していけるのか」みたいなことを考えます。
あるいは、「こういう人はリタイアに向いていないんじゃないか」とか「ちょっと、それは上っ面の情報に流され過ぎではないか」などと自分なりの意見を持ってしまうことも出てきます。
そのように、「リタイアの厳しい側面」と私が感じたことの一部を、警告系記事としてまとめて、当ブログにアップしている訳です。
当ブログの読者には、「早期・セミリタイアを真面目に考えている人」が多いと思うので、楽しい側面・厳しい側面について、自分が思ったことを、今後も率直に書いていくつもりでいます。
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