先日、アメリカの調査で、人生の幸福感が最も薄れるのは47.2歳である、という報告がなされたそうです。
私がリタイアしたのは50歳ですが、47歳の頃もリタイア目指して準備をしていたので、この調査の結果が他人事だとは思えません。
《山梨県・丹波山村》
調査結果について
いくつかのサイトを見て、かの調査結果を私なりにまとめると、
- 132か国から70歳以下の50万人の人を対象に調査。
- 調査対象に、人生の満足感を10段階で問うた。
- 幸福感はU字カーブを描いて推移し、47.2歳で底に達し(先進国の場合)、以降は回復していく。
- 「幸福曲線」は、経済状態などに左右されず、各国同様の軌道を描く。
不幸のピークが40代にあるというのは、50年生きてきた私からしても納得の結果ですね。
もうこれ以上の出世は望めず、体力も落ちているのに、何とかモチベーションを奮い立たせてハードな仕事をこなし、自分だけでなく家族を食わせてていかねばならない。
世間では45歳での早期退職が「流行」している。今の会社で働かせて頂けるだけでもありがたいと考え、自分のやりたいことよりも、仕事を優先させなければならない。
少なくとも日本の平均的な40代は、このように「~しなければならない」を多数抱え、シンドイ状況に置かれているのでしょう。「自分は幸福だ」と自信を持って言える人って、どのくらいいるのでしょうか。
不幸のピークに達した後のこと
47歳以降は、U字カーブで幸福度が回復する、というのが調査結果ですが、これは平均値であって、不幸にピークに達した後、本当に回復するのか、というと、これは個人差がありそうです。
例えば、ある人が47歳頃に不幸のピークに達したとして、その後も、自らを取り巻く環境が変わらなければ、そのまま不幸のピークに留まらざるを得ないわけです。
子供がいる人は、子育ての終了が転機になりそうですが、そうでない人は、その後の人生の幸福度を底上げするようなイベントってなかなか無いと思います。
私の場合もそうでした。なら自分でイベントを作るしかありません。それがセミリタイアでした。
「今抱えている不幸は、そのほとんどが仕事に由来している」と自己分析し、幸福度を上げるために、原因を元から断ったのです。
もしリタイアしていなければ、40代の不幸がそのまま定年まで続いていたはずです。
40代については、次の記事も参考にして下さい。
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