50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

リタイア後初めて仕事の夢。こんな悪夢を見るほどにトラウマが大きい

 リタイアブログでたまに「仕事の夢を見た」という記事を見かけます。仕事を忌避してリタイアされている方々なので、ロクな夢でないのが普通

 そんな記事を読んで、私もいつかそんな夢を見るのだろうか・・・と思っていたら見てしまいました。御多分に漏れず、悪夢でした。

 「他人の夢の話ほどつまらぬものはない」ともいいますので、私の現役時代の仕事内容も含めて、夢の内容を紹介しましょう。守秘義務に違反しない範囲で。

目次

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 《東京都東大和市:多摩湖》

現役時業務内容

 私のリタイア前の職業は「システムエンジニア(SE)」でした。

 最後にしていた業務は、某大規模システムのユーザー設定。ユーザーが新たに加入したり、退会したり、あるいは加入条件を変更したりするたびに、システムにユーザー設定のデータを入れるわけです。

 ユーザーの加入条件は様々ですから、設定データの内容も同じく様々。誤ったデータを投入すると、該当のユーザーがシステムを使えなかったり、最悪、システム障害を引き起こします。

 そのような事態が起こると、大問題になり、経緯と再発防止を記した書類を作らされます。

 その書類は、予備会議で何度も何度もダメ押しされ、作り直させられ、そうやってやっと本会議に提出することが許される。

 本会議では、改めて上の人々に経緯・再発防止を説明する。説明内容に不足があれば、承認を得られず、再提出。また、障害の内容によっては、ユーザーへのお詫び文書も作成されます。

 ここまで最低でも一ヶ月。夜も眠れなくなるほど憔悴する日々が待っています

 こうならないために、データの作成には慎重に慎重を重ねます。でも、ただ慎重にやるだけでは、時間面・正確性に限界がありますので、excelマクロでプログラムを組んでいました。

 また、データ投入コマンドを投入する際、システムの仕様上、一時的にシステムの機能が止まりますので、ユーザーのいない真夜中を狙います。しかし、コマンド投入をするためだけに、会社に泊まるわけにもいかないので、真夜中にコマンドが自動起動するよう、昼間に仕掛けておくわけです。

夢の内容

 夢の場面設定は、何故かリタイア前日、すなわち最終出社日でした。

 もちろん、現実の最終出社日は、仕事などするわけもなく、退職辞令を受け取った後は、ただ挨拶してお菓子配って終わりです。

  【参考記事】 最終出社日。お菓子を配りまくりました。

 しかし、夢では違いました。

 出社すると、それまで私とペアを組んで業務を行っていた人間が、コマンドを投入するところでした。しかも真夜中の自動起動ではなく、即時に起動させようとしています。

 「おいおい、今そのコマンドを打っちゃ、まずいだろ」

と声をかけたものの、あえなくコマンドは投入されてしまいます。

 すると、システムは大混乱

 その後、場面は、事態を受けての対策会議に移りました。私は、いかに自分に責任が無いかを熱弁しています。

  • このコマンド投入は、私が計画したものではない。
  • 昼間にコマンド投入してはいけないことは充分引き継いである。
  • コマンド投入直前に声をかけた。

 しかし、会議出席者には分かってもらえず、責任を追及される。最終出社日に一体何をやっているのだか

 ・・・というところで目が覚めます。

退職後にまで影響を及ぼす仕事上のトラウマ

 もちろんこれは夢です。しかし、悪夢でした。

 なんで退職後もこんな夢を見てしまうのか。それは、リタイアした今でも、仕事がトラウマになっているからでしょう。

 最初の項で、仕事でミスるとどうなるかについて述べましたが、それがどんなに辛いものであるか実際に体験しています。だからそういうことを減らすよう、仕事上の工夫は重ねました。

 でも、「絶対に安心」なんてことはありません

 昼間仕掛けたあのコマンドは真夜中に正しく起動されるのだろうか。帰宅して夜寝るまで、いや就寝しても、携帯が真夜中に鳴るのではないか、と不安はつきまといます。

 コマンドの起動予定時刻まで眠れず、その時刻から30分間ほど、何も連絡が無いのを確認して、初めて「ああ無事だったんだな」と眠りにつく、なんてこともしばしば。

 まぁ実際には無事なことがほとんどですが、連絡があることも皆無ではありません。そんなときは、真夜中であろうが何とか乗り切るための対応を、夜勤者と電話で話し合います。

 そのため、土日休日でも仕事のことは常に気にかかっていました。ミスして報告資料作成中なんかだったりすると、憂鬱で憂鬱でとても休日どころではありませんでした。

  【参考記事】 "在職時の休日"と"日々のリタイア生活"で異なる点

 こんな状況が何年も続きました。

 もうリタイアして半年以上経つのに、こんな悪夢を見てしまうほどの、大きなトラウマを負ってしまったのだな、と認識しています。

 

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