新宿区のコロナ累積感染者数がすごいことに
新宿の繁華街でコロナの感染者数が大量に出ているというのは、報道されている通りで皆さんご存知だと思います。
最近、久しぶりに、都内の各市区町村の累積患者数を参照してみたら、いやすごい。
目次
《東京都 兼 アメリカ合衆国:横田基地》
新宿区での感染者数は・・・
各市区町村の累積感染者数は、7/12時点の値は・・・。
新型コロナウイルスに関連した患者の発生(第562報)|東京都
なんと、新宿区だけで1146人!
同じタイミングで1146人を超えている都道府県は、大阪府(2045人)神奈川県(1758人)、埼玉県(1485人)、北海道(1296人)だけ。他の当道府県の感染者数は、新宿区よりも少ないのです(ソース)。
ちなみに5/18時点では次の通り。
この時点で新宿区は398人ですから、あれから750人近く増えた計算になります。
他に100人以上増えているのは、港・世田谷・中野・杉並・豊島・板橋・練馬くらい。こんなに極端な増え方をしているのは、新宿区だけですから、現時点で、日本で最も感染に注意すべきポイントは「新宿の繁華街」といってよいのでしょう。
また、新宿については陽性率が高いのも気になる。新宿の繁華街にはまだ見ぬ感染者が大量にいると見なければいけないのかもしれない(特に、従業員ではなく客の方)。
新宿区PCRセンターで「陽性率4割」の衝撃結果…桁違いの跳ね上がりに「感染拡大は明らか」と医師 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)
新宿区が区医師会と協力して行うPCRセンターの検査結果を示す「実績報告」。5月の連休前、検査数は54~62件程度で、陽性率は2.0~8.2%で推移していたが、その後の陽性率は跳ね上がる。6月30日~7月3日の期間は検査数92~140件で、陽性率は29.2~37.3%と文字通りの桁違いだ。
もっとも、この考え方を新宿区一般にまで広げるのは危険と思っています。繁華街を中心に検査を大量にしたらこれだけ発覚したが、だからといって、繁華街以外でも同程度に広がっているとは思えない。感染者分布には濃淡がある、という当たり前の話です。
新宿に通勤されている方々は色々と気を揉むこともあるでしょうが、寄り道しないで真っ直ぐ帰宅する、という普通の行動が最大の防御策なんだと思います。
ただ、なかにはその防御策をとれない人がいて、そういう人が隣の席に座っているかもしれない、と思うと、やはり気を揉んでしまいますよね。
第2波に突入しているという個人的認識
私の個人的な認識では、以下の理由により、日本においては、コロナは既に第2波に突入しています。
- 新宿の繁華街のように局所的には相当数の感染者が確認されていること
- 感染者が再び確認されている都道府県が全国的に増えていること
- 今後、感染者数を減少に向かわせる効果的な対策・要素が見当たらないこと
- 重症者の数が少ないというが、そのことと第2波かどうかの判断は連動すべきでないこと
もちろん、今はまだ第2波に「突入した」という段階であり、最高潮に達しているのかは分かりません。今後、爆発的に増えるのか、低くなだらかに推移するのかは、何とも言えません。
特に、最近感染者が再発覚した地域について。少人数でも感染していれば、そこから移っていくのが感染症の怖いところなので要注意。
うつり病は、その始め、一人より起こるものなれど、油断するときは、多くの人にうつりて、迷惑をかくるに至るものなり。
個人的に不思議に思うのが「いや第2波ではないんだ、第1波がくすぶっていたのが再燃しただけなんだ」という言論。
「第1波の中の2番目のピークだ」ということだそうですが、それを第2波って言って何がいかんの?
もっとも何年か先、全てが終わったあとになってみれば、5月までのは前震であり、これから起こるのが本震だった、という評価もあり得なくはない。でも今の段階で、そこまでは分からない。
なぜこのことに拘るかというと、「第2波はまだ来ていない」という物言いが、政治的意味合いを帯びている、と考えるからです。
「第2波が来た」と言うと、日本においては、直ちに経済に急ブレーキをかけることを意味します。だから、感染者が出ていようといまいと、「第2波は来ていない」と言わざるを得ないのです。
一方で、WHOがいう「第2波ではない」は、「第1波が終わってないからまだまだ気をつけて」というもの。日本における「第2波は来ていない」とはスタンスが真逆なのです。
つまり、「第2波は来ていない」という物言いは、このようなことを割り引いて考える必要がある、少なくとも私はそうしています。
関係無いが、福生市で米軍のトラブルあり
これまでとは全然関係無い話で恐縮ですが、コロナの感染者数を調べている途中で、次の出来事を発見。
米軍の訓練中、物が福生市に落下したというトラブルがあったもよう。
(略)「令和2年7月7日(火)19時30分頃、横田飛行場におけるパラシュート降下訓練中に、東京都福生市牛浜58-1JR牛浜駅西口駐輪場付近にフィン(足ヒレ)を落下した。被害は確認されていない。」(略)
(略)7月9日までの間に情報提供がなかったことは、信頼関係を損ねる行為である。
また、横田基地においては、6月16日のCV-22オスプレイの部品遺失事故、7月2日の立川市へのパラシュート落下事故、そして今回の福生市へのフィンの落下事故と、(略)さらに、事故原因や再発防止策の説明を行うまでは、同様の訓練は行わないこと等を再三求めてきたにもかかわらず、これらに関する具体的な説明がないまま、三たび、こうした事態が発生したことは(略)強く抗議する。
在日米軍横田基地第374空輸航空団司令官
アンドリュー J. キャンベル大佐 殿横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会会長
東京都知事 小池百合子
副会長 立川市長 清水庄平
昭島市長、福生市長、武蔵村山市長、羽村市長、瑞穂町長
ほとんど報道されませんが、実は東京都でもこの手の問題を抱えていたりします。
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