50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

セミリタイアするのに「目的」は必要なのか?

 早期・セミリタイア関係でよく言われることとして、「リタイアには目的が無いと失敗する」というものがあります。

セミリタイアの失敗原因5選!対策方法も解説【事例あり】

2. セミリタイアの失敗原因5選

(1)目的なくセミリタイアを始めてしまった

しかし、特に目的がなく会社を辞めてセミリタイア生活に突入した人に多いパターンとして、最初の数ヶ月は幸せを感じるものの、徐々にセミリタイア生活が苦痛に変わっていくことが挙げられます。

  しかし、一般のリタイアブログを読むと、結構皆さん普通の生活をしておられます。「リタイアの目的」とやらを完遂するために、日々精力的に活動していることが読み取れるブログって、ほとんど見かけません。普通に朝起きたら食事して本読んで、家族とだべってブログ書いて・・・といった感じ。
 つまり、早期・セミりリタイアするのに「目的」って、言われているほど重要なものなのか?という疑問が生じてくるわけです。

目次

 

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 《埼玉県小川町:八高線》

 

目的が無いリタイアは失敗する?

 もっとも、ほとんどのリタイア者に共通する、明確な目的が実は一つあります。それは、ほかでもない。
 「会社・仕事から逃れるため」です。

 でもこのような目的は消極的と見なされ、不適当という扱いをされるのが相場です。
 例えば先の記事の場合では、

仕事がしたくないからという理由だけでセミリタイア生活に突入すると、徐々にセミリタイア生活にもストレスを感じるようになっていくケースが多く見られます。

と書かれています。

「明確で強い目的」

 じゃあ、どういう目的が適当なのか? 先の記事によると、

セミリタイアやアーリーリタイア・早期リタイアをする場合は、明確で強い目的を持っている方が失敗しにくくなります。

Kさんはサーフィンが趣味で、サーフィン中心の生活を送るために仕事を辞め、サーフィンの有名スポットである海岸のすぐ近くに奥様と一緒に引っ越しました。

サーフィン仲間やサーフィンなどを通じて仲良くなった地域の人たちと交流しながら仕事ももらうことができ、充実したセミリタイア生活を送っています。

というものが挙げられています。

 これは一例なのでしょうが、この記事の筆者が「早期リタイア」というものにどういうイメージを抱いているのかは、よく分かります。

 そして、このイメージに合う「明確で強い目的」を設定することが、リタイアを成功させるための秘訣なんだそうです。

 もちろん、そのようなことを目的として設定することは大いにアリで、サーフィンのKさんが充実したセミリタイア生活を送っていらっしゃるのはすばらしいと思います。

ありきたりの目的でもいいのでは

 しかし、私の見る限り、そのような「明確で強い目的」など持っていないリタイア者も結構います。というか、不適当とされている 「会社・仕事から逃れるため」こそが、彼らにとっての「明確で強い目的」だったりするのです。

 彼らはリタイア後どうするのか?というと、例えば、読書だったり、ゲームだったり音楽鑑賞だったりするでしょう。これらは、必ずしもリタイアしなくても出来る、ごく一般的な趣味です。

 でも、世の中には一生かかっても読み切れない本、やりききれないゲーム、聴ききれない音楽がある訳です。飽きずにそれらを続けていけるならば、当然、リタイアした方がより多くの本・ゲーム・音楽に触れることが出来るはずです。

 また、ある段階でそれらに飽きてしまったとしても、他の楽しみを見つけたり、日々の生活自体を楽しんでいけるような人であれば、目的自体はありきたりでも、全く問題は無いのではないでしょうか。

 むしろ、「リタイアには明確な目的が必要」という記事を読んで不安になり、「明確な目的」とやらを色々と探し回ってしまうような人はどうなのかな、と思います。

 というのも、そのような人は、日々の生活を楽しんでいける自信が無いから不安になるのでしょうし、それは、後付で「明確で目的」を作ったところでどうにもなるものでもありません

問題は「目的」そのものではない

 結局、問題なのは「目的」そのものではないと思うんですよね。

 「最初に目的を明確にせよ」みたいなのは、いかにも会社員的な発想です。そういう発想に囚われてしまっている人は、「目的」が無いと楽しめないわけですから、そりゃリタイアしても上手くいかないですよ。

 そして、そういう人に限って、リタイアに失敗すると「目的が明確でなかった」などと、いかにも会社員的な総括をして、ライターの方々がこれに飛びつき、「目的が無いとリタイアは失敗しやすい!」などと記事にするわけです。

 しかし、リタイア生活というのは、多分、会社員生活とは別の原理が働いています。「ありきたりの目的でも楽しめる」、更に進んで「目的の無いことでも楽しめる」といった「才能」が大きく物を言うように思います。目的とやらに拘っていること自体が間違っているのです。

 実際、リタイア生活が上手くいっている方のブログを読むと、ブログ主がそれらの才能を持ち合わせていることが、よく伝わってきますよ。私もどちらかというと、そういうタイプです。

 まぁ、才能といっても、それ程の特殊な技能を要するものではないんですがね。ただ、無理な人には無理、というもの。むしろ、「性格」というほうがより近いのかもしれません。

 

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 ⇒50歳でセミリタイア達成!その概要を書きます

リタイアして半年で思っていること、徒然に書いてみます

 2月1日に正式にリタイアしてはや半年。ということは当ブログを開始してからも半年。ちなみに、有給消化は11/15から徐々に始めていましたからそれも含めると8ヶ月以上。

 結構あっという間でした。

目次

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 《東京都八王子市 上恩方地区》

私のリタイア生活の概要

 まず本題に入る前に。

 当ブログに興味をお持ち頂いた場合、次のページに、私のリタイア生活の概要をまとめてありますので、参考にして下さい。

 

 それでは、以下、本題です。

現在の生活

 とりあえず、朝6~7時頃に起きて、妻の出勤を見送った後は、テキトーな時間を過ごしています。

  • ブログ書き
  • ネット閲覧
  • 読書(現役時代には難しかった重厚なもの。そろそろ孟子を読み終える)
  • 音楽鑑賞(主にチャイコフスキー)
  • youtube鑑賞(最近は、ミルクボーイ、どぶろっくなど)
  • 家事
  • サイクリング(週一ペース。ただし最近は長雨のため、あまり行けていない)

 この後、妻が帰ってきてから、夕食を食べ、時折第三のビールをあおり、テレビをみて、11~翌1時頃に就寝、という流れ。

 妻以外の人と話をせずに一日を終えることがほとんどです。

 以前も書きましたが、リタイアすると、食事が出勤に縛られることが無くなるので、食事のあり方が変わります。

とりあえず、今の生活を変えようとは思わない

 前項でも分かる通り、比較的早起きなのを除けば、いかにもだらけた生活です。

 ネット記事でたまに見かけるのが、「リタイアしてもどうせやることがなくて飽きる(からリタイアなどする必要無し)」というものです。

 私についても、そんな生活しているのだからもう飽きているのでは?

 そう思われそうですが、自分の性格からして、そのような心配はしておりませんでした。もし本当に飽きてしまったとしても、その時はその時、何か生活を変えるような新しいことを始めればいいではないか・・・、とユルく考えていたのです。

 で、半年経過した今ですが、そのような新しいことを始めようという気持ちには至っておりません

 厳密にいえば、中断していた合唱を始めようと、リタイア前から考えていたのですが、これは、コロナの件があるので「今はまずいかな・・・」ということで、手つかず。

 一つあるのは、ブログでアウトプットしていることが、今のところ自分にとっていい方向に働いているってことかな。

 ブログ書きって非常に面倒臭い(かつ今のところ一円にもなっていない)作業だけど、そのために「やることが出来ていること」と「外界への接点が生まれている」というのが、メリハリを与えていてくれるような気がしているのです。

 それでも面倒臭いことには変わりないので、いつまでこのブログが続くものか。

コロナがリタイア生活に及ぼした影響

 この半年間を語る上で、切っても切り離せないのがコロナですかね。

 リタイアしたから、時には、妻と外食しよう旅行しよう、などと考えていたのですが、なかなか状況的に困難(それでも先日久しぶりに近くのイタリアンで外食。店を応援するためもあって、1万円以上使いました)。

 また、さきほども書いたように、リタイア後に再開するはずだった合唱は全然出来ないし、サイクリングに行くことさえ憚られる時期がありました(もっとも最近は次の記事にあるように、サイクリングについては、かえって追い風になっているようです)。

 

 基本、私はインドア派で仕事もしていないので、コロナが生活の大枠を脅かすことには全くなっていないのですが、生活に潤いを与えるための外出がやりにくい状況は、やはり残念でしたね。

 また今の状況からすると、コロナは当分おさまりそうもない。7/31 15時時点での東京は463人。こうなることは、かなり前から予想していたこととはいえ、溜息が出ます。

半年間の支出

 この半年間の支出ですが、実は計算していません。

 この間の買い物といえば、市内のスーパー、医療費、巣籠もりリタイア生活の初期投資(参照)、若干の外食で95%ぐらいを占めており、計算するまでもなく、大して支出が無いことは分かっているのです

 でも長い目で考えたら、把握しておくことに越したことはないので、近いうちにEXCEL表を作ってみるつもりです。

 

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★私のセミリタイア生活の概要(再掲)。

リタイアを思い立ったキッカケ:『年収100万円の豊かな節約生活術』

 早期・セミリタイアを思いつくキッカケというのは、人それぞれでありまして・・・。私の場合は、ある日、書店で立ち読みしている際に出会った本がそれ。44歳の頃でした。

目次

 

その本に出会った経緯

 以前の当ブログ投稿より。

私がリタイアを目指した経緯

当時の通帳によると、37歳の時点で残高は2000万円ほどでした。

 「これを元手に、何とか会社を辞められないか…。」

 しかし、ちょっと考えてみて、それはさすがに無理だと思いました。

(中略)
 今につながるリタイア計画を思いついたのは44歳の頃、今から5~6年ほど前のことです。当時、会社で色々と不愉快な出来事があり、会社勤めがほとほと嫌になっていた時期でした。
 そんなあるとき書店で「年収100万円の豊かな節約生活」という本が目に入りました。

 その本がこれです。 

年収100万円の豊かな節約生活術

年収100万円の豊かな節約生活術

  • 作者:山崎 寿人
  • 発売日: 2012/09/20
  • メディア: Kindle版
 

 考えれば、あの時、たまたま書店に立ち寄って、たまたまあの棚を通りがかって、たまたまこの本を手に取ったから、今の私があるのです。嗚呼何と言ふ運命の悪戯なりや。。。

 この本は、本来は「人生論」の部類に続すると思うのですが、その標題のためか、生活関連本(主に女性向け)の棚に置かれていました。

 私はその棚を通りがかり、この本の背表紙が目に入りました。

 「年収100万円で生活なんて、どんなショボイものなのか、どれ一つ見てやろう」

と、自分の生活のショボさを棚に上げて、この本を手にとったのでした。もちろん買うつもりなど全く無く

読んでいるうちにリタイアへの気持ちが盛り上がる

 この本の内容については後で書きますが、実は賛否両論があります。この著者独自の状況や方法論が多く含まれていますので、「全く参考にならない駄本」的にコメントしている人もいます。

 でも、このときの私はそうは思わなかった。

 書店でパラパラと読み進めているうちに、

 「この生活はアリだろ」

 と思うようになっていたのです。

  確かに年間100万円という枠はキツいが、色々と生活に工夫を凝らすことで、この著者は仕事もせずに楽しく暮らしている、という話。

 これに対して、私は次のようなことを考えていました。

 「そういえば、自分も30代の頃、会社を辞めるなんてこと、チラッと考えていたよな。あのときは断念したけど」

 「仮に、自分の支出を年間100万円に抑えられたとしたら、65歳(年金受給開始年齢)まで暮らしていく貯蓄は既にあることになるよな」

 「よく考えたら、自分だって年間100万とはいわぬものの、大してお金を遣ってないだろ」

 「もしこのような方法論で会社を辞めることができたなら、もう仕事なんてしなくてよくなる訳だよな」

 どんどん脳内で話が盛り上がっていきました。そして立ち読みで済ますつもりだったはずの本を買い求め、家で一気に読み終えたのでした。

本の内容と私のリタイア計画との関連

 著者の経歴を超大雑把にまとめると、東大経済学部卒業後、酒類メーカーに就職するも30歳で退職。その後、バイトはするものの定職に就くことはなく、出版時(2011年)は51歳に。

 リタイアの観点からみると、この人は貧乏セミリタイアの部類に属すると思います。私なりにまとめると、以下の如し。

 年収100万円というのは、親が遺してくれた中古マンションの家賃収入のこと。うち、住宅費・年金・健康保険等の固定費を除いた、食費・光熱費・交際費等の変動費を36万(月3万平均)でやりくりする。少ないように思えるが、それでも毎年数万円は黒字となっている。

 食事には特に拘っており、一日500円という制約を設けながらも、スーパーの価格チェックをきめ細かく行ってハシゴすることで、おいしい料理を作るのに必要十分な量底値で買える。料理の腕を磨いた結果、友人を家に招いて、おもてなしができるまでになった。

 万一、お金が足りなくなった場合は、ネットでのポイント稼ぎ、ミステリーショッパー、治験等で副収入を得る。

  普通には真似は出来ない生活なので、これをもって「全く参考にならない」と言われるのも仕方が無いのかもしれません。

 でも私は考えました。

 年間100万円というハードルは確かに高過ぎる。でも別に本に書かれていることを何から何まで実践する必要はない。自分流にアレンジすればいいだけではないかと。

 当時、我が家は夫婦共働きで生活費は折半(交際費や趣味は個別会計)。色々と計算した結果、一人当たり年間150万円程度(税や年金、健康保険を加味した額)あれば、スーパーの価格チェックをきめ細かく行わなくても暮らしていけそうでした。ただし、ローン無しの持ち家がある、という前提(当時は社宅住まい)。

 一方で、本当にこの段階で会社を辞め、持ち家を購入し、年間150万円で暮らす生活を始めると、資金的には結構厳しく、いつか治験をやる羽目になりかねない状況でした。

 それに、たまには贅沢もしたいし、リスク対応なども考えなくてはいけない。この本の著者のように年間100万円の不労収入があるわけでもないから、やはり今すぐには辞めない方がいいだろうと。

 更に計算を続け、会社の退職金の制度なども調べて「50歳にリタイアする」という結論に達したのでした。

ホームベーカリーというアイテム

 私がこの本から直接受けた影響として、「ホームベーカリーの導入」があります。

 たとえ無職であっても、人生は楽しみたい、おいしいモノも食べたい。著者がそのような要求を実現するのに、ホームベーカリーは切っても切り離せないもの。

 私はそれまで全然気にかけたことがなかったのですが、いかにもおいしそう、楽しそう。そんなに良い物なら導入しない手はないな、と。

 ただ、現役の間に導入してしまうと何やかんやで放置しそうだったので、リタイア後にしたのです。

最終章は一種の人生論

 遅ればせながら、この本の目次。

  • 「失礼ながらどうやって暮らしておられるのですか?」
  • プータローは毎日何をしているのか?
  • 豊かに節約することができるのか?
  • 僕の五十一年間を振り返ると
  • 我が家はいつも千客万来!
  • ネットでどれだけ稼ぐことができるのか?
  • 天職はプータロー

 うち、最終章以外は「無職生活はこんなに楽しい!」という能天気な話が続くのですが、最終章の10頁強は一種の人生論になっています。

 少し、ピックアップしてみます。

 おそらくこれら友人たちの反応には、何か(意味のあること)をしなければいけない・・・すなわち「人間たるもの、何かをしてなんぼ」という思いが背後にあるのだろうが、ところがどっこい、今の僕はそんな思いからはかなり離れたところにあるのだ。


 何に贅沢を感じるかは、人によって違うのが当たり前。何に心の豊かさを感じるかもそう。なにも自分の幸福や健康をないがしろにしてまで、社会の常識や価値観をそのまま受け入れる必要はありません。

 こういう話、別にこの本に限らず、多くのリタイアブログ等に書かれがちなことではあります。そういう意味ではありきたりかも。

  ただこの著者は、20年以上貧乏セミリタイアをガチで続けてきた大先輩なわけで、かなりその言葉は重いようにも思えてくるのです。

年収100万円の豊かな節約生活術

年収100万円の豊かな節約生活術

  • 作者:山崎 寿人
  • 発売日: 2012/09/20
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「貯金バカ」は投資で幸せになる夢を見るか?

 今日のネタは次の記事。

1億円を貯めた男の末路とは?「貯金バカ」は最終的に損をする!(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース

   「貯金バカ」である日本人は、本当に幸せなのでしょうか?貯金がそれなりにあれば、豊かといえるのでしょうか?もちろん、幸せや豊かさの定義は人それぞれ。(後略)

 

 「貯金バカ」という刺激的な言葉で煽っていますね~。

 

目次

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 《東京都青梅市》

記事の概要とコメント

 まず、記事の内容を私の方でざっくりまとめると、

貯金が趣味のAさん。質素な生活で50代後半までに1億円貯めた。

或る日、記事の著者が主催する投資セミナーにやって来たが、結局、元本割れを恐れて投資には手を出さなかった。

数年後、大金を残してAさんは亡くなり、その相続をめぐって、いまだに争いが続いている。

果たしてAさんは幸せだったのだろうか?

といった感じ。

 一方、この記事に対するコメントには否定的なものが目立ちます。例えば、

使い切らない・投資しないなんてもったいないと思うのはこのFPの主観でしかない。人の幸せは人それぞれ。


この文章を読む限り、貯金1億の人が投資をしても同じように無くなったら相続争いが勃発しますね。


コツコツ貯めた堅実な人に投資を薦めたけど受けてもらえずに手数料取り損ねた筆者の恨み言?


一般的に、60歳位で1億円もお持ちであれば、それ以上無理にリスクをとって資産を増やす必要はないはず。
この方に教えるべきは、無理にリスクを冒してまで投資をすることではなく、資産をどのようい有意義に使うことではなかったかと思います。

射倖心を利用した投資話

 記事を書かれた方は、著書も多く出されており、その最新刊の紹介ページによると、次のような経歴をお持ちのようです。

 34歳のときにお金に不自由しない状態「お金のストレスフリー」を実現し、2007年に株式会社ファイナンシャルインディペンデンスを設立する。

「金融機関の代理人ではなく、お客様の代理人」を基本理念に特定の金融機関に属さないからこそできる、公正で中立な「お金」の「セカンドオピニオンサービス」を行う。

 また、別の著書の紹介記事では、セミリタイアを標榜していたりします。とはいうものの、資産運用に関する出版やセミナー等を多く手掛けておられ、そちらが実質的な生業なのかと。

 この手の方が、書籍を購入してもらったり、セミナーに参加してもらうためにどうするのかというと、「貯蓄だけでなく、投資を適宜取り入れましょう」というお話を人々にするわけです。

 もちろん投資自体は上手く活用すれば有効だし、それを勧めることも決して悪いことではありません。

 

 でも、先の1億円貯めましたという方については、その額の大きさと生活の質素さから、リスクをとって投資すべき必要性は相当に低そうです。

 でもそれでは、本を売ったりセミナーを主催する側にとっては旨味が無いし、逆にそういう人を投資の世界に取り込めれば、ものすごくおいしいわけです。

 だからなのか、世の中には、「貯金は持っているだけではダメなんだ、もっとお金を使わなくては幸せではない。そのために、もっとお金が増やせる方法があるんだ」といった、射倖心をかきたてるような文言で投資を勧める手合いが多いですよね。

 例えば、次のサイトもその一つ。

田口智隆「お金持ちになるための黄金の方程式」~経済的自由人が教える!これからの時代の稼ぎ方~

お金のために働き続ける生活から
脱出したくはありませんか!?

たった一度の人生です。
もっと自分の好きなことをして、夢や目標のために生きませんか?
しかし、「ラットレース」から抜け出すためには
それなりのお金が必要になってきます。

では、自分の理想の人生を歩んでいくために

「ラットレース」から抜け出すために必要な資産を
あなたはどんな方法で形成させていきますか?

  働かなくてもお金がほしい・・・と思う人は少なからずいて、そういう人達の心に、このようなフレーズは深く突き刺さってくる。リタイアブログの記事にも、このようなフレーズが散見されていたりもする(当ブログも?)

 しかし忘れてはなりません。相手は「資産運用のプロ」と称してはいるものの、その実「人々に資産運用を勧めるプロ」でもあるということを。

「貯金バカ」は投資を勧める人達からは商売敵 

 考えてみれば、「貯蓄だけで1億円貯めました」という人は、「人々に資産運用を勧めるプロ」からしたら商売敵でもあります。だって、とりたてて高い給料をもらっているわけでもないのに、投資をしていなくても1億円を作れてしまったという実例になってしまうわけですから。

 その方法も至って明瞭。

給料はそれほど高くはなかったものの、両親の家でずっと同居していたので、給与の3分の2以上は貯金にまわすことができました。もともと交友関係が狭く、友人や会社の同僚と飲みに行く機会もほとんどなく、(略)

そんな彼が54歳のとき、ついに貯金が1億円を突破しました。家や車など大きな買い物や贅沢もすることなく、給料が出るたびにせっせと貯めてきた結果です。

  要するに「節制すれば貯まる」というだけの話。これが可能なら、わざわざお金をかけて、本を買ったり、セミナーを受講するまでもないのです。こういう方向性が広まってしまうと、投資を勧める側からしたら脅威でしょう。

 そこで、冒頭の記事です。あの記事は、この「商売敵」に対してモノ申したものだと捉えることができます。節制して1億貯めたとて、それで一体どうするんだ?自分の幸せのためにお金を使えなければ、それは「貯金バカ」ではないのか?

 これに対して、私は「バカ」とは思わないが一理あると思っています。適切にお金を使うことにも目を向けた方がいい。

 ただ、この理屈は、往々にして、投資を勧めて利益を得る者がその方便として使ったりもするもんだから危ない側面がある。

 投資には、向き不向きは絶対にあるし、人によって必要性も大きく異なります。貯金は悪だから投資をしろといった話には、やはり眉に唾をつけて聞く必要があるでしょう。

 それは、本当にあなたのためを思って言っているのか、商売だからそう言っているのか?

参考

 以前、私は次の投稿をしました。

50retire.hateblo.jp

 ここにもやはり、投資の必要性が薄い人を引き合いに出して、景気のよいことを言っているサイトが登場しています。

 本稿で取り上げた記事と同じ手合いです。

 

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50歳までには「持ち家」を検討してみるといい

 賃貸vs持ち家・・"きのこvsたけのこ"の如く喧しい論争が、ネット上で繰り広げられています。何だかんだいっても"緑のたぬき"などは永遠の二番手という感じがしますが、賃貸vs持ち家では、論争上はどちらも譲りません(実態はともかくとして)。

 私個人の意見としては、最初は賃貸で良いが、あるタイミングで一度は持ち家を検討してみてもいいんじゃない?というものです。もちろん、コロナが落ち着いているの前提で。

目次

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 《東京都青梅市

賃貸で転勤に対応できた私

 私は就職してから30代まで独身で賃貸住みでした。ずっと同じアパートに暮らしていましたから、あまり賃貸の特性を有効活用していたわけではありませんでしたが、39歳の頃、転機が訪れました。

 転勤を打診されたのです。

 打診された内容は二択で、現職場の別の部署に行くか、首都圏を出て別の事業所に行くか。

 住んでいる場所もマンネリ化してきたし、別の土地を見てみたい気持ちが大きかったので、後者を選択しました。その結果、関西で色々と見聞を広めることが出来たので、大変によかったと、リタイアした今でも思っています。

 これは独身・賃貸の身軽さ故ですね。それまで、マンションを購入することなども少しだけ検討してみたことがあったのですが、実現に踏み切らなくて正解でした。

リタイアを視野に入れ、戸建購入に踏み切る

 何年か後、多摩地区の元の事業所に戻ってきました。

 その後なんやかんやあって、40代半ば頃、将来的にリタイアすることを決意、既に結婚していた私は、戸建購入に踏み切ったのです(次の投稿参照)。

50retire.hateblo.jp

 結局、このときに買った家に今でも住んでいます。年寄りになるまで住み倒してやろうと思っています。

人生が確定したら持ち家を検討してもいい

 これまで述べてきたことについて、振り返ってみます。

 30代のときは、独身だが結婚することは放棄していなかった。転勤する可能性もあった。そのため、賃貸のままで正解だった。

 一方、40代半ばでは、既に結婚している。転勤は済ませてしまったので、自分から希望しない限りは転勤はもう無い。50歳になったらリタイアするつもり。

 つまり、30代の頃は、人生上の未確定事項があったが、40代半ばではそれらが確定してきた。引越しする可能性が低くなり、持ち家に対してイニシアチブが再び働くようになった。

 私に限らず、40代には人生の重要事項が色々と確定してくる、ということはこれまでも書いてきました。

中年の危機 ~40代の悲哀を考える~

 また、時間が有限であることに加え、40代は「自分の可能性」が有限であったことにも気づきます。
 というのも、人生における重要なイベントは、概ね、40代までに決着がつくからです。以下に例を挙げます。

  • 社内の出世競争
  • 結婚
  • 住宅購入 

  だとすれば、人生が確定してきた段階で、それまで賃貸だった方も、一度、持ち家を考えてみるといい。引越しが強制される外的事情が少なくなるわけだから。

 人生の確定時期が40代だとするならば、持ち家を考える年齢的な目安は、概ね50歳までくらい、ということになります。

 なお、ここで言いたいことは、「持ち家を50歳までに買うべきである」と断定することではありません。

 更には、資産のほとんどをつぎ込んで持ち家を買うのは愚かだとも思っています。

 ただ50歳くらいまでには、一度は持ち家を俎上に上げてみたらどうか、という提案です。その結果、「やっぱり買わない」「60歳で買う」等の結論になることは充分にあり得ます。

年を重ねると生じてくる事象

 かように私が言うのは、年を重ねると生じてくる事象があるからです。色々あるでしょうが、ここでは3つほど書いてみます。

引越しが面倒になる

 賃貸のメリットとして「引越しが(持ち家より)気軽に出来る」ということがありますが、年齢が上がるにつれ引越しは面倒になっていきます。

 私は、就職してから、これまで6回経験してきましたが、回を重ねるごとに面倒になり、今はもう二度としたくない気分です。

 引越し自体もそうですが、転居手続きだったり、新しい環境に慣れることだったり。家族や子供がいる場合、その面倒臭さは増幅します。

 「賃貸なら何か問題が起こっても引っ越せばオーケー」みたいな発想は、まだ若くて体力・気力があるから、同居家族がいない・少ないから、というのは絶対あると思います。

 引越しを、トラブル解決の万能手段として扱えるのは、極一部の引越し魔ぐらいでしょうから、それ以外の方は、引越しができる、というのをあまり過信しない方がいいかと。

物件を借りにくくなる

 高齢者は物件を借りにくい。よく言われることです。

 「物件を借りるのが難しくなる」ということは、「賃貸のメリットである"フレキシブルな対応"がより困難になる」ということ。URは借りられるかもしれませんが、借りられる物件が限定されてしまう時点で、賃貸としてのメリットは激減。

 「いや、少子化で空家が増えるから、いずれ高齢者でも借りやすくなっていく!」

というコメントをよく目にします。

 でも、それは希望的観測。

 今時点でも、空家は増えているのに、高齢者が借りやすい状況にはなっていません。詳しくは別稿で書こうと思いますが、これは構造的な問題なので、将来的にも抜本的な解決は難しいだろう、というのが私の見方です。

 そういうなか、「建物が老朽化して安全性が担保できないため、この物件は取り壊します」みたいに言われたら、次の物件探しに相当難儀するか、法律を盾に大家とバトルしながら住み続けるか。高齢になってそこまでのエネルギーを保つことができるのか。

 持ち家は、古くなるとババ抜きのババのように、誰からも避けられるようになると言われます。でも、人間だって高齢者になれば、(文字通り)ババ(ジジ)になってしまうものだと思うのです。

持ち家購入の資金繰りが難しくなる

 資金繰りについて、まず年齢と住宅ローンの関係がありますが、これは言われ過ぎているので省略。

 それより問題なのが、リタイア後、年を重ねるほど、家賃を払っていった分、資産残高が減少していくこと。それは、大分県杵築市あたりに住むなら別ですが、一般的には持ち家(特に戸建)の維持費よりもずっと大きくなる。

 例えば、リタイア直後には、満足いく住宅を購入するだけの資金が作れる状況にあったとします。

 でも、ここで賃貸に住み続けることを選択すると、以降、家賃のために資金を取り崩す額が大きくなります。資金の初期値が充分に大きいならいいですが、そうでない場合、10年後に同じだけの資金は用意できないでしょう。

 つまりあるタイミングでは買えた物件が、年を経るにつれ、買えなくなっていくのです。

おわりに

 「持ち家を買うと、その持ち家に縛られて、賃貸には後戻りできなくなる」とはよく言われることです。

 しかし、一方で、賃貸についても、高齢者になれば、資金調達の面から持ち家という選択はとりにくくなっていくのではないでしょうか。

 75歳、80歳といった年に、住んでいる賃貸物件の退去宣告を受けた場合、資金が足りずに購入するという選択肢がとれなかったら、かなり危機的状況に陥ってしまうのは想像に難くないところです。

 

 だから、持ち家という選択肢がとれる段階で一度は考えてみた方がいいのではないかな、と思うのです。まぁ人によっては、大きなお世話だと感じられるのでしょうが。

 

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"在職時の休日"と"日々のリタイア生活"で異なる点

 「平日働いているからこそ、たまの休日が楽しいのだ」

 「リタイアしたところでどうせ飽きる」

 「わざわざリタイアせずとも、休日が充実していればそれでよい」

 

 人それぞれなので、この種のコメントを一概に否定するものではありませんが、実際にリタイアしてみると、在職していたときの休日とは違うものだな、と感じています。

 例えていうなら、「旅行」と「定住」の関係でしょうか。

 観光客向けのスポットを慌ただしく巡ることなら出来ても、腰を落ち着けて、その地の良さをじっくり噛みしめる、というのは旅行では無理ですね。

目次

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 《山梨県大月市:猿橋》

在職時の休日は「非番」の一つの形

 在職時は、休日とはいえ、何かしら仕事とリンクした時間を過ごさざるを得ません。

 例えば、土曜日の位置づけは、「仕事モードから休日モードへの移行」です。特に午前中は、前日までの体の疲れをとることや、自宅から行楽地への移動などに費やされます。

 日曜日の位置づけは、逆に「休日モードから仕事モードへの戻し」です。特に夕方以降は、翌日に疲れを残さないこと、例えばレジャーからは早めに帰宅し、翌日からの勤務に備えることが望ましいのです。

 まだ休日なのに、翌日から始まる仕事に思い悩むサザエさん症候群は、日曜日という日の特質に由来しています。

 これでは、休日といっても、ほとんど仕事のための休日みたいなもの。

 もちろん、若くて体力のある方は、土日を自分の楽しみのために目一杯使えるのでしょうが、年がいって家族も出来ると、そうもいかなくなるのではないでしょうか。

 結局、在職時の休日というのは、休日というより「非番」の一つの形といってもいいかもしれませんね。出勤日ではなくても、出勤に備えて自らの体調や精神を整え、スタンバイしているわけです。

仕事とリンクしない時間の心地よさ

 私の在職時は、前項に述べたように、休日とはいえど完全な休日ではないという感覚が、とにかく嫌でした。

 まず、休日は前日までの仕事で疲れているので、気合の入った趣味よりも、だらける時間の方がどうしても多くなってしまう。

 せっかく確保した趣味の時間も、一度、仕事のことが頭に思い浮かんでしまうと、そのことを頭から振り払うことができず、真の意味で楽しめない

 これは三連休、あるいは今回の四連休の真ん中でも同じ。令和元年の10連休の真ん中くらいの時期ならともかく・・・。

 私の場合、リタイアすることで、この感覚を消すことができました。

 人によっては「そんな生活つまらない」とか「飽きる」とか言うのでしょうが、私に言わせれば、やっと心の平安を得ることができたという気持ちです。

 仕事と休日を切り替えるということをしないで済む分、自分の楽しみのために時間をフルに使えます。

 仕事のことを考えなくなったため、趣味や楽しみに集中できます。

 仕事とリンクしない時間がいかに心地よいものか。これは在職時の休日には味わうことが出来なかった感覚です。

今後、バイトするときは・・・

 今は完全なる無職なのですが、今後バイト等を始めた場合、「休日とはいえど完全な休日ではないという感覚」に戻ってしまったら、全然意味がありませんね。

 ただ、私が在職中、そういう感覚を持っていたのは、その仕事の特質にもよるものも少なからずあったと思います。

 一つ一つの業務が何日にも何週間にもわたるような、中期的スパンでやるような仕事、その中には土日をまたぐものが多いわけです。

 すると、その土日をまたいだ仕事が、土日の間の生活・精神に及ぼす影響は、決して小さくはないのです。

 特に、その仕事内容に、人や部署との複雑な調整、ヒューマンエラーを起こしたからその報告書を作れ等、精神にくる要素を含んでいたりすると、もう、折角の休日が台無しになるレベルでした。

 だからもし今後、バイト等する場合は、その日その日で完結する仕事であることが絶対条件と考えています。

  

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今日あたり東京の感染者数が大台にのるかもと危惧

 感染者数に一喜一憂するのは良いことではないにしても、やはり気になる数字なので、特に東京都の感染者判明数については毎日チェックしています。

 7/22時点で累計1万人超。うち、新宿区だけで1500人超。青梅は14。都全体の検査陽性率は6%台。

 ここんところ、毎日、200人前後で推移していますが、今日あたりは、300の大台に乗るような気がして、危惧しています。

 というのも、東京都の感染判明数って、週単位で周期があって、このパターンに沿うと、今日はかなり数字が増えるのではないかと。

東京都感染判明者数
報告  日  月  火  水  木 金  土
5/31 005 013 034 012 028 020 026 計0138
6/07 014 013 012 018 022 025 024 計0128
6/14 047 048 027 016 041 035 039 計0253
6/21 035 029 031 055 048 054 057 計0309
6/28 060 058 054 067 107 124 131 計0601
7/05 111 102 106 075 224 243 206 計1067
7/12 206 119 143 165 286 293 290 計1502
7/19 188 168 237 238 000 000 000 計0000

 これを見ると、数字の増えてきた6/28あたりから、毎週、次のようなことが繰り返されています。

  • 月~水曜日は比較的小さ目
  • 木曜日にガッと上昇
  • 木~土曜日の間でその週の最大値をとる
  • 日曜日は前日と同じか減少する。
  • 毎日のように、各曜日ごとの最大値を更新している(7/19を除く)。

 だとすると、本日は木曜日なので、昨日の238よりも増え、1週間前の286を超えてくるのではないかな、と(間違ったらごめんなさい)。

 

 以前は、民間検査の休業日の関係で、毎週月曜日の値が少な目に出るという話でした。これは都知事ご自身がアナウンスされていたと思います。

 最近のことについては確かなソースはありません。私の憶測では、検体採取数は週の前半が多く(土日は民間が休業のため)、その結果が判明するのが木曜日以降、という流れが出来ているからなのかな、と。繰り返しますが、私の憶測です。

  ちなみに、「都が数字を操作しているんだ」等の陰謀論には与しません。彼らには数字を操作できるほどの余裕など無いはずです。現場では、あちこちからあがってくる数字を積み上げるだけで精いっぱいなのではないかと。

 GoToが始まってしまいました。東京は除外とはいえ心配です。除外されていない大阪も120ほどだそうです。大阪も早晩除外でしょう。

 コロナの感染力からして、一部で言われている「大して自粛しなくてもそのうち自然収束する」説はかなり眉唾のように思います(集団感染状態に達した場合を除く)。

 

(7/23 19:40追記)

 本日の東京の感染判明数は366とのことで、予想通りでした。

 1ヶ月後のこと、想像するだに恐ろしいですね。

 

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当ブログ読者にアラサー・アラフォーが多い不思議

  当ブログは「50歳でのセミリタイア」を標榜していますから、読者層は当然アラフィフを想定していました。しかし、蓋を開けてみると、アラフォーが最も多く、アラサーが僅差でこれに次ぎ、アラフィフは更にその次であるという結果になっています。

 ちょっと不思議というか意外でした。

目次

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 《山梨県丹波山村:一之瀬高橋トンネル》

新旧ブログのアクセス解析比較

  当ブログのある一週間のアクセス解析。

f:id:retire50:20200704082408p:plain

 これは、個人情報を読み取っているのではなく、あくまで推定値。しかもユーザーのうち28.2%のみのデータで、全読者が対象になっているわけではありません。ただ充分参考にはなります。

 これによると、先にも述べた通り、アラフォー・アラサー・アラフィフの順となっています。この3つの年齢層で全体の約7割を占めています。

 なお、当ブログの前身となる旧ブログ(1年ほど前に削除)のデータも残っているので、比較のために挙げてみます。50歳でリタイアすることを標榜していた点では、新旧ブログで変わるところはありません。

 f:id:retire50:20200704082412p:plain

 すると、アラフィフが圧倒的で4割以上、大分離れてアラフォーがそれに次ぐという結果で、新旧のブログで明らかに傾向が異なっています。本来の想定はもちろん旧ブログの方です。

 もちろん、ブログの新旧で記事の傾向を意図して変えていたのではありません。

 強いていえば、旧ブログ当時はリタイアしていなかったのに対し、今はリタイア済であるため、立場の違いが内容に反映されていることぐらいでしょうか。

 以下、思うことをつらつらと書いてみます。 

アラフィフの読者が減ったのではなく、アラフォー・アラサーが増えた結果

 読者数は、旧ブログよりも新ブログの方が多くなっています。

 恐らくですが、アラフィフの読者が減ったというよりは、アラサー・アラフォーの方々に注目され、その結果、その年齢層の読者が増えたと考えています。

私のリタイア検討・準備の実質は30代・40代にあった

 当ブログの最大の主旨は、私が50歳ジャストでリタイアした経験や思ったことを読者の皆さんと共有することです。

 しかし考えてみれば、50歳の誕生日になったその日に「さぁ~会社辞めるぞ!」と急に思いついたのではなく、40代の半ば頃からあれこれ検討や準備を進めてきた結果、50歳で会社を辞めるに至ったわけです。

 更には、30代の後半頃には、手元の資金でリタイアできないか計算していた、という前史もあります。

50retire.hateblo.jp

 そう考えると、リタイア年齢は50歳であっても、リタイアに向けた検討や準備の実質は30代後半から40代の頃にあった、と言えます。また、当時思っていたことに基づいて、40代の悲哀、中年の危機をテーマとした記事を何本か投稿しています。

 だとすると、30代後半の方から、40代半ばまでを含んだアラフォーの方々に注目される記事が多く、その年齢層がボリュームゾーンになるのも、また然りということでしょうか。

早期退職勧奨でセミリタイアへの関心が高まった

 昨年は、早期退職勧奨の嵐でした。まぁ嵐とは言っても、全体からしたら極一部ではあるのでしょうが、それでもマスコミで大々的に報道されましたし、特に退職勧奨の基準として45歳という年齢がピックアップされました。

 すると、45歳に退職しても暮らしていける方式の一つとして、セミリタイアへの関心が、(一部で)高まっても不思議ではありません

 また、ピックアップされた45歳という年齢はかなり早期なので、それだけ世代的にも若い方々・・・アラフォーのみならずアラサーぐらいまで・・・この問題について関心を持つようになっているのでしょう。

 このような方々にとっては、「30代半ば頃で退職してしまう超早期リタイア」よりも、「アラフィフくらいまでは普通にサラリーマンを続けるが、それ以降、早期退職勧奨だったり、人生観が変わったりしても対応できるようにしておく」というニーズの方が大きいのはないでしょうか。

 だとすると、私のケースはそれに近いので、そのニーズに多少は応えられるのかもしれません。

私自身は・・・

 私自身は、リタイアの志望者よりも達成者が、お金のことを気にすることなく、その日常生活で起こったこと・考えたことを記しているブログが、超然としていて好きなんですけどね。

 勿論、そういう方であっても、リタイア前に資金計算を絶対にしているはずなのですが、一旦、「これでいけそうだ」と目途がついたなら、リタイア後はお金のことについてあまり拘ることはしない。

 すると、そういうブログは、私と同年代である、40代後半から50代にかけての方々によるものが多くなるような気がしています。

 

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"お金"は貯められるが"時間"は貯められない

  人々の関心事として"お金"と並んでよく話題に挙がるのが"時間"です。

 私のサラリーマン時代も、なるべく会社での拘束時間を減らすため、いかに時間を有効活用するかが、一番の関心事でした。

 「時は金なり」ともいいますが、ここではむしろ"お金"と"時間"が異なる点について書いてみましょう。

目次

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 《山梨県甲州市:多摩川源流への道が昨年の台風19号で通行止》

自宅が駅に近いほど大きな時間の節約になる!?

 今日、某巨大掲示板を眺めていたら、次のような書き込みがありました。

持ち家派vs賃貸派 Part.20

例えば駅徒歩15分と駅徒歩5分だと、片道あたり10分の差
往復で20分、30日で600分=10時間、×12月で120時間=5日の差が生じる
人生80年とすると400日、つまり丸一年分以上の差が生まれる

 「う~ん、そうなのか~」と唸りつつ、どこか違和感を感じた私でした。

 駅近の良さは、私も駅近に住んでいたことがありますので否定するつもりはありません。でも、上記の理屈って何か変じゃない?

 そういえば、子供の頃、漫画(多分オバQ?)で読んだのですが、怪しげな道具を売りにきた押売との会話。

Qちゃん「そんな道具を使ったって大して時間の節約にならないよ」

押売「日本には何人の人口があると思うのですか。1億人です。1億人が1秒ずつ節約したら1億秒・・・約2万8000時間になりますぞ」

Qちゃん「大変な時間だ」

みたいなシーンがあったように記憶していますが、これだったら、私の違和感も理解して頂けるでしょうか。

 最初の例に戻ります。

 毎日10分×2を節約、これを1年間積み重ねていけば、計算上、5日分に相当するのは確かなのでしょう。

 もし仮に、その5日間が連続したものとして与えられるのならば、旅行に行くなり、じっくりと腰を据えて読書や勉強をするなり、何かしら人生に資することに使えます。

 でも、実際に得られるのは10分単位の細切れ時間でしかありません。細切れ時間をどんなに積み重ねても、旅行に行くことは不可能だし、読書や勉強が出来たとしても極めて効率が悪い(次の投稿も参照)。

50retire.hateblo.jp

 もちろん、 細切れの10分間(特に朝)が無駄だといっているのではありません。この時間が貴重なのは、私もサラリーマンだったからよく分かる。

 でもそれは、朝、余裕を持って出勤の支度ができることだったり、自宅~駅間の移動が肉体的に楽だったりするから(特に雨のときなど)貴重なのであって、それを積み重ねていって、ああ年間で5日分トクした、なんてのは、単なる数字遊び・自己満足でしかないと思います。細切れ時間の利用の達人であれば別なんでしょうが。

お金は貯められるが時間は貯められない

 なぜ、"細切れの10分間×n"と"連続した5日間"は等価にならないのか。それは、「お金は貯められるが時間は貯められない」からです。

 例えば、毎日、150円のペットボトルを2本消費している人がいるとします。平日なら、職場で1本、帰りにコンビニで1本という感じで。

 この人があるとき、ペットボトルをやめて、水筒持ち(中身は水・湯出しのお茶パック)に切り替えたとする。すると、1日300円の節約になる。年間で10万9500円。お茶パック代を差し引いて、きりよく年間10万円分の節約とする。

 この10万円は300円の細切れのお金の累積であるから、300円単位でしか使用できない・・・・わけではありません!

 旅行にも使っていい。洋服にも使っていい。家電製品にも使ってもいい。貯蓄に回せば、10年で100万円、20年で200万円、30年で300万円。リタイア後の資金としても無視できない金額にまで膨れ上がります

 300円の蓄積によって10万円にしたものは、10万円としてまとまった単位で使うことが出来てしまう、ということがお金と時間との根本的な違いです。

 このように、「時は金なり」と言いながら、両者が全く異なる様相を呈するのは、「お金は貯められるが時間は貯められない」ことによるものです。

ドラえもん「時間貯金箱」

  前項で述べた通り、時間についてはお金以上に悩ましい点があるのですが・・・そんな悩みを解決するのが、ドラえもんの秘密道具、「じかんちょきんばこ~~」

時間貯金箱 | ドラニュー

ちょっとした隙間時間がもったいないと考えるのび太にドラえもんが賛同し、『時間貯金箱』を出しました。

これを使えば、例えばママが買い物から帰ってくるまでの30分を貯金し、貯めた30分をいつでも好きなタイミングで使うことができます。

  作品の設定では「のび太=ダメ人間」みたいになっていますが、「ちょっとした隙間時間がもったいない」と考えられるのであれば、充分、ビジネスマンとしての素養がありますよね。

 それはともかく、「お金は貯められるが時間は貯められない」ということ、当たり前のようでいながら、実は当たり前とは思われていないから、冒頭の例のようなコメントが出てしまうわけです。

 しかし、藤子F先生は、このことに目をつけ、一本の漫画に仕立て上げてしまうのですから、本当に素晴らしいと思います。時間貯金箱が出来たら、タイムマシンとは別の意味で革命的でしょう。

 

 本稿をアップした後、「ある意味、時間も貯められるのではないか」という観点から書いた記事もありますので、参考にして下さい。

50retire.hateblo.jp

 

 

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GoToの東京除外はこれまでの報い。不公平?辛抱です。

 GoToトラベルで東京が除外になったことについて、「不公平だ!」という見方がありますが、同じ東京都内の辺境に住んでいる私からすれば、ごくごく当然のことが決定されただけのように思います。

目次

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 《東京都青梅市》

東京が除外されるのは、これまでの報い

 以前も書きましたが、東京23区が日本の感染拡大の中心であることは間違いありません。

コロナ感染者数増加。おい東京!

 このままでは、東京に引っ張られて、周辺の県、ひいては全国各地で第二波が襲ってくる。

 結局、東京のためにみんながヤキモキしている。このことを東京の人は分かっているのだろうか、

 

 

 結局いまになっても、東京は有効な対策が打てていない。政府や都知事・都庁もそうだが、少なくない一般人もまた然り。

 ネットでは「気をつければ大したことないのに、地方や郊外の田舎者は無駄に怖がっている」みたいなコメントを少なからず見かけます。

 毎日都心部に通勤していると感覚も麻痺してくるだろうし、都内の企業本社などで発言力のある人、つまり東京のメリットを多く享受している人ほど、その傾向が強いのではないでしょうか。末端の人々が不安がっていても、権力のある人がそういう感覚では、どうしようもない。

 そのようにして、大丈夫だというバイアスで突き進んでいった結果が、感染者数の増加。緊急事態宣言でさえ出されてもおかしくないのに、旅行の勧奨の対象にするのは無理でしょう。

 つまり、これまでの報いがGoToトラベルの東京除外という結果を導いたということです。

 「なぜ、周辺3県や大阪は除外されないのか」とか「そもそもGoToをやるべきではない」ということは、あるいはそうなのかもしれません。一方、観光業界がピンチということがあるので、一概にGoToに反対するものでもありません。

 ただ少なくとも、現段階で東京都をGoToの対象に含める判断は出来ないよな、ということは、本当に思います。

「不公平」にも辛抱する

 これことに対し、「不公平」だという人が多くいます。彼らの多くは、やはり東京都民なのでしょう。

 でも、私に言わせれば、その口が言うか?という感じ。

 東京は、日本の首都という地の利により、これまでどれだけ恩恵を受けてきたか。地方で育てた人材を吸い寄せ、企業の本社が東京にあるということで、税金も集まる。その不合理を少しでも是正する形の地方への交付金などは、あたかも東京からの施しのように考えている。

 その他、様々なものを吸い寄せて過密な都市作りをしてきた結果、東京は、日本で最も感染リスクが高い都市となった。そのような過密・集中を良しとして住んでいるのが東京都民の多数派でしょう。だったら、それによるデメリットも受け入れないと

 田舎の商店がつぶれたり、交通機関が減便・廃止になったりすると、「そんな過疎地に住んでいるのが悪い」みたいに散々ネットで書かれます。だったら、GoToで除外されるのも、「そんな過密地に住んでいるのが悪い」と思いますよ。

 東京都民は、何でもかんでも優先されてきたから、今回のように、東京を非優先とすることに慣れていないのかもしれません。五輪マラソンの札幌開催のときも、東京はなかなかの見苦しさを見せつけてくれました。

 でも、これまでさんざんいい思いをしてきたのだから、こんなときぐらい辛抱するべき。東京が再び安心できる場所になれば、それでいいのですから。

東京都の辺境からすれば「とばっちり」では?

 一方、東京都西部の辺境地は、23区とは違って感染者数は多くない。少なくとも、GoToの対象に残っている、埼玉・千葉・神奈川の東京都心部寄りの地域の方が、ずっと感染者数は多い。

 でも、同じ東京都であるため、たとえ辺境地であってもGoToからは除外されます。このことは受け入れるしかありません

 正直、都心部の「とばっちり」に感じています。不公平不公平というけど、こちらの方がずっと不公平なのでは?。でも辛抱しますよ。しょうがない。

GoToから東京が除外されると、奥多摩や秋川渓谷は?

 警戒心の緩い人は、これまでもリスクの高い行動をとってきて感染者である確率は高い。困ったことに、そういう人ほど、GoToキャンペーンに乗っかって、観光地において無遠慮な行動をとることに抵抗が無いのだと思います。

 東京都がキャンペーンから除外されて、そのような人々はどうするのか?遠隔地に行く代わりに、近場の奥多摩や秋川渓谷(東京西部の観光地)がターゲットになるのかもしれない。

 う~ん、大丈夫かなぁ。車で奥多摩湖の周囲を回り、感染に気をつかって、黙って昼食を食べているぐらいなのであれば多分よいとは思う。この辺りは、夜、騒げるような繁華街が無いのは安心材料なのかも。

 

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藤井聡太・新棋聖の師匠、杉本八段に魅かれる

 私は将棋など駒の動かし方を覚えているくらいの者であるが、藤井聡太・新棋聖についてはさすがに知っている。

 また、最近はネットの情報が充実しているので、将棋の棋士にはどんな人がおり、どのような対局が行われ、誰が勝ったのか、誰が強いのか、ということは、私のような門外漢でも分かるようになっている。

 そんな門外漢の私が個人的に魅かれているのが、藤井棋聖の師匠、杉本昌隆八段だ。


 将棋では、50歳でも現役で活躍している人が少なくないのが、スポーツ選手などとは異なるところ。私のように年齢を重ねてきた者にとって、同年代が活躍している数少ない競技である。

 例えば、杉本八段は昭和43年生まれで、私と僅か一つ違い。滅茶苦茶強いとまではいかないが、順位戦では前期にB級2組に昇級して活躍中、竜王戦では今期3組で準優勝したので、次期は2組への昇級が決定した。

 ベテランになればなるほど、棋力は衰えてきて勝てなくなるのが普通なのに、年齢にしてはかなり善戦しているように見受けられるし、善戦しているとなると、なおさら応援したくなるのだ。

 この善戦ぶりは、やはり藤井棋聖の活躍と無関係ではないだろう。

 何と言っても、順位戦にせよ竜王戦にせよ、ここ最近、杉本八段と藤井棋聖は同じリーグで戦い、この二人がリーグのトップ争いをしているのだからすごい。

 スポーツでは引退した人が現役に対して指導するのが普通だが、将棋では、師弟ともに現役であり、同じ土俵で切磋琢磨して昇級を争っている、というところに麗しさを感じる。

 

 最近、杉本八段を取材した以下の特集記事を一気に読んだ。

 このうち、(3)と(4)は杉本八段その人にスポットを当てている。杉本八段は一般には「藤井棋聖の師匠」という位置づけになってしまっているが、いやどうして、杉本八段にも人生があり、ドラマがある

 プロ棋士になったというだけでも天才といってよいくらいなのに、多数の天才がいるなか、結果を残していくのは並大抵ではないだろう。

 

 私はリタイアしているから、現役で活躍している人々など、本来なら眼中にも入らないはずなのだが、にも関わらず、こういう話に感動してしまうのは何故だろう?

 将棋というものに対する、彼らの姿勢の純粋さ故なのか。

 

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リタイア生活の食事タイミング~朝は無理して食べなくていい~

 現役時の食事タイミングは朝昼晩の3回。そもそも食事できるチャンスが、出社前・帰宅後、およびお昼休みしかないので、必然的にその3回に限られてくるのです。

 人によっては、朝は抜く、夜食を追加するなど、細かなアレンジが加わるわけですが、あくまでベースはその3回。

 でも、リタイア後は、職場に縛られることなく食事タイミングを決めることができます

目次

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 《山梨県小菅村:ミニ菩薩様?の集合体》

現代の朝食は社会により匡正された食習慣

 まずいきなりですが、朝食のことから。

 朝食は食べなさいとあちこちで言われて続けています。少なくとも私の小さい頃から。

 裏返せば、それだけ朝食を食べない人が多いのでしょう。それもそのはず、体が起ききっていないのに、胃腸だけ活発になっている方がむしろ不自然ではないでしょうか。

 江戸時代の農民なんかは、ものすごく早起きしてますが、起きてすぐに食べるのではなく、一仕事して腹が空いた頃合いで食べていました。変な先入観や縛りがなければそれが自然な行動だろうと思うのです。

 じゃぁ何で現代では、朝食を摂れとうるさいのか。以下、個人的な憶測。

 

 一つには、朝の出勤前・登校前を逃したら、次はお昼まで食事する機会が無い、という現代人の生活習慣。お昼まで持たない人がいるのは確かに事実でしょうから、そういう人に合わせて、食事のタイミングが社会的に匡正されていった。

 そこまでなら、朝食を摂る摂らないというのは一つの個性に過ぎないのですが、いつの間にか、朝食が信仰のレベルにまで高められ、国を挙げて教育するまでに至ったというのが現代ではないのかと。

 次の記事なんか、朝食を食べることの意義が、食生活の本筋にはほとんど存在していないことを、自ら吐露しているようなものです。

drkojou.com

 あともう一つは、巨大な朝食市場。ケロッグのコーンフレーク桃屋のごはんですよが売れなくなっては困るのです。

 別に、ケロッグや桃屋の差し金だということを言いたいのではありませんが、「朝食なんて食べなくても構わない」という雰囲気が出来て、市場が冷え込むことを恐れている人は少なくないでしょう。そういう人達が「朝食の効用」を積極的に説いていることが、日本社会の朝食マンセーの雰囲気を醸成していることに、一役買っているのではないでしょうか。

 思うに、朝食なんて腹筋運動みたいなスタンスでよい腹筋すれば確かに体にいいのかもしれませんが、国民全員が腹筋しなくてはいけないわけではないし、ましてや国を挙げて推進すべきほどのものでもない。個人に委ねるべき案件。

 つまり、朝食なんて、昼までに腹が減って困るようなら食べればいいし、食べなくて問題が出ていないなら、無理して食べる必要なんてさらさらない

 朝起きたてで食欲が無いというのは、むしろ自然なこと。それを、朝起きてすぐにモノを食べるように匡正させられているのが現代社会なのですから。

リタイア直後はブランチ&夕食が原則

 前項で述べたことから推測される通り、私は、リタイア前から積極的に朝食を摂ることはありませんでした。まぁ、紅茶やコーヒーなどの飲料を飲むくらいです。

 そして、リタイア直後も、朝食に関しては同様です。

 昼食については、一般よりも早く、10時台から11時台にかけて摂っています。つまりブランチです。起床直後は食べられなくとも、このくらいの時間帯には、気持ち良く食べられます

 やはり、起きて数時間経過したタイミングで食べるのが、動物本来の自然な形だよなぁなどと、勝手に思っています。

 例外は、サイクリングやハイキングなど、体を酷使する予定があるとき。こういう場合は、出かける前に炭水化物をチャージしておくようにしています。

 夕食は6時頃。妻が勤め先から帰ってきたら一緒に食べます。こちらに越してきて、妻の帰宅時間が早くなったので、夕食の時間も以前より大分早まりました。

 ブランチにしているのは、実は夕食の時間が早いこととも関係があります。午後1時とか2時など遅い時間に食べてしまったら、6時という早い時刻に夕食を食べるのはツライからです。

最近朝食を食べるようになった、その理由

 ところが。

 そんな私も、ここ1月ほど、朝食を食べるようになっています。働いていないのだから、その必要性は薄れているのに何故?

 その理由は次の投稿。

50retire.hateblo.jp

 ホームベーカリーを何回か使っていくうち、美味しくパンを焼くための方式が固まってきました。それは、塩麹パンを焼き色うすめに設定すること。別に大した手間ではありません。塩麹は味付けのためというより、パンをふんわりもちもちにするためのタネといった感じ。

 これがあまりにもうまい、うますぎるのです!そのままでもうますぎて、トーストなんかにするのが勿体ないくらい。

 そう、朝食を食べ始めたのは、単純にこのパンを食べるためだけなのです。朝起きたら、まずこのパンを食べるのが楽しみ、というくらいにはまっています。スーパーの食パンにはもう戻れません。

 なお、これまでのブランチは、それはそれとして継続しています。10~11時台というのも変わりませんが、朝にパンを食べるようになってから、多少量を減らしています。ただ、この食形態だとブランチとは言わないかもなぁ。

 

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新宿区のコロナ累積感染者数がすごいことに

 新宿の繁華街でコロナの感染者数が大量に出ているというのは、報道されている通りで皆さんご存知だと思います。

 最近、久しぶりに、都内の各市区町村の累積患者数を参照してみたら、いやすごい。

目次

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 《東京都 兼 アメリカ合衆国:横田基地》

新宿区での感染者数は・・・

 各市区町村の累積感染者数は、7/12時点の値は・・・。

新型コロナウイルスに関連した患者の発生(第562報)|東京都

f:id:retire50:20200714095054p:plain

 なんと、新宿区だけで1146人!

 同じタイミングで1146人を超えている都道府県は、大阪府(2045人)神奈川県(1758人)、埼玉県(1485人)、北海道(1296人)だけ。他の当道府県の感染者数は、新宿区よりも少ないのです(ソース)。

 ちなみに5/18時点では次の通り。

f:id:retire50:20200519094823p:plain

 この時点で新宿区は398人ですから、あれから750人近く増えた計算になります。

 他に100人以上増えているのは、港・世田谷・中野・杉並・豊島・板橋・練馬くらい。こんなに極端な増え方をしているのは、新宿区だけですから、現時点で、日本で最も感染に注意すべきポイントは「新宿の繁華街」といってよいのでしょう。

 また、新宿については陽性率が高いのも気になる。新宿の繁華街にはまだ見ぬ感染者が大量にいると見なければいけないのかもしれない(特に、従業員ではなく客の方)。

新宿区PCRセンターで「陽性率4割」の衝撃結果…桁違いの跳ね上がりに「感染拡大は明らか」と医師 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

新宿区が区医師会と協力して行うPCRセンターの検査結果を示す「実績報告」。5月の連休前、検査数は54~62件程度で、陽性率は2.0~8.2%で推移していたが、その後の陽性率は跳ね上がる。6月30日~7月3日の期間は検査数92~140件で、陽性率は29.2~37.3%と文字通りの桁違いだ。

 もっとも、この考え方を新宿区一般にまで広げるのは危険と思っています。繁華街を中心に検査を大量にしたらこれだけ発覚したが、だからといって、繁華街以外でも同程度に広がっているとは思えない。感染者分布には濃淡がある、という当たり前の話です。

 新宿に通勤されている方々は色々と気を揉むこともあるでしょうが、寄り道しないで真っ直ぐ帰宅する、という普通の行動が最大の防御策なんだと思います。

 ただ、なかにはその防御策をとれない人がいて、そういう人が隣の席に座っているかもしれない、と思うと、やはり気を揉んでしまいますよね。

第2波に突入しているという個人的認識

 私の個人的な認識では、以下の理由により、日本においては、コロナは既に第2波に突入しています。

  • 新宿の繁華街のように局所的には相当数の感染者が確認されていること
  • 感染者が再び確認されている都道府県が全国的に増えていること
  • 今後、感染者数を減少に向かわせる効果的な対策・要素が見当たらないこと
  • 重症者の数が少ないというが、そのことと第2波かどうかの判断は連動すべきでないこと

 もちろん、今はまだ第2波に「突入した」という段階であり、最高潮に達しているのかは分かりません。今後、爆発的に増えるのか、低くなだらかに推移するのかは、何とも言えません。

 特に、最近感染者が再発覚した地域について。少人数でも感染していれば、そこから移っていくのが感染症の怖いところなので要注意。

感染症が明治時代の"道徳"教科書に取り上げられている

 うつり病は、その始め、一人より起こるものなれど、油断するときは、多くの人にうつりて、迷惑をかくるに至るものなり。

 

 個人的に不思議に思うのが「いや第2波ではないんだ、第1波がくすぶっていたのが再燃しただけなんだ」という言論。

 「第1波の中の2番目のピークだ」ということだそうですが、それを第2波って言って何がいかんの?

 もっとも何年か先、全てが終わったあとになってみれば、5月までのは前震であり、これから起こるのが本震だった、という評価もあり得なくはない。でも今の段階で、そこまでは分からない。

 なぜこのことに拘るかというと、「第2波はまだ来ていない」という物言いが、政治的意味合いを帯びている、と考えるからです。

 「第2波が来た」と言うと、日本においては、直ちに経済に急ブレーキをかけることを意味します。だから、感染者が出ていようといまいと、「第2波は来ていない」と言わざるを得ないのです。

 一方で、WHOがいう「第2波ではない」は、「第1波が終わってないからまだまだ気をつけて」というもの。日本における「第2波は来ていない」とはスタンスが真逆なのです。

 つまり、「第2波は来ていない」という物言いは、このようなことを割り引いて考える必要がある、少なくとも私はそうしています。

関係無いが、福生市で米軍のトラブルあり

 これまでとは全然関係無い話で恐縮ですが、コロナの感染者数を調べている途中で、次の出来事を発見。

 米軍の訓練中、物が福生市に落下したというトラブルがあったもよう。

人員降下訓練に伴う福生市へのフィンの落下(要請)|東京都

(略)「令和2年7月7日(火)19時30分頃、横田飛行場におけるパラシュート降下訓練中に、東京都福生市牛浜58-1JR牛浜駅西口駐輪場付近にフィン(足ヒレ)を落下した。被害は確認されていない。」(略)

(略)7月9日までの間に情報提供がなかったことは、信頼関係を損ねる行為である。
 また、横田基地においては、6月16日のCV-22オスプレイの部品遺失事故、7月2日の立川市へのパラシュート落下事故、そして今回の福生市へのフィンの落下事故と、(略)

 さらに、事故原因や再発防止策の説明を行うまでは、同様の訓練は行わないこと等を再三求めてきたにもかかわらず、これらに関する具体的な説明がないまま、三たび、こうした事態が発生したことは(略)強く抗議する。

 

在日米軍横田基地第374空輸航空団司令官
 アンドリュー J. キャンベル大佐 殿

横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会会長
 東京都知事 小池百合子
 副会長 立川市長 清水庄平
 昭島市長、福生市長、武蔵村山市長、羽村市長、瑞穂町長

 ほとんど報道されませんが、実は東京都でもこの手の問題を抱えていたりします。

 

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FIREと4%ルールについてテキトーな雑談

 "FIRE"なる言葉、今現在リタイアを検討中の方の多くが目にしているはず。すなわち、"Financial Independence, Retire Early"(経済的独立を果たし早期退職すること)の略称で、アメリカで生まれた概念です。

 日本における早期リタイア・セミリタイアと親和性があるので、私も注目しています。本稿では、雑談ベースのテキトーなことをつらつらと書いていきます。

 

目次

 

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 《東京都青梅市》

 FIREについて

 私は、私の理屈でリタイアを果たしてしまっているので、FIREについてそれほど詳しいわけではありません。ただ、初耳の方もおられるかもしれないので、一応、解説記事を貼っておきます。

【エンタメよもやま話】究極の節約でアーリーリタイア 米の若者がめざす真の“働き方改革”とは(1/4ページ) - 産経ニュース

(略)米のミレニアル世代(1981年から1996年の間に生まれた人)の間で最近「FIRE(ファイヤー) ムーブメント」に賛同する人が急増しているのです。「 Financial Independence, Retire Early =財政的自立と早期リタイア」を標榜する運動のことです。

 更には、資金運用の虎の巻まで用意されています。

 具体的には、収入の70%を貯蓄に回し、貯蓄額が年間経費の30倍、もしくは貯蓄額が100万ドル、日本円にして約1億円になれば、今の仕事を辞め、リタイア生活に。その後は毎年、総貯蓄額の3%から4%を銀行から引き出し、慎ましい生活を続けることを提唱しています。

 要するに、アメリカ発祥の早期リタイアの一形式ということ。

 恐らく、それまでの早期リタイアは、アメリカンドリームで大成功し、巨額の資産を築いて豪遊することが前提で語られていた。それに対し、FIREは、資産額1億円程度で、運用・倹約しながら生活していくという小ぶりなもの。

 こういう方式でも実はリタイアが可能・・・言われてみれば大したことない話なのですが、言われてみないとなかなか気づきにくい。まさにコロンブスの卵。

 一旦、このことが認識されると、早期リタイアのハードルが下がった!ということで、我も我もと、ムーブメントと呼ばれるまでになったのでは?と想像しています。

日本における「FIRE」

 今でこそ、「FIRE」なる言葉、日本のリタイア界隈でも有名になっていますが、私がリタイアの検討を開始した5年以上前には全然見かけませんでした

 いや、FIREなる言葉自体は、それが提唱されたアメリカで、もっと前からあったのですが、私がこの概念を認識したのは、多分ここ2年以内のことです。

 その後、日本のリタイア界でも急速にこの概念が浸透し、リタイアブログでもFIREについての投稿が見られるようになりました。最近は、「セミリタイア」よりも、最初から"FIRE"を標榜するブログさえ見かけるまでになっています。

 FIREを標榜しているブログ、特に達成者のブログって、投資で成功して華々しいイメージがありますね。

 そもそもブログの作りからして違う。Wordpressでガッツリ作り込み、どうすればFIREを達成できるのか、理論と心構えをしっかり説いていらっしゃる。

 これに対して、セミリタイアブログで比較的多くみられるような、無料ブログで、日常の出来事をテキストだけでボソボソ綴るのは、華々しいFIREにそぐわない。

 まぁ偏見です。でも、FIRE紹介記事(特に英語からの翻訳記事)には、30代で日本円にして数千万の後半、あるいは億単位の金を貯めてリタイアした華々しいアメリカ人のケースが典型例としてたびたび登場するので、そう思ってしまうのかもしれません。

 豪遊系リタイアより小ぶりとは言うものの、この年齢で億単位を貯めるって、充分華々しいですよ。

20代、30代でリタイアする「FIREムーブメント」が流行ってる | ギズモード・ジャパン

(略)FIREムーブメントはとにかく退職年齢がめちゃ早いという違いがあります。

ウォール街の金融関係で7年働いて225万ドル(約2億5500万円)貯め込んで28歳でリタイアした女性J.P. Livingstonさん(29)はその最たる例で、(略)

 でも、アメリカ人でも貧乏リタイアしている人は絶対いるでしょ。わざわざ日本向けの記事にはあまりしないだけで。

4%ルールについて

 FIREを語る上で切っても切り離せないのが「4%ルール」。

セミリタイア (F.I.R.E) するなら知っておきたい資産運用の「4%ルール」とは ?

「4%ルール」とは、年間支出の25倍の資産を築けば、年利4%の運用益で生活費をまかなえるという考え方だ。年間支出が仮に250万円なら、6,250万円の資産を築いて年利4%で運用すれば、理論上は資産を維持したまま生活できるというわけだ。

 このルールの素晴らしいところは、「リタイアの必要額」を簡単な数式で表したこと。これにより、リタイア必要額は、これまで漠然と思われていたほどに莫大な額(何十億円とか)ではない、ということが示された。

 でも、このルールが有名になり過ぎて、このルールありきでリタイア計画を立ててしまうのはどうかなぁ?と思ってしまう。

 実際、FIRE指南サイトでは真っ先に4%ルールを説明していたりします。あるFIRE志望サイトでは、自らの年間支出額を単純に25倍して、きりよく切上げ・切下げした値を、リタイア目標額に設定していたりしました。

 でも、みんな違う形のリタイアがあるはずなのに、機械的に公式で算出するっていうことに、頭の古い私は、少々の疑問を感じているわけです。

 4%ルールって、あくまでこれが考え出された当時のアメリカの状況に基づいたもの。でも、ここは日本。しかも毎年毎年状況は変わっていきます。今年はコロナが発生して、今後どうなるか不透明です。

 毎年4%の運用益を出して、その運用益分だけを支出することにすれば、資産は維持できるっていうけど、今後何十年間もそう都合よく続けていけるものなのかなぁ。しかも、上記の理屈だと、持てる資産を全額リスク資産に投入することが前提になっているし。

私自身は4%ルールではなく古い方法で計算

 こうケチつける私はどうしているのか?

 先述した通り、私がリタイア計画を立てたときは4%ルールなんか知りませんでしたから、地道にEXCELで資産推移表を作成していました。

 資産推移表って、資産の初期値と年間支出額だけ分かれば作成出来るってものじゃないんですね。

 「毎年の基本的な生活費としていくら使う」「○歳で家を修繕するための費用」「△歳で学校に通うための費用」「□歳からいくらの年金をもらう」「×歳で死ぬときにはいくら残す」など、考えつく限りのイベントを表に書き込んでいく。

 あまりキツキツな計画を立てると破綻しやすくなるので、適宜、安全率を施す。

 想定外のことがどれだけ起こるかにより、楽観プラン、悲観プランなども併せて検討する。

 つまり、資産推移表は人生計画表なんです。

 こういう古い方法で検討してきた私にとって、「4%ルール」というのは、あまりにも簡明に過ぎるわけです。公式は確かに便利だけど、個々の人生の揺らぎというものを、そこに反映させる余地があまり無いからです。

 「4%ルール」は一つの考え方ではあるけれど、あくまで数あるなかの一つというだけのことであって、それが経済的独立&早期リタイアを達成するための秘訣であるが如く扱うのはどうなのかな?と思います。 

 

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【号外】私の住んでいる青梅市で殺人事件

 昨日は、ブログを書いたり第三のビールを煽ったりしていてテレビも見ず、ついさっきまで全く気づかなかったのですが、私の住んでいる青梅市で殺人事件があったもようです。

東京・青梅 高齢女性が刃物で刺され死亡、40代女を現行犯逮捕 - 産経ニュース

 10日午後3時半ごろ、東京都青梅市長淵の「青梅第二小学校」バス停付近の路上で、女が路線バスから降りた高齢の女性の首などを複数回、刃物で刺した。

 同署によると、女は女性と同じ路線バスに乗車しており、バス停で降車後に襲いかかったという。(略)女は「自分は統合失調症だ」などと供述しており、(略)

現場はJR東青梅駅から南に1・1キロメートルほどの都道沿いの路上で、青梅市立第二小学校に隣接している。

逮捕の女「誰か刺せば楽に」青梅市切りつけ

2人に面識はなく、(略)

女は、「誰かを刺せば楽になると思った」などと話しているということで、警視庁が詳しい経緯を調べています。

 

  これは・・・・。言葉になりません。被害者の方、本当にお気の毒です。ご冥福をお祈りいたします。

 青梅二小の辺りは、私もよく自転車で通過している場所なので、他人事とは思えない。

 あの辺りは(街道の脇を除けば)閑静な住宅街。橋を渡るとスーパーや100円ショップ、博物館などが近い。

 最近、東青梅駅までの近道が完成したので、あの辺りは便利になった。ただ、バスの本数はお世辞にも多いとは言えないので、幼少者や高齢者でない限り、徒歩や自転車、自家用車などを使うのが普通な気がします。やはりこの事件を起こそうとしてバスに乗った?

 加害者が本当に統合失調症かどうかは分かりませんが、状況からして、やはり無差別殺人?

 無差別殺人を企てている者が、何食わぬ顔してバスに乗っている、というのは本当に恐い。地下鉄サリン事件より規模は小さいものの、事件の構造は同じ。加害者が青梅市民なのか、他所から来た者なのか、というのも気になる。

 

 そういえば、青梅市は昨年もこんな事件があったばかり。

東京・青梅殺害事件で男ら2人を逮捕 警視庁 「1億円」ジュラルミンケースも中身は10万円程度か - 産経ニュース

 小川さんは近隣住民や知人に対して、多額の現金を所有していると説明し、「1億円が入っている」などとジュラルミンケースを見せたこともあった。捜査本部はこうした情報を入手したハン容疑者らが小川さんを襲撃したとみて、動機の解明を進める。

  この事件の発生場所は、青梅市の中でも更に辺境の地にあり、今回の事件とはかなり様相を異にしていますが、それでも、同一市内で1年以内に殺人事件が2件も起きるというのは、かなり異例でしょう。

 

 あまりのことで、これ以上、何を書いたらよいのか分からないのですが、とにかく、今回の事件はちゃんと真相を解明してほしい。前回の事件は、犯人が何人かつかまってはいるんだけど、真の黒幕についてはよく分からないんですよね。

 

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