50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

【総選挙総括・3】菅総理にやられっ放しだった立憲民主党

 総選挙の総括3回め。立憲民主党についての続きです。

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目次

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《東京都奥多摩町

菅総理にやられっ放しだった立憲民主党

 今になって思えば、立憲民主党って、菅前総理にやられっ放しだったと思うですよね。立憲側からすれば、菅総理を手玉に取ったつもりでいて、実は手玉に取られていたというオチ。

 そもそも、昨年、旧立憲と旧国民(の大多数)が合流したのは、近いうちに解散総選挙が来る、と睨んでのことで、当時、新しく総理に就任した菅氏に、解散総選挙を煽っていたように思うのですが、菅氏は歯牙にもかけず、解散はしなかった。結果的に、合流によって国民の期待を高める効果は不発に終わった

 次にコロナ対策。これも立憲民主党は色々と挑発したのですが、基本的に菅総理は乗らなかった。まぁ、次のようなことはありましたが。

首相 「少し失礼 精いっぱい取り組んでいる」蓮舫氏批判に反論 | 新型コロナウイルス | NHKニュース

立憲民主党蓮舫代表代行が、新型コロナウイルス対策をめぐる菅総理大臣の答弁について「ことばや危機感が国民に伝わらない」と批判したのに対し、菅総理大臣は「少し失礼ではないか。精いっぱい取り組んでいる」と反論しました。

 そして、菅内閣の支持率が下落して、立憲が「してやったり」というところで、選挙前の絶妙のタイミングで辞職表明。お別れ祝儀⇒総裁選⇒就任祝儀で内閣支持率がそこそこ回復してしまった。そこに来て、菅総理が進めてきたワクチン政策が功を奏したのか、これまた絶妙のタイミングで新規感染者激減

 その流れで選挙に突入した結果、これまで進めてきた野党共闘策が不発、選挙では一人負けして、枝野代表辞任。

 これはもう、壮大な落とし穴としか思えないのですが、菅総理は狙っていた訳ではなく、ただただ普通に行動していただけなんでしょう。

 だとすると、今回の自民党圧勝は、立憲側の一人相撲による自爆、つまり敵失によるところも大きい、ということになります。つまり、自民党も盤石ではないので、今回の大阪における維新旋風みたいなことが全国的に起こったら、目も当てられないことになるでしょう。

旧民主党系がこうなってしまう理由

 それにしても、旧民主党やその流れを汲む政党が、いつもこうなっちゃっうのは、何故なのでしょう?

 それは、彼らのベクトルが「日本国民」ではなく、「自民」に向いているからなのでしょう。自民を政局に巻き込んでヘマをさせて、自らの党勢を拡大しよう、という発想が抜けないんです。

 だから、上手くいっているときはイケイケなんだけど(多くの国民がどう感じているかは別にして)、ちょっと想定外のことが起きて潮目が変わってしまうと、方向転換ができなくなるパターン。プランAとプランBも考えていないんだろうね。

 詳しくは述べないですが、今回の顛末は、あの郵政解散民主党がボロ負けしたときと流れがよく似てるんですよ。

今後の立憲に臨むこと

 立憲民主の最も致命的なところは、政局が大好きなのに、政局のセンスに全く欠けている、ということ。策士策に溺れる、と言いたいところなんだけど、策士とさえ言える状態にないのが困ったところ。

 だからまずは、自らの政局センスの無さを自覚して、政局に走るのはホドホドにしてほしい。

 何か語るときの主語を「自民は~」「総理は~」ではなく、「私達は~」に変えるべき。他政党のことはいいから、まず自分達について述べろということです。

 新代表や新幹部は、もう少し当たりのソフトな人がいいな。眉間にしわを寄せつつ、ことあるごとににネチネチ嫌味っぽく話す男性議員か、本会議・予算委員会ヒステリックに攻撃をする女性議員ばかりが目立っていたから。

 ソフトな口調でも批判は出来る。むしろ、当を得た批判をソフトな口調で話すことこそが国民に対する説得力最強なのになー。

 あと、立憲内でも地道に政策を頑張っている人がいるのですから、そういう人こそが党の宝なのだと認識し、もっともっと前面に出してやらないと勿体ないです。

 ただ一方で、与党批判がアイデンティティになっている人も少なからずいて、そういう人ほど声がでかい。彼らから与党批判を取り去ったら、それはバッターからバットを、数学から背理法を取りあげるようなもので、「一体、私達は何をしたらいいの?」状態になってしまうので、激しく抵抗するはずです。

 ・・・うーむ、前途多難だ。やっぱ分裂しかないのか?

 

 上から目線なのは承知していますが、どうしてもこういうことを言いたくなってしまう。潜在的なポテンシャルは高い政党で、有能な人・高い志を持っている方も揃っているのに、ただただ飼い殺しになっていることを、大変もどかしく感じるのです。

 

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