50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

マスコミの二枚舌・身内への甘さにウンザリ

  リタイア当初はテレビなども見ていましたが、最近はとんと見なくなりました。それにしてもマスコミのあまりの質の悪さにウンザリしているので、書いてしまいます。

目次

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 《東京都青梅市[海禅寺]》

女子プロレスラー自殺の件

 最近、女子プロレスラーの方がお亡くなりになり、その死因として自殺が囁かれています。まだお若いのにお気の毒で言葉もありません。

木村花さん「テラハ」“コスチューム事件”以降アンチ急増、誹謗中傷1日100件…母にも矛先(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

 昨年9月の第20回配信から木村さんは「テラスハウス」に入居した。ネット上で木村さんに対するアンチが増え始めたのは今年1月配信の第31回。番組内で交際を断られた相手の陰口を叩いたことからだった。それが一気にヒートアップしたのが「コスチューム事件」と言われた第38回以降だ。

  別記事には、更に次のように書かれています。

『テラスハウス』木村花さんの死を呼び込んだ、制作サイドの“残酷すぎる演出術” | 週刊女性PRIME

それから時が経った、5月14日にNETFLIXの公式YouTubeチャンネルは“未公開シーン”がアップされ、ふたたび大きな火種となってしまった。

「その動画はタイトルが《“コスチューム事件”その後》とされており、明らかにネットの炎上を知って公開されたものでしょう。しかも、これまでの『テラスハウス2019-2020』におけるYouTube動画になかった、“vol.1~3”による三部構成。これは“再生回数が多く見込めるのでは?”と踏んでのことではないでしょうか。炎上を制作側が煽っているようなかたちにみえなくもない」(テレビ局関係者)

  この方が自ら命を絶たれたとされる、その要因としては、「出演していたテレビ番組を発端に、あれこれSNSで批判を受け、それを苦にしていたため」ということが言われており、充分に蓋然性がありそうです。

 大手マスコミや政府は、SNSのことばかりを問題にしていますが、そもそも、ある種の人々の正義感をくすぐる番組作りをして、SNSを炊きつけるキッカケを作ったテレビ局の責任は極めて大きいはずです。

 以前、私は自粛警察や、吉祥寺の商店街などについて、マスコミのマッチポンプを批判した記事を投稿しましたが、とうとう人命に関わる事態にまで発展してしまったのです。

50retire.hateblo.jp

 例えるなら、次のような感じ。

マスコミ:皆さ~ん、ここにこんな人がいますよ~~~~~~~~ぉ!!!(指さして大声で)

SNS民:とんでもない奴だ!

SNS民:とんでもない奴だ!

SNS民:とんでもない奴だ!

マスコミ:・・・・

(その後、問題になってどうしてもコメントを求められると)

マスコミ:大変に遺憾です。ただ、我々は単に事柄を述べただけで責任は無いのでありましてぇ、問題なのは、誹謗中傷を繰り返したインターネットや自粛警察の方なのでありましてぇ・・・(ボソボソ)

 こんな言い訳通用しますか?

 それなのに、本件についてテレビ側の問題に触れているのは、週刊誌やスポーツ新聞など2~3流どころばかりで、大手マスコミは口を閉ざすどころか、お抱えの芸能人にSNSへの批判さえ言わせているのは、全く解せないところ。

 少なくともその番組を流したテレビ局は、自ら(あるいは第三者委員会で)そのことを検証してコメントを出すべきなのに、そのことを他局は要求もしない。

 本当に身内には甘い輩だと思う。身内ではない人達への追及ばかりいっちょまえで。

黒川氏と一緒に賭け麻雀をしていた新聞記者

 黒川氏や検事定年延長の問題、それ自体はどうでもいいです、個人的には。

 ただ少しだけ言っておくと、司法の独立を盾に、検察人事を行政に関与させない、というのは間違っていると思っています。

 検察は基本は(司法ではなく)行政ですし、検事は無謬ではありません。過去、次のような大事件(村木厚子さんの件)があったこと、皆さんお忘れなのでしょうか。

www.jiji.com

 ほんまもんの司法に属する最高裁判所判事については、形式的にしろ国民審査があって罷免可能なのに、行政に属する検事の人事を政府が掌握しないで、一体誰が掌握するのでしょうか。もっとも、検事についても国民審査をやるのであれば、それは一つの考え方だとは思いますけどね。

 検事本人達は反対しているようですが、自分達の首を絞める方向性なのですから、そりゃ嫌がるの当たり前です。「無謬の検察官が政府の横暴に反対している」なんて構図に、皆さん、あっさりと乗っかってしまうんだなぁ、と思って見ていました。

 

 雑談が過ぎました。

 私は、黒川氏が賭け麻雀をしたことよりも、麻雀の相手が朝日や産経の記者だったという点に関心を寄せています。

 プロレスでいえば、ヒール(悪役)とベビーフェイス(正義側)が仲良くお食事をしているようなもので、これ結構ヤバい話なのに、読売や毎日からの食いつきが妙に悪いですな。まぁ同じ穴のムジナなんでしょう。

 やっていることは、黒川氏も新聞記者も同じなのだから、黒川氏に懲戒を求めるなら、新聞記者もそうしなければ整合性がとれない

 新聞社は「取材の一環だから」みたいな言い訳をしているけど、少なくとも、黒川氏が渦中の人となって以降は、李下に冠を正してしまうような行為は控えるのが普通の神経なのでは?

 それでも彼らは「報道の自由」を隠れ蓑に、今後も好き勝手やっていくのでしょう。もはや、「司法の独立」と「報道の自由」は類義語になったといってもいいのかもしれません。

自粛警察よりもタチの悪い元祖・自粛警察

 賭け麻雀が賭博罪にあたるということの他、それが自粛期間中であったということも大きな問題点とされています。

 確かに、賭け麻雀なんて不要不急の最たるもので、それを自粛期間中に行うのがいいとは決して思わない。

 ただ、あまりにも言われ過ぎて、あげくの果てに退職金まで取り上げろみたいな話になっているのはいかがなものでしょうか。

 「自粛しないと○○するぞ」と私的制裁を課そうとする自粛警察を、これまで、マスコミも批判の対象にしてきたはずなのですが、本件ではそのことをコロッと忘れ、自粛しなかった黒川氏に対して、社会的制裁を課そうとしています。それに乗っかる国民も多く、まさに集団ヒステリー。

 そもそも「"司法"の独立」とやらを守るために、ついこの間まで、定年延長でさえ政府が関与するのは大反対、という話だったはずですが、賭け麻雀で退職金を取り上げるような重大な処分を下すことは別にいいんでしょうか?

 このように検事については徹底的に追求する一方で、自分達が自粛をしていなかったことについては頬かむり。二枚舌、そして身内への甘さ

 一般の自粛警察は自らも自粛しているからこその言動でしょうが、マスコミは、自らは自粛していないのに、他人には自粛を求め社会的に抹殺を図ろうとするので、よりタチが悪いと言えます。

 まさに、元祖・自粛警察たるマスコミの本領発揮です。

 

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