50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

誰もが好きな事で生きていける訳でないという当たり前の事実

  ひろゆき氏の著書に「凡人道 役満狙いしないほうが人生うまくいく」というのがあります。

凡人道 役満狙いしないほうが人生うまくいく

凡人道 役満狙いしないほうが人生うまくいく

  • 作者:ひろゆき
  • 発売日: 2019/09/12
  • メディア: 単行本
 

 私自身がこの著書を読んだわけではないのですが、ネット上の書評や試し読みなどを参考にする限り、私が思っていることに結構近いことが取り上げられているようなので、これ(書評や試し読み)を参考に何か書いてみます。

目次

f:id:retire50:20200910083620j:plain
 《東京都青梅市:御岳渓谷》

この本の概要(と思われるもの)

 この本の目次をネットで見つけたので、以下に貼りつけます。

はじめに 20××年、ニッポンの詰んだ未来予想図

第1章 AIに怯える前に僕らがすべきこと

第2章 インフルエンサーに搾取されるバカになるな

第3章 社会を変えるより自分を変えよう

第4章 「お金」と「幸せ」は比例しない

第5章 凡人サバイバル術で大人も子どもも成長できる

おわりに 20××年、ニッポンのアカルイ未来予想図

  Amazonの商品紹介ページから。

凡人道 役満狙いしないほうが人生うまくいく

凡人道 役満狙いしないほうが人生うまくいく

  • 作者:ひろゆき
  • 発売日: 2019/09/12
  • メディア: 単行本
 

(略) 

76(ナナロク)世代を代表し、ネット世界にも造詣が深い著者の思考や人生観は、ネット世界の「基本」とは少々異なります。

「投資をするよりまず貯金をしろ」

「好きなことを仕事にしたら生きていけない」

など、従来の「ネットリテラシーがあって閉塞感を感じている人」が期待することを考えています。

インフルエンサーの言うことを実践しても生きづらさは変わらない

(略)

【著者より】
最近はこういうまともな価値観をメディアが取り上げなくなりました。
出版業界も斜陽産業になってきたので、どうしてもエッジの利いたタイトルの本しか並ばなくなりますよね。
「好きなことして生きていく」とか「学歴はいらない」とかそういう趣旨の過激なものが多い気がします。
その結果、みんなが「ビジネスとして情報を売る人たち」の主張を真に受けてしまっている。(略)

 「好きなことして生きていく」とか「学歴はいらない」みたいな、一部の成功者やインフルエンサーなどの言うことに踊らされて、「まともな価値観」を軽視する風潮がある。

 しかし、この本では、敢えてその「まともな価値観」を再評価し、平凡ながらも幸せな人生を達成しようと、そういうことのようです。

私は「まともな価値観」派

 早期リタイア・セミリタイアは、「好きなことして生きていく」のバリエーションであるため、これを目指している方・達成された方からは、ひろゆき氏の言う「まともな価値観」はウケが悪いかもしれません。

 でも、どちらかというと、私は「まともな価値観」派です。

 私も若い頃は、「好きなことをして生きていく」的なことに憧れていたことがありました。

 例えば、37歳の頃、一回、リタイアできないか計算してみたことがある、ということは以前書きました。

  【過去の参考記事】 30代でセミリタイアしていたら?と時折考える

 他にも色々な転身の方向を模索していました。

 当時はプロブロガーとかyoutuberなんて人はいませんでしたが、CGの専門学校に通ったり、ゲーム制作会社への転職を図ったり、大学院に行って大学教員になろうとしてみたり。

 投資で儲けられるのではないかと、資金を拠出してみたり。

 自分が作成した「ある商品」をネットで売って生計を立てようとしてみたり。

 でも、自分の才能の無さ、ミッションの困難さなどを悟り、結局は最近まで「まともな価値観」から外れることなくやってきた。

 もちろん、私に才能や行動力が無いのが理由なのですが、そんな私でも、50歳というやや遅い年齢とはいえ、セミリタイアしてノホホンと生きていけるようになったのは、結局は「まともな価値観」に従って長年積み上げてきたものがあることが大きいのかなと。

 3x歳で○千万円もって不労所得で悠々自適!みたいな華やかさとは無縁なので、なかなか興味は引かないと思いますが。

 ちなみに、この「まともな価値観」の中には、ひろゆき氏の言う「お金を無駄遣いせず貯めておこう」も含まれます。なんせ、世の中には「持っているだけのお金は死に金!」的な言説に溢れていますからね。

 つまり、「世の多数派=まともな価値観」とは限らないことに注意して下さい。

インフルエンサーの言うことは割り引いて捉える

 先の著書の目次や紹介文で興味を引いたのが、インフルエンサーのことです。

第2章 インフルエンサーに搾取されるバカになるな


インフルエンサーの言うことを実践しても生きづらさは変わらない

 インフルエンサーから「好きなことをして生きていく」とか「ネットで稼ぐ」系の話を刷り込まれてしまうと、「まともな価値観」に従って生きていることが馬鹿らしくなってくるかもしれません。

 別に、インフルエンサーの言うことが間違っているとは思いませんが、以下の理由により、バイアスがかかっているので、割り引いて捉える必要はあるでしょう。

インフルエンサー自身が成功者であること(生存者バイアス)

 インフルエンサー自身が「好きなことをして生きていく」「ネットで稼ぐ」系のことについての成功者です。ですから、往々にして、その短所より長所の方を多く語る。「まともな価値観」を引き合いに出し、これを蔑むような内容も珍しくないでしょう。

インフルエンサーは話し声が大きい

 インフルエンサーはその性質上、話し声が大きいです。本人の話し声だけでなく、彼に賛同する多数のフォロワー達が、その話した内容を繰り返します。

 一方で、「まともな価値観」に従って生きている多数の人は、「俺は堅実に職業を選んで貯金をしている!」なんてこと、わざわざ言わないし、書いたところでそれをフォローする人などほとんどいません。

 結果、「好きなことをして生きていく」「ネットで稼ぐ」系の価値観が、実態よりも多く聞こえてくるようになります。

インフルエンサーのウリが「好きなことをして生きていく」

 「好きなことをして生きていく」「ネットで稼ぐ」系のインフルエンサーは、その価値観をウリにすることで、ブログやyoutube、サロン、セミナーなどの集客に繋げています。中には、それで食っている人もいるでしょう。

 だから当然、「好きなことをして生きていく」ことを持ち上げることになります。ブログがオワコンだと認めてしまったり、「堅実に職業を選んで貯金して・・・」と夢の無い話をしていては、集客など出来ないのですから。

まとめ

 色々書きましたが、「好きなことをしてはいけない」というのではなく、「まともな価値観を馬鹿にするのではなく、うまく擦りあわせろ」「好きなことに全振りする前に、一度よーく考えてみろ」ということです。

 セミリタイア志望者の方も「お金持ちになる方法」とか「今すぐにでも早く会社を辞めるには?」みたいなコンテンツにあまり傾倒するのも考え物だと思うのです。

この本を読みたいと思ったら、一ヶ月後に当ブログ経由で買って下さい

 ところで、この本には「無駄遣いしそうになったら1カ月待ってみる」というススメが載っているそうです。

 この本が良いと思っているのなら、まずはそのススメに従って、この本を買うのを1ヶ月待ってみたらいかがでしょうか。

 例えば、私なんかも、ネットで書評を読んで満足してしまって、結局買っていないわけです。こういう行動パターンを身につけるとお金が貯まるというのは、請け合いますよ

 一ヶ月待ってそれでも買って読みたいと判断したなら買えばよい。その場合は当ブログ経由で買ってもらえると嬉しいです(笑)。

凡人道 役満狙いしないほうが人生うまくいく

凡人道 役満狙いしないほうが人生うまくいく

  • 作者:ひろゆき
  • 発売日: 2019/09/12
  • メディア: 単行本
 

 

★ランキングに参加しています。よい記事だと思ったらバナーをクリックして下さい。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ

★初めてお越しの方へ。以下にて私のセミリタイアの概要をまとめてあります。
 ⇒50歳でセミリタイア達成!その概要を書きます