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コロナ第2波?「本降りになって出て行く雨宿り」

  緊急事態宣言が解除されたと思ったら、東京を含む一部地域では早くも感染者数が増え始めています。それでも自粛解除の流れはとまらず。

 この様子を見ていて、何となく思い浮かんだ川柳。それが標題に書いた

  "本降りになって出て行く雨宿り"

です。 

目次

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 《東京都八王子市:浅川支流 醍醐川》

GW明けから既に緩んでいた

 ウイルスは目に見えないので憶測の部類にはなりますが、ここに来て再び増え始めたのは、緊急事態宣言の解除が遅かったから、というわけではないでしょう。

 東京でいえば、既に先週くらいから再度の増加の兆候が見え始めていました。

 5月23日(土)の2人が極小値で、5月24日(日)は一気に14人。以降は、8、10、11、15、22、14、5、13、34、12人という経過で、(統計上のブレではなく)有意に増加傾向に転じたとみなしてよさそうです。

 感染者判明数は、大体、2週間前くらいの感染発生状況が反映されていると言われています。14人に増えた5月24日の2週間前は5月10日。これはGW明けの日曜日。

 もともと宣言は5月6日まででしたが、延長になったので、5月10日はまだ宣言期間中です。にも関わらず、このときを起点とした感染数が増えている。

 結局、GWまでは自粛を頑張ったが、それ以降は宣言期間中であろうと、自粛が緩んできた、ということの証左といってよいのではないでしょうか。

 今、感染判明数が増えているのは、宣言解除が早過ぎたからではなく、GW明けに既に緩んでいたからだと言えそうです。

こうなるとは想像していたが、これからはどうなる?

 徐々に自粛が緩んで、感染者が再増加に転じるのだろうな、ということは、前々から想像しており、当ブログにも書きました。

緊急事態宣言の今後 ~"お上"と"右へ倣え"の狭間で揺れる企業達~

 さすがに、GW直後は、どの企業もおそるおそるでしょう。ただ、自粛が長引くと、次第に「おそるおそるでは耐えられない企業」が出てくる。そうるすと、その企業は短期間で出勤者を増やすことになる。

 そのような企業が増えてくると、様子を見ていた企業も追従する。そして、あるタイミングでそっちが趨勢となってしまい、多くの企業で一気に出勤者が増える(自粛前と同程度とまでは言わないまでも)。

 こうして、出勤自粛は、政府のコントロールのきかない形で、緩んでいくことになるのでは?というのが私の想像であります。

  上記は、企業の出勤について述べていますが、一般的な外出についても同様なんだと思います。

 日本人の「右へ倣え的な国民性」、言い換えれば同調圧力による自粛が、これまで功を奏していた側面が大きいと思いますが(実は、自粛警察の働きも大きかったりして)、今はこれが逆に向きつつあるのかもしれません。

「PCR検査論争」が不毛な理由 同調圧力が支配する日本の感染症対策を考える

――日本でこれほど行動変容がうまくいったのはなぜでしょう。日本人は真面目だからでしょうか?

「空気」だと思います。日本人は真面目じゃないですよ、もちろん。検察幹部が賭けマージャンまでやっているんですから。真面目なわけないじゃないですか。

――同調圧力ですか。

同調圧力です。

 (略)

同調圧力が強いので、パッと同じ方向に動いたのが今回は幸いしましたが、逆もまた真なりです。

密集するような行動が始まれば、みんな同じ行動をとる。単に方向性の問題だと思います。諸外国だとみんなバラバラに動く。

日本の同調圧力は、良い方に回っている時はいいのですが、まずい方に回れば全部ダメな方向にいくと思います。

 この理屈でいうと、今後は「周囲の会社はみな出勤してしているから、コロナは恐いけど、自分達も出勤しなくてはダメだ」みたいになっていくのかもしれません。例え、周りで感染者が出まくっていたとしても

 それを止めるためには、東京アラートとかヌルイこと言ってないで、再度の緊急事態宣言しかないのかも。でも、一旦、経済再開で動き出してしまった以上、世論からの同調圧力に抗して、近々に再度の宣言を行うのは難しいかもしれませんね。

緊急事態宣言についての個人的な振り返り

 4月から5月にかけて出されていた緊急事態宣言について、個人的に振り返ってみます。後付の理屈になりますので、これをもって、宣言を行った政府を批判するものではありません

宣言の延長は効果が薄れる可能性がある

 当初、宣言の期間は4/7~5/6でしたが延長され、順次、解除となりました。最後に残ったのは、東京都を含む5都道県で解除日が5月25日です。

 宣言が延期されたため、GW明け以降も自粛期間が続いていたのですが、実際には徐々に緩んできていて、その後の再拡大につながっているであろうことは、上述の通りです。

 もともと「自粛はGWまで」だったため、そのつもりで心づもりや準備をしてきた人達のなかには、宣言の延長に耐えきれずに、自主的に自粛を緩和していった人達がそれなりにいるものと思われます。

 宣言を延長したところで、延長前と同じ効果が必ずしも期待できるとは限らない、効果が薄れてしまう、ということなのでしょう。

宣言の期間は、初めからもう少し長めに言っておくべきだった

 前項の理屈からすると、宣言の期間は、初めからもう少し長めに言っておき、必要に応じて短縮する、という方がよかったかもしれません。ただ、あまり長すぎると、国民のやる気がなくなるので、例えば5/17までとか。

 5/17までガッチリ自粛をやれば、ここまで再拡大の兆候が早くは来なかったのではないでしょうか。

あるいはもう少し宣言を早めに出ていれば。。

 確か、3月末に、「宣言が4/1に出るかも」みたいな噂が立ったみたいなことがありましたよね。あれは根も葉もないものだったそうですが、あのときに本当に宣言が出ていれば・・というのはありますね。

 専門家会議によれば、自粛によって新規感染者数は減少に転じたが、その減少スピードは、増加スピードの急激さに比べると、緩やかであったそうです。

「長丁場前提に新しい生活様式を」専門家会議提言 NHK特設サイト

しかし、3月20日すぎから生じた発症者数の急増のスピードに比べれば、減少のスピードは緩やかに見える。

 これが事実だとすると、宣言を早く出して急増を早めにカットした方が、ずるずると宣言を延期するよりも大きな効果が見込める、ということになります。

 一部の国があんなに厳しいロックダウンを行っても、なかなか効果が現れなかったのは、多分、ロックダウン開始時期が遅すぎて、感染者減少の効果が現れるのに時間を要したからなんでしょう。

 

 もっとも、日本では、志村けんさんの死去や都知事ロックダウン発言等により、3月末頃には国民が危機感をもって自粛の流れが出来ていました。だから、宣言前に感染のピークをうっていたのでしょう。

www.watch.impress.co.jp

 もっとも、宣言前にピークをうっていたからといって、宣言が不要だった、ということではないでしょうがね。もし宣言がなかったら、新規感染者の減少スピードはもっともっと緩やかであり、第1波はいまだに収束していなかったでしょうから。

 

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