50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

自民党総裁選の敗者に贈りたい言葉「弱いから負けた」

 自民党総裁選で菅氏が圧倒的大差で勝利しました。

 「つなぎとしては最適」と思われているところが、総裁選圧勝の要因の一つであろうと、私は見ています。

 一方で、菅氏が目玉政策として掲げた、デジタル庁の創設、通信料金の引き下げ、不妊治療の保険適用などは、かなり具体的な内容であり、菅氏が官房長官の職務を行っていくなかで醸成されたものと見ます。

 これらの政策について、菅氏は相当にやる気を持っておられるようで、その進捗次第では「つなぎの総理」から脱して、長期政権(とはいっても長くて3年くらい)に化ける可能性もあるような気がしてきました。

 もっともそのためには、コロナの収束と、政権の運営を安定させること。1年後、政権支持率が概ね40%を超えているようであれば、その後も総裁を交代させることはせず、しばらく菅氏で行くのではないでしょうか。

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 《山梨県丹波山村道の駅たばやま

 

 ところで、解散ですが、憲法の規程上、1年以内には絶対にしないといけないわけです。でも、コロナがまだ収束していない。早期の解散は公明党が難色を示している。

 う~ん、難しい。

 自民党内、枝野氏、マスコミで、早期解散があり得るとの見方、特に10月25日総選挙説が流れているけど、どうですかね。

 コロナが収束していない中、あまり早く解散するのは、国民からするといかにも露骨に見えてしまって、負けはしないだろうけど、思った程には勝てなかった、ということは充分ありえる(自民・公明併せて2/3に満たないくらい)。

 もちろん、選挙というのは戦争ですから、仕掛けられるときに仕掛けるべきで、ズルズルと行ってタイミングを失うのは最悪なんですけど、まぁ私の予想では、菅氏はもう少し様子を見るのではないでしょうか。

 ただ、1年と期限が決まっているため、3~4ヶ月たってもコロナの一日の感染者数が数百のレベルをうろうろとしている状態なのであれば、本格的に解散風が吹くと思います。まぁ、コロナが収束していたとしても同じですけど。

 解散時には、マスコミが「何で解散はこの時期なんですか?コロナは収束したという認識ですか?」とか、こぞって聞きそう。

 

 ところで、総裁選の敗者には、次のエピソードを聞かせたい。

篠原信一 - Wikipedia

シドニー五輪100kg超級決勝で、(略)試合後、山下選手団監督及び日本選手一同が猛抗議したが、試合場から審判が離れた後は判定は覆らないという国際柔道連盟試合審判規定第19条によりドゥイエの優勝が確定した。

この結果に対して、日本では柔道関係者、マスコミともに誤審と断定して審判を批判した。(略)それでも篠原は、「審判もドゥイエも悪くない。誤審?全て自分が弱いから負けたんです」とそれ以上言明せず、潔く引き下がった。

第48代横綱 大鵬 | スポーツ名言集 by HIROSHI IKEZAWA / 生沢 浩

 1960年代を席巻した大力士に大鵬幸喜がいます。(略)それまで45連勝をしていた大鵬は大会2日目に戸田(後の羽黒岩)と対戦し、敗れてしまいます。しかし、あとでビデオで確認すると戸田の足が先に土俵を割っており、大鵬が勝っていたはずの取り組みだったことが判りました。それを見た大鵬は、さすがにショックをうけたものの、「(勝敗で誤解を招くような)あんな相撲をとった自分が悪い」と述べたということです。

 野球のように乱闘になるのも一つの見所なのは否定しないけど、柔道・相撲という日本生まれの競技については、やはりこのような価値観なんですね。

 このような話に日本人はヨワイ

 特に、オリンピック金メダル級、あるいは大横綱といった、強い人ほど負けを潔く認めるということが美談になる。良し悪しは別としてね。

 しかし今回の総裁選では、枕詞のように「総裁選のやり方が云々」と、候補者自身がグチグチ言うシーンが時折見られました。これは、小さい人間だと思われます

 選挙のように印象論で展開するイベント、特に、大きい人間だと思われた方が有利なイベントにおいて、望ましい言動ではありません。どうせ今回については覆らないのだから言うだけ無駄だし、次回のことを考えると、マイナスになりこそすれ、プラスにはならないでしょう。

 

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