50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

緊急事態宣言。「あわよくば」はもう無いと考えるべき。

 首都圏に緊急事態宣言が出てきました。私の住んでいるのは、山梨県に程近いとはいえ、行政区分上は東京都ですので、宣言の対象です。

 私は数ヶ月おきに通院していて、1月8日に立川の病院に予約していたのですが、1月7日の東京都の新規感染者数はいきなり2447人。いよいよオーバーシュート(感染爆発)の軌道に乗ってきたなという感じのときに、病院にいかなくてはならないなんて、はなはだタイミングが悪い・・・。

 かといって、待っていても状況は悪くなるだけなので、仕方なく病院には行ったのですが・・・。

目次

 

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≪東京都感染者数推移≫

リタイア後の東京・立川方面への外出状況

 最後に23区内に行ったのは、退職日当日。つまり昨年の1/31。退職に関わる書類等を受け取ったりしに本社まで行ったわけですね、当然、電車で。そして、あれ以降、私は、一歩たりとも23区内に足を踏み入れてはいない

 コロナというのもあるけど、都心部の合唱団をやめてしまってからは、根本的に用事が無いんですよね、23区には

 多摩地区の(事実上の)中心地である立川でさえ両手に満たないぐらいの回数。どうしても通院はしなくてはならんのと、買い物をすることが何度かあったからです。

  【過去の当ブログ参考記事】 百貨店ほど面白くない大型商業施設は他に無い(個人的意見)

久々に電車に乗った

 さて、立川への行き方としては、自転車または電車。コロナとはいえ、さすがに寒いので、今回は電車をチョイス。

 電車にはほとんど乗っていないから浦島太郎状態ですね。

 私が退職する前、青梅線・五日市線・八高線などは、電車の扉は押しボタンで開けるという、東京都では珍しい仕様でした。すなわち、電車が駅についても、乗客がボタンを押さないと扉が開かない。人の出入りが完了したら、やはり乗客がボタンを押して、扉を閉める。

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 一見、不便なように思えますが、特に夏冬はありがたい仕様でした。空調で暖まったor冷えた空気が外に逃げるのを最小限に抑えてくれるのですから。

 しかし、コロナの今は、空調よりも換気を優先させなくちゃならん!ということなのでしょう、押しボタン式ではなく、自動ドアになっていました。

 私が乗った無人駅では、ラッシュを外すと、電車に乗り降りする人は一列車あたり数人にも関わらず、全ての扉が盛大に自動で開きました。車内放送でも「感染対策としてドアは全て自動で開きます」とも。ただ何故か、駅の録音アナウンスの「ボタンを押してご乗車下さい」は、相変わらずでした。

 また、折返し駅である立川駅・青梅駅だけは、停車時間が長く空調の効きも重視してか、押しボタン方式が残されていました。

 車内放送では、通常の自動放送のほか、あきらかに素人の声を録音した放送したものが流れていましたね。「国土交通省の指導により、新型コロナウィルス・・・」といったもの。

病院内での様子

 病院も随分と様変わりしていますね。

 出入り口では検温しているし、従来だと、必要書類をクリアファイルに入れて患者が持ち運ぶシステムだったのが、クリップで止める方式に変更になっている。

 なんといっても、建物の一階の一部が、通常の患者では入れないように仕切られていて、何か専門のことをするスペースになっている。ハッキリとそう書いてはいなかったが、間違いなく、コロナ関連であろう。

 病院のサイトを見ると、風邪っぽい症状が出た場合、いきなり病院にくるのではなく、事前に電話で予約をしろ、と書いてある。多分、電話で予約した人は、先のスペースにまず連れていかれ、コロナか否か判断するのであろう。

 医療関係者の苦労を直接見たわけではないが、色々と大変なことは、推察できます。

感染の収束は当分、先

 

 緊急事態宣言が出ましたが、これで感染が1ヶ月で収束するのか、というと、そうは思えません、少なくとも東京では。

 東京都では、1日で1000~2000人台の感染者が出ているわけですが、数字そのものよりも大事なのはトレンドです。このトレンドが、オーバーシュートの軌道に乗ってしまっているため、収束どころか、高止まりさせるのさえ、難しい状況になっている

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 このグラフは、私がEXCELで作ったものです。青い線が一日あたりの感染者数を表したもの。これだと曜日によるバラつきが大きいので、7日間の移動平均(過去7日間の平均値)を計算したものを赤い線で表しています。

 この赤い線が、次の指数関数のグラフによく似た形になっているのです。現在はちょうど点(1,e)のあたりか。

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 下降トレンドで2000なら、西村大臣のおっしゃるように、短期間で500まで下げることは可能でしょうけど、オーバーシュートのトレンドに入ってしまったら、ちょっとやそっとでは収まりませんよ、多分。まして、今回の宣言は、前回に比べ相当に甘々ですからね。

 緊急事態宣言の効果が現れる、と言われている2週間後、どのくらいの数字になっているか。その時点のトレンドはどうなのか。オーバーシュートなのか高止まりなのか下降基調なのか。

 今後どうなるかは分からないけど、ただ一つ、「感染の収束は当分、先」ということは言えそうです。

 感染拡大初期の頃、都内の7日間移動平均が初めて30を超えたのが3/28、移動平均ピークの167になったのが4/14、ここまで18日間。5/11には、再び30程度に落ちるが、ピークから数えて28日間

 先の緊急事態宣言時は、あんなにロックダウンみたいなことをやっても、感染者数の減少速度は、増加速度よりも緩慢でした。まして今は、前回より遥かに急速で、ブレーキはゆるゆる。収束は当分先だと思う所以です。

 首相は外国人入国停止を蹴ったそうですが、「あわよくば(そこまでやらなくても収束していくかもしれない)」というのは、もう無いと考えるべきと思います。

 

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