GoTo停止。世間では大騒ぎだが、予想通りの展開じゃないのかな?
先日までGoToやめろの大合唱だったマスコミが、GoToをやめたらやめたで、今度は急に「GoTo停止で悲鳴をあげる観光業の人達」が登場しまくって、GoTo停止の不都合を訴え出しました。
ことあるごとに世間では大騒ぎしている印象ですが、私に言わせると予想通りの展開なので、そこまで大騒ぎする必要ある?などと、意地悪にも思ってしまうのです。
目次
《東京都奥多摩町》
政府の描いていたストーリーは崩れ去った
直接金をばら撒くよりも、GoToの方が遥かに遥かに経済効果が高い。そのことは非常によく分かります。
「勝負の3週間」で、感染者数を減少に転じさせ、忘年会・クリスマス・年末・年始のかき入れ時への影響を最小限に抑え、GoToでみんながハッピーになる。これが政府の描いていたストーリーのはずですが、見事に崩れ去りました。
第2波では、経済への影響を小さく抑えるため、あまり対策らしい対策は行われず、感染予防の呼びかけくらいだったのですが、何と減少に転じた。第3波においても、政府は、この再来を願っていたのかもしれません。
ただ、第2波のときは、第1波ほど劇的な減少は見られず、ある水準で下げ止まって以降は減らなかった。
つまり、第2波が収束できていない状態で、各種のGoTo施策や外国人の入国緩和が始まったもんだから、感染者数の増え方は更に劇的となり、冬ということもあって、第2波のような甘いやり方では、減少に転じさせることが難しそうです。
ただ、感染者数の増加にビビッて、移動を控えようとする傾向が大きくなってきたのも確かで、今のところ指数関数的な増加には至っていません。
ただ、それでも、1日感染者数が全国で2000~3000、東京で300~600ぐらいの高いレベルをウロウロしています。報道を見る限り、毎日このレベルで感染者数が増えていくことは、医療現場にとっては耐えられないことのようです。
こんなもんかな、とも思う
前項でまとめた通り、政府のやり方は甘くて、遅くて、ちぐはぐで見るべきところが全くない。それはその通り。
でも、こんなもんかな、とも思います。
そう簡単に新型コロナの呪縛から逃れることなんて出来ないんだよ。
「経済を回したい」という気持ちは分かるけど、先走ってGoToなんてやったところで長続きしないだろう、とは思っていた。だから、予想通りの展開なのです。
喜び勇んでGoToに申し込んじゃった人、GoToに期待していた観光業の人、本当にそこまでGoToの施策が盤石だと思ってたのだろうか?と不思議に思ってしまうのです。
政府はエビデンスに拘るのをやめろ
政府がGoToを継続する拠り所としていたのが、「GoToが感染拡大の原因であるエビデンスは無い」というもの。
加藤官房長官、GoTo一斉停止「予防的措置として実施」 - 産経ニュース
「同事業が感染拡大の主要な要因であるとのエビデンス(証拠)は現在のところ存在しないとされており、この認識が変更されたものではない」
言うまでもないけど、「主要な要因であるとのエビデンスが無い」ということは、「主要な要因ではない」とイコールではありません。GoToとの関連を調査していないから、尾身会長といえどエビデンスを提示しようがないというだけのこと。そういう科学者の良心をいいように再解釈する、個人的にはそのことに一番イライラする。
大体、疫病対策にエビデンスが出るまで待っていたら、感染対策なんて、いつまで経ってもできないですよ? もういい加減、エビデンスに拘るのはやめて欲しい。
感染防止の主体は、政府でも知事でもなく「個人」
色々と書いてきましたが、結局行きつくところは、あくまで個人個人の行動なんですよね。政府や知事を批判するのも良いけれど、感染防止の主体は「個人」にあるのだ、ということを、個人個人がもっと認識すべきではないのか。
「経済を回す」というのを口実にして、リスクの高い行動をしている人が多過ぎるのでは?という気がする。家族にそういう人が一人でもいれば、感染リスクは家族全体に及び、そこからまた別のコミュニティに感染が広がっていく危険性があるわけで。
そこで、私の行動方針としては、とにかく「3密は避ける」。あるいは、「いかにも飛沫の多そうな場所」は避ける。
(略)
逆に、それらの条件を避けて行動するのなら、比較的低リスクで外出することも出来るんじゃないかな?と考えていて、そういう楽しみは積極的に続けていきたい。
とにかく、割引につられて高リスクなことをするのではなく、低リスクで楽しめることを積極的に楽しんでは?と思います。
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