50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

マウントは取る方より取られる方が楽だな

 ここ最近、「マウンティング」「マウントを取る」みたいな言葉をネットで目にします。たとえば、次のサイトで色々と解説してくれています。

 

目次

 

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 《東京都青梅市》 

マウントの実例

 私個人は、マウントとは程遠い私生活を送っています(というか家族以外の人間と会うことがほとんど無いのでマウントするのも受けるのも不可能)。でも、ネット上ではマウントの実例がよく出てきますね。年収や学歴、居住地あたりが王道でしょうか。あ、「タワーマンションの住んでいる階」なんてのもありますね。

 たとえば、私の居住地は東京都青梅市。青梅駅から山手線内の駅(新宿)まで、特別快速を使っても1時間以上かかります。東京都、いや、関東の1都3県まで範囲を広げても、辺境の部類に入るでしょう。

 都心部から遠い場所に住んでいるということは、それだけで都心部居住の人からマウントされる格好のネタになります。本人に直接言葉でマウントするような人は稀でしょうが、ネットを見る限り、都心部在住者によると思われるマウント的な書き込みは相当数見かけます。

  • 遠距離通勤なんてたとえ座れたとしても時間のムダだね。こちらは電車で3駅だよ。
  • あっちの方は車が無いと生きていけないから大変だね。都心だと自宅から徒歩圏内にお店や遊ぶ場所が色々あるし、電車の本数も多いから車なんて金食い虫はいらないよ。
  • 郊外は将来限界集落になるから不動産が負動産になるぞ。都心は今後も人口が減ることはなく資産価値が保たれるから大丈夫だけど。
  • 郊外や田舎は近所付き合いが面倒でマイノリティを許さない偏狭さがある。都会は冷たいというけれど、面倒な人付き合いが不要で、誰が住んでも受け入れてくれる懐の深さがある。

みたいな感じで、ボロクソ書かれています。

 私個人に対する言葉ではないものの、都心在住の誰かが、郊外や田舎の在住者に対してほのかな優越感を抱きつつ、得意げに書き込んでいるシーンが目に浮かぶようです。

マウントは「とる方」より「とられる方」が楽

  このような書き込みを読んで、愉快な気持ちになることはまずありません。ただ、怒り心頭になるのも疲れますし、読めばそれなりに面白いので、まぁ生暖かく見守っているわけです。

 そして思うのは、マウントは「とる方」より「とられる方」が楽かもしれないな、ということ。 

 マウントする側の立場を推測してみます。

 彼らは、マウントするに値する「何かの価値」を自分は得ているという自負があるはずです。その「何かの価値」を得ることはあまり容易ではなく、誰でも得られるものではない。

 すると、その価値を得ているかそうでないかで序列を作り、自分を序列の高位側に置くことで、優越感を感じることができる(多くの場合無意識に)。

 こんなところでしょう。

 すると、マウントをとるためには、その「何かの価値」を取得するだけでなく、維持していく必要があります。人にマウントするくらいだから、維持するにも相応のコストや労力が必要な場合が多く、その報償として序列低位者にマウントをとることができる。

 しかし序列低位者、すなわちマウントをとられる側は、その地位に安住してしまえば、序列を高位に保つためのコストや労力はなくて済む。マウントとられるのは気に食わないが、自分を高く見せる必要が無い分、楽ちゃぁ楽な立場のように思えます。

マウントされても生暖かく

 最初の話に戻ります。

 郊外や田舎の不便さについて、マウントされている内容が誤りとは言わないまでも、過度に誇張されていたり、ある地域での事例を「これだから田舎は」的に過剰に一般化されることも多く、正直もどかしい。

 ただ、都心部と生活スタイルは異なるものの、大概の人は普通に暮らしていて、都心の方々からあれこれ心配して頂くには及ばない、というのもあります。

 ならば、マウントされてもムキにならず、あーそうですね、こちらは不便なので大変ですよ、都心は便利でいいですねーと、生暖かくやっていても困ることは別にないと思うのですよね。

 マウントされる立場を楽しむくらいでいると、楽(らく)に過ごせるんじゃないかな、と思ったり。

 

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