50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

元祖・自粛警察のマスコミが他の自粛警察を批判しだした!

  コロナ自粛が徹底しているか監視する「自粛警察」なる造語を見かけるようになりましたが、その元祖は恐らくマスコミです。しかし最近、当のマスコミ自身が、他の自粛警察を批判するようになってきました。

目次

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 《東京都奥多摩町》

マスコミこそが「自粛警察」の元祖

 例えば次の記事。

広がる「自粛警察」 「営業」「密集」と通報、コロナ禍で同調圧力:一面:中日新聞(CHUNICHI Web)

行政の休業要請の対象外の店に「なぜ営業するのか」と抗議する人たちがいる。外出を楽しんでいる人を見かけると、警察に通報する人も。

  あたかも自分達とは無関係であるが如くに、自粛警察を非難していますが、そもそも似たようなことを、マスコミ達は散々やってきた訳ですよ。

 例えば、わざわざ吉祥寺の商店街に出向いて、禁止されていない買い物をしている人達にマイクを向けてみたりね。

50retire.hateblo.jp

 マスコミは、自粛対象外の「外出を楽しんでいる人」を、報道という道具を使って視聴者に「通報」し、疑念を抱かさせるようなことをわざわざやっているわけです。マスコミがやっていることと、一般の自粛警察がやっていることって、何か本質的に異なることってありますかね?

 最近だと、山梨の帰省女性の話。

感染確認後、高速バス乗車 東京の女性、批判に県「配慮を」―山梨:時事ドットコム

 山梨県は4日までに、東京都の20代の女性会社員が新型コロナウイルスの感染確認後、高速バスで東京に帰っていたと明らかにした。県は同日、女性に対する批判や中傷がインターネット上で相次いでいるとして、「女性や家族に配慮してほしい」と呼び掛けた。

  確かにこの方が大変によろしくないのは分かりますが、この特定の一例を、各社揃って延々と全国放送しなくてはならない程のものなのでしょうか? 総理や専門家の記者会見は途中でぶった切るのに

 この人をターゲットにさんざん批判的な報道をしておいて、一般人がそれについてネットに書きこむと「配慮しろ」というマッチポンプ。

 言い切ってしまいましょう。元祖・自粛警察は他ならぬ君達マスコミなのだと。

自粛一辺倒では「長丁場」は乗り切れないのではないか

 今後の自粛のあり方について、少し私見を書いておきます。

 これまで、元祖・自粛警察たるマスコミをはじめとして、行政もそれに乗っかって、当初許されていたはずの日常の買い物、健康のために推奨さえされていた散歩さえ、密集して危ないということになっていき、更には、潮干狩りもダメ、河川敷もダメ、あれもダメ、これもダメと、どんどん自粛のハードルが上がっていきました

 確かに、多く集まりすぎると密集のきらいはあるからリスクはゼロではないにしろ、開放空間だし距離を保てば、3密空間などよりは遥かにリスクは低いはず。このような場所については、今後ある程度は積極的に解放していかないと、長丁場は乗り切れないのではないか、と危惧しています。

 というのも、感染リスクの高い地域ほど、人口が密集していて家が狭いので、ある程度は外出しないと、住民のフラストレーションは溜っていくからです。

 そこで、数多くの住民がフラストレーションを解消すべく出歩こうとするのですが、そういう地域に限って、外出に適していてかつ自粛対象外である場所は少なく、結局、少数の場所に多数の人が固まることになります。

 青梅(特に西部・北部)のように、開放的な庭つき戸建が主流で、庭に出たりドライブしたり道を歩いているだけで気晴らしになるような場所とは、全く事情が異なると言わざるを得ないのです。

 仮に緊急事態宣言は5月で解除されたとしても、それでウィルスがいなくなるわけではないので、以降もある程度の対策は必要でしょう。でも、これまでと同じような自粛を、今後、何ヶ月・何年も続けていくことが本当に可能なのでしょうか。

 私個人は「きつめにやって早く終わらせる派」なのですが(特に23区はそうして欲しい)、世の中の状況(特に首都圏)を見る限り、困難としか思えないのです。

 感染予防対策の徹底、他地域への移動は厳に控えるなどの対策は引き続き保った上で、比較的リスクの低い行動・業態の自粛は一定程度緩和し、地域内で人の動きを分散させた方が、結果的に密を防ぎ、人々のフラストレーションを減らすのにも役立つのではないでしょうか。

 それとも、首都圏の都市部は人口が過密すぎて、最早そんな対策はとりようが無いのでしょうか。

自粛警察もホドホドに

 ということで、私は、自粛が行き過ぎて、逆になし崩しで緩むことを恐れているので、自粛警察はホドホドにした方がよいと思っています。

 そのためには、まず、マスコミが、自分達こそ元祖・自粛警察であったことを認識し、今後どうするのが本当に日本のためになるのか、真剣に考えてほしいところです。

 

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