50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

「道楽の仕事」は早期リタイア後にやればよい

 今回は次の記事。

「早期リタイアしたい」という人が、実は幸せになれない理由2つ

 ビジネスパーソンの中には20代、30代は必死で働いてお金を貯め、40代で早期にリタイアし、あとは悠々自適で楽しく暮らしたいと考えている人が少なからずいるようです。(略)

 68歳になった今、それまでの仕事と生活を振り返ってみると、必ずしもこの考え方は正しくないのでは?  という気がします。

  50歳でリタイアした今、それまでの仕事と生活を振り返ってみると、必ずしもこの考え方は正しくないのでは?  という気がします。

 とりあえず書いていきます。

目次

 

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 《山梨県上野原市》

仕事を道楽にする方法

 この記事では「早期リタイアしたい人が、幸せになれない理由2つ」とありますが、読み進めていくと、結局は1つに集約されます。つまり、仕事を面白いと思えるか、更に進んで「仕事を道楽化できるか」というところです。

 (略)人生の最も長い時間を“働いて”過ごすことになるでしょう。であるなら、「仕事の道楽化」というのは本当にできないのかどうかを考えてみても良いと思います。今の仕事がつらいし、面白くないから早期リタイアを目指すという人もいるでしょうが、それはもう一度考えた方が良いと思います。(略)

 確かに仕事が道楽になればスバラシイと思いますよ。

 ただ、それだけでは記事にならないので、そのための方法が記事の中で提案されています。

 でもたとえ会社勤めであったとしても、自分が担当する仕事の中で“好きなこと”や“得意なこと”を見つけることは可能だし、そうすべきです。

(略)

早期リタイアすることを夢見て今の仕事を苦痛と思ってやっている人は、仕事を楽しんでやっている人には絶対に勝てません。

 このように、好きな仕事を見つけてそれを突き詰めていくことで、色々とお呼びがかかり、それが道楽になるのだ、と。

 例えば、この著者自身(大江英樹さん)の経験として、「人前で喋る」「講演の講師をする」ということが好きで、在職中にこれを磨いていき、60歳で独立した後、現在でも年間150回近い講演の依頼を受けているのだとか。

 いや、スバラシイ!!! まさに、仕事の道楽化大成功!!!

 ここまで出来るのであれば、何も早期リタイアなんてする必要無いですよね。

多くのリタイア志望者にとって、現実的な提案か?

 ただ問題は、「仕事の道楽化」というものが、多くの人々にとってどのくらい現実的な提案なのか?ということ。

 実は私、早期リタイア決意した45歳以降も、これまでのキャリアを生かす形で「仕事の道楽化」が出来ないか、検討したことがあるのです。

 これまで私がしてきた仕事で好きなことは「EXCELいじり」。職場では、関数なりプログラムを組んで、色々と仕事の効率化をしました。プログラムを組んでいる最中、そして完成後の動作確認で上手くいったときは、脳汁出まくりでした。

 ただ、現役時の職場では、このEXCELいじりに費やせる時間とネタは限られていました。また、完成品にバグがあったりして作業をチョンボした場合は、大変なことになります。

リタイア後初めて仕事の夢。こんな悪夢を見るほどにトラウマが大きい

 そのような事態が起こると、大問題になり、経緯と再発防止を記した書類を作らされます。

(略)
 ここまで最低でも一ヶ月。夜も眠れなくなるほど憔悴する日々が待っています。

  いくら、EXCELが好きであっても、EXCELを業務に応用するにあたっては、道楽とは到底言えないほど大きな責任が伴うものだったのです。

 それでは、その会社以外のところで「EXCELいじり」をすればいいのでは? 例えば、、、

  1. 「EXCELいじり」が思う存分できる職場に再就職する
  2. ネットで「EXCELいじり」が出来る仕事を受注する

 1番については、色々と調べてみましたが、結局、フルタイムの仕事しかないんですよね。恐らく現役時代と同程度かそれ以上にハードであり、週2~3日、道楽でEXCELいじりをする、という方向性は難しそうでした。

 道楽でやるなら2番なんですが、なんといっても単価が安すぎます。いくら道楽とはいえ、10年単位で培ってきたスキルですし、かなりの労働と義務が伴うものなので、あんなに安価で売り渡すことは出来ない。

 これは私の例でしたが、なんだかんだいって現実は厳しく、

 たとえ会社勤めであったとしても、自分が担当する仕事の中で“好きなこと”や“得意なこと”を見つけることは可能だし、そうすべきです。

という方向性で仕事の道楽化を図って成功することは、一部の幸福な人達のみが可能な話でしょう。「そうすべき」って言い過ぎでは?

早期リタイア後に「道楽の仕事」をするのが現実的

 それではどうするのか? 早期リタイア達成後に「道楽の仕事」をするのが現実的です。

 「早期リタイアも現実的じゃないぞ!」

と言われるかもしれません。

 もちろん、早期リタイアが簡単じゃないのは認めますが、そもそも大江さんは「早期リタイア vs 仕事の道楽化」という観点で論じていらっしゃるので、私も早期リタイアが選択肢に入っていることを前提で書いているのです。

 

 さて、ここで私が言う「道楽の仕事」とは、大江さんがおっしゃっている「仕事の道楽化」、あと、大江さんが元ネタにしている本多静六氏『私の財産告白』にある「職業の道楽化」とは、多分違っています。

私の財産告白

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  • 作者:本多 静六
  • 発売日: 2013/12/20
  • メディア: Kindle版
 

 

 私が言う「道楽の仕事」は、実は仕事と言えるかさえ怪しい。「道楽」と言い切ってしまってもよいかもしれない。

 私で言えば、ブログと読書(EXCELいじりもそのうちするかも)。アクティブな方だったら、スポーツでも音楽演奏でもボランティアでも。ただし、思いつきでやるのではなく、継続的に真剣に行う、という意味で仕事と称するのです。

 そんなことしていても、収入はゼロか僅少でしょう。でもそれは、凡人である限り、仕方がない。でも今はネットがあるから、ブログなりyoutubeなりでお小遣いくらいは稼げるかも?

 必要な生活費はちゃんと準備しておいて、リタイア後に、趣味と実益を兼ねて「道楽の仕事」を行い、そこで収益があがれば、自分のお小遣いに回す。これが出来てしまえば、田舎に行かずとも「人生の楽園」ですね。

 現役時代にやっていた仕事のことはきれいさっぱり忘れて自分にとっての「道楽の仕事」とは何か?を真剣に考えてみるのも、一つのあり方だと思うのです。

「道楽の仕事」を見つけられた人は幸いである

 こんなこと書くと、大江さんは多分「そういう発想こそが残念なんだ」とおっしゃると思います。私の提案では、現役時の仕事をただのメシの種と見なし、人生の糧として生かすことには後ろ向きなわけですから。

 でも私は思うのです。

 本当に自分に合う「道楽の仕事」が見つかったなら、どのような内容であっても、幸せなことではないでしょうか?

 そこに、ビジネス的な要素、例えば、現役時の仕事との関連性や、お金を稼げる稼げないなどを持ち込むことは、それほど重要なこととは思えないんですよね。いや、ビジネス化してもいいんだけど、本当に重要なのはそこではないよね、ということ。

 大江さんのようにビジネス化に成功した人は、ビジネスから離れる方向性の話を、やんわりと蔑む傾向にあります。これは、早期リタイアしたい人達を思ってというより、やんわりと蔑みたい、マウントを取りたい側からの需要が大きいのでしょう。

 【過去の参考記事】  マウントは取る方より取られる方が楽だな

 

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