コロナ感染者数増加。おい東京!
東京都の感染者数のトレンドは「増加基調」。先日はついに100人突破。東京に次ぐ規模の大阪でさえ、こんなことにはなっていません。
このままでは、東京に引っ張られて、周辺の県、ひいては全国各地で第二波が襲ってくる。
結局、東京のためにみんながヤキモキしている。このことを東京の人は分かっているのだろうか、都庁や政府を含めて。東京都の辺境に住んでいる私は、心配しています。
目次
《東京都千代田区》
こうなるとは思っていた
ものすごく古いネタですが・・・
「おい東京、何とかしろよ~ぉ!まじでよぉ!」
「東京アラートってレベルじゃねーぞ!」
などと 揶揄したくなります(分かるかな?)。
まぁ正直、いずれこうなるとは思っていました。
徐々に自粛が緩んで、感染者が再増加に転じるのだろうな、ということは、前々から想像しており、(略)
今後は「周囲の会社はみな出勤してしているから、コロナは恐いけど、自分達も出勤しなくてはダメだ」みたいになっていくのかもしれません。例え、周りで感染者が出まくっていたとしても。
満員電車もかなり復活しつつあるみたいですし(満員電車そのものが感染源というより、密が復活していることの指標として)、あんなに夜の街、夜の街と騒いでいながら、都は注意を促すだけで止めることができない。
夜の街を起点として、その家族・友人へ。その家族・友人から同級生や同僚へ。
都心を起点として郊外や地方へ。
まぁ、以前と違って、リスクの高い所の検査がかなり積極的に行えるようになったから、前回と同様に見ることができないということはあるものの、増加基調であることには変わりはない。
この増加基調、人の動きが変わらないと止まることはない。
感染症の増加のペースは指数関数的。指数関数の特性として、くすぶっている段階ではさほどでないが、臨界点を突破すると一気に増加する。
そして、増加基調がこのままだと、いつかは臨界点に達するときが来る(下記グラフの(0,1)の点の前後の傾きに注意)。
くすぶっている段階でしっかりとした対策を打つのが、結果的には、人的被害も経済的被害も極小に抑えられる。でも、くすぶっているだけだと「まだ大丈夫だ」と甘くみてしまいがち。臨界点を突破してから、極限まで厳しい対策を打っても効果が上がらないのは、欧米で見た通り。
100人突破したことで、今後は警戒感が強まっていくことを望んでいます。
結局、東京次第ではないか
特に、東京の感染者数は指数関数的な軌道に乗りつつあります。
少し感染状況が良くなったからといって、あの異常な密集状態を復活させてしまえば、どんなに対策を取ろうと、感染者が増えるのは当たり前なわけで。
そして東京と郊外・地方とで行き来が発生すると、郊外・地方での感染リスクが高まってしまう。
東京(特に都心部)が密の状態を復活させたり、夜の街とやらを守るために、地方の人々が付き合わされている。
感染をこれ以上増やさないために、東京はもっともっともっともっと実効的な対策をとってもらわないと、日本全体が共倒れするのではないか。
結局、東京次第なのです。
「東京菌」扱いされるのは故無しという訳ではない
コロナで東京人への風評被害続出 “東京菌”扱いで葬儀にも帰れず…
「平時には意識されませんが、実は日本社会にはいまだに“ウチ”と“ソト”の間の壁があり、特別なことが起こると、それが“ヨソ者”を排除する力として作用する。今回も連日の報道で『東京=コロナ感染者』という度を越したイメージがつき、いわば中国での『武漢出身者』と同種の視線が向けられている。『ケガレたヨソ者を排除しよう』という心理が働いていると思います」
こんなことは日本に限ったことではありません。感染拡大の初期の頃、欧米人はアジア人をコロナ扱いして迫害していましたよね。
未知のウィルスに対して、防衛本能が働くのは当たり前のこと。東京との往来に敏感になることに、ウチとソトの理論を持ち出す必要なんて全くありません。
マスコミなどでは「自分は感染者だと思って気をつけて下さい」とさんざん言っているのだから、必然的に、他人も感染者だと思って気をつけることになるのに、これについては何故か差別とか風評被害の扱いになってしまうのが不思議です。葬儀に行けないのは気の毒だけど、状況が状況だけにやむを得ない話。
しかし当の東京は、自分達が日本の感染拡大の中心であるという自覚が充分でなく、だからこそ地方の人がヤキモキしているのに、「東京菌扱いされたー」と被害者意識。
地方がヤキモキしているのは、東京がしっかりしないからなのに、そのことを棚に上げて、地方を閉鎖的な田舎扱いしている記事やコメントを見かけると、全くやるせない気持ちになります。
この現状を見るに、「東京菌」扱いされるのも故無きことではないのかなと。
本当にしっかり対策をとってこの結果ならともかく、本降りになってからどんどん雨宿りから出ていく状況を見ていると、少しは自分達の行動も考えろと言いたくなりますね。
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