私がリタイアを目指した経緯
今回は、私が「50歳でリタイアしよう!」という考えに至るまで、私がどのように考え検討してきたかの流れを大雑把に述べていきます。なお、本記事の内容は、旧ブログで書いたものを若干手直ししたものです。
目次
《東京都・青梅市》
30代半ば、早期リタイアを検討してみたが…
もともと私は、会社勤めが好きではありませんでした。
毎日同じところに通うのが面倒臭い。仕事も特に面白いとも思えない。会社のような上下関係の厳しい組織に属していると、ストレスも多い。
それでも働いていたのは、「惰性」と「生活」のためでしたね。
一方で、お金はあんまり使わなかったので、そこそこのお金は貯まってきていました。いや、入社した頃は、結構な無駄遣いをしていたのですが、ある時期を境に無駄遣いを極力抑えるようにしたのです。当時の通帳によると、37歳の時点で残高は2000万円ほどでした。
「これを元手に、何とか会社を辞められないか…。」
しかし、ちょっと考えてみて、それはさすがに無理だと思いました。
当時は独身で、1Kの賃貸アパートに住んでいましたが(家賃6.4万、うち半額は会社補助)、これをもう少し安い、例えば5万のところに引っ越して、衣・食を5万として、月額10万。
これ以外に一銭も使わなかったとしても、2000万の元手だと200ヶ月、すなわち17年足らず。50過ぎで資金が尽きる計算です。
当時は今と違ってセミリタイアブログなんてなかったので、「資金が足りない分だけ、投資やバイト等で稼ぐ」という発想もありませんでした。
その後はリタイアのことなど忘れていた
仕方なく仕事を続けることにしたのですが、たびたび会社を辞めることへの思いがよぎりました。しかし、資金のことを考えると、
「さすがに無理だよな…。」
と思い返す日々。
その後、遠隔地への転勤や結婚など、人生の大イベントを経験するなか、いつしかリタイアのことなど忘れていました。
現実のものとして見えてきたのは40代半ば
今につながるリタイア計画を思いついたのは44歳の頃、今から5~6年ほど前のことです。当時、会社で色々と不愉快な出来事があり、会社勤めがほとほと嫌になっていた時期でした。
そんなあるとき書店で「年収100万円の豊かな節約生活」という本が目に入りました。
この本は、東大卒の著者が早々に会社を辞め、少ない収入ながらも豊かな生活を送るための知恵を綴ったものです。さすが東大卒の著者、少ないリソースを効率よく配分する手腕は大したもので、しかもそれを面白く読ませる文章にまとめ上げている(ちなみに、この本の中では著者は自身を「プータロー」と表現していますが、セミリタイアの範疇に属すると捉えてよいと思う)。
もちろん、私自身が年100万円で生活できるとは思っていなかったのですが、「少ないお金でも知恵を絞れば楽しく過ごせる」というテーマは非常に参考になるところがありました。
この本の詳細については以下の記事も参照
この本を購入・読破した後、同様の事例は無いかとネットで調べたら、多数のリタイアブログを見つけることができたのです。
そこで、お蔵入りとなっていた以前のリタイア計画を思い出し、改めて試算を行いました。
当然、当時よりもお金は貯まっています。一方、年金受給までの期間は短くなっています。つまり、「元手は増加、必要額は減少」という状態です。
すぐにではないにしろ、何年か後にリタイアすることは、それなりに現実的なことが分かりました。
更に検討を進め、最終的に私は
「50歳でリタイアする!」
と決意したのでした。
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⇒50歳でセミリタイア達成!その概要を書きます