50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

都心が頂点の『東京ヒエラルキー』は都心在勤者だけでやってることでは?

 東京都民の間では、住んでいる場所によってヒエラルキーがあるそうです。

「都民を名乗れるのは23区だけ...?地方から来て体感した『東京ヒエラルキー』の実態」

「東京都民の中にも細かくヒエラルキーがあり、まず23区以外は『都下』と呼ばれ、都民によってはそれを(半分冗談だとは思いますが)東京都とは認めていないことを知りました」

「東京でできた友人によれば、23区内の中でも外縁の区は田舎(!)扱いで、更には環七より外はダメとか、山手線内でなければ都会とは言えないなど細かな区分があり、東京のピラミッドの奥深さを知りました」

 そういうこと、やたらと気にする人がいるのは分かるけど、そのほとんどは「都心在勤者」だけでやっていることではないか、それ以外の人は、ただそれに付き合ってあげているだけでは?という話を書いていきます。

目次

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 《東京都奥多摩町》

都心在勤者と東京ヒエラルキー

 東京ヒエラルキーの要素として、いくつか挙げることができるでしょうが、その主要なものとして、「都心部への交通利便性」というのがあるでしょう。

 以前、私は次の投稿をしました。

  【過去の当ブログ参考記事】 都心に住むより郊外で家賃浮かせる方がよくない?

 この記事内容に関わらず、月に10万以上の家賃を上乗せしてでも、都心近くに住もうとするのは、やはり遠距離通勤の過酷さが大きいのだと思います。

 住居費を多く払えば払うほど、より都心近くに住居を構えることができ、遠距離通勤から解放されて羨望の的となる

 すなわち、都心在勤者については、「都心部への交通利便性」が、その人の財力や遠距離通勤からの解放度合を表す指標になるわけですから、ヒエラルキーの主要な要素として成立するわけです。

郊外に職場があると、都心の住居はそれほど有難くもない

 しかし、それは都心在勤者に限った話。職場が郊外にある場合、話が違ってきます。

 例えば、私の現役時代の職場は、東京都の23区にある中央線快速の某駅が最寄でした。だから「都心部への交通利便性」にあまり有難味は無く、住処は中央線・青梅線に構えていました。生活に不便は無い一方、家賃が安く済ませられるのはありがたいことでした。

 これは早期リタイアを目指してスモール生活していた私だけのことか、といえば、さにあらず。

 職場で「○○さんが家を買った」みたいな話が会話に出てきたとき、その場所は、ほとんど全てが郊外でした。中央線を中心に、青梅線・京王線・西武線、あるいは埼玉県方面などです。一方、都心部に家を買った人の話は聞きませんでした。

 しかも、私よりも出世して給料を沢山もらっていそうな人達も例外ではありません。彼らだったら、東京ヒエラルキーの高位にあるタワマンだって買えるだろうに、買わない。郊外の土地が安そうな場所に買っている。

 それは何故か?

 住居が郊外であっても、そこまで通勤は大変じゃないし、生活に不便は無いし、何より、莫大な住居費を払わなくて済むからででしょう。

 言い換えれば、職場が都心にあるのでなければ、ヒエラルキー高位の住居なんて、高額の住居費に見合う程には有難く感じられないわけです。

 これは、貧乏人はもちろん、それなりの給料をもらっている人も、そう変わらないのだと思います。

 当たり前なことを書いているようですが、本当に都心部がスバラシイ場所なのであれば、郊外在勤者もこぞって都心近くに住居を持ちたくなるはずなのに、必ずしもそうはなっていない、ということを言っているのですから、決して当たり前ではありません。

『東京ヒエラルキー』には温度差がある

 だから、『東京ヒエラルキー』といっても、都民一人一人によって結構温度差がある気がします。

 都心在勤者は、毎日のように都心の職場と行き来する生活を送っていますから、ヒエラルキーの高低と生活内容が密接に関連している。だから、ヒエラルキーの高低は結構切実なのではないか。

 一方、郊外在勤者にはそれ程の切実さはない。

 まぁ、ヒエラルキーというものがあることは知っていて、自分の住居が低ヒエラルキーなのも自覚していますから、「ここは田舎だ」などと卑下したりします。でも、ヒエラルキー高位の場所に引っ越したい、なんて内心全然思っていない

 本気で高ヒエラルキーを崇め奉り、それを目指している人々、それを達成して鼻高々の人々、達成できないで悔しい思いをしている人々から離れた場所で、生暖かく見守っているという以上のものではない。彼らに付き合ってあげているという感覚なのだと思います。

 

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