50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

退職希望を上司に伝えたあの日のこと

 今回は、退職希望を上司に初めて伝えた日のことを記します。平成30年12月5日のことでした。

目次

 

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 《東京都あきる野市》

面接シートの記載

面接シートについて

 以前書いた通り、退職希望を伝えるのは、平成30年12月に行われる、定例の面接の場で、とあらかじめ決めていました(次の記事参照)。

 面接を受ける際には、あらかじめ配られる面接シートを埋めて、事前に提出しておかなくてはいけませんので、まずはそのことを書きます。

面接シートはほぼ空欄に

 面接シート原紙を見ると、そこには、勤め続けることを前提とした質問がならんでおります。例えば、「5年後、あなたはどのような仕事をしたいと考えていますか?」みたいなものですね。

 でも、1年後には辞めるつもりなのに、そんな質問、答えようがありません。

 とりうる選択肢としては以下の2つ。

  • 今後も勤め続ける体で、適当に回答しておく。
  • 答えられない質問は空欄のままにしておく。

 それまでの面接では、退職のことは胸にしまっていましたので「今後も勤め続ける体で、適当に回答しておく」でしたが、今回こそは退職を告げる面接です。それまでのように無理に回答をでっちあげることは不自然かつ無駄です。

 かといって「答えられない質問は空欄のままにしておく」とすると、結果的にはほとんどが空欄となってしまいます。

 まぁ、どっちもどっちなので、面倒の無い後者の方向でさっさとシートを提出し、退職のことについては口頭で話すことにしました

差し戻しを受けたがそのまま提出

 しかし空欄だらけのシートは悪目立ちしたらしく、「せっかくの機会ですので、会社に言っておきたいことがあれば記入して下さい」と、差し戻しを受けてしまいました。 

 ただ改めてシートを眺めて、

  「5年後、あなたはどのような仕事をしているつもりですか?」

のような質問が羅列されており、回答する気力が全く湧きません。

 結局、上司には、今回は口頭で話をさせて頂きたい旨を改めて伝え、空欄のまま再提出してしまいました。
 これらの一連の行動は、深く計算したものではないのですが、面接本番時に意外な効果があったのです。。。。

面接日の前倒しを急遽伝えられる

翌日に面接することを急遽伝えられる

 面接予定は12月中旬頃。シート提出は11月下旬に済ませましたので、かなり期間が空いており、この間に心の準備をするつもりでした。なんたって、退職希望を伝えるのには、精神力がいりますから

 しかし12月4日の帰宅間際に上司がツカツカツカーとやってきて、

   「時間が空いているから明日面接を行いたいんですけど、いいですか?」

   ガビーン!

 しかしこの申し出を断る理由は思いつかず、結局、翌5日13:30に面接を受けることになったのでした。

面接直前までの行動と心理

 面接日を告げられたそのときは若干動揺しましたが、しばらくすると平静さを取り戻していました。
 退社後は、趣味の合唱にも行きました。しかしその後の飲み会にはさすがに出る気が起らず、帰宅。
 帰宅後、妻には

  「明日、会社で面接があるんだ。そこで退職することを言おうと思う」

と言ったら、若干の質疑応答(来年退職することは妻には既に伝えてありました)。

 翌5日。

 面接は13:30の予定でしたので、午前中は普通に仕事しながらも、
  「これを聞かれたら、こう答えることにしよう。あれを言われたらどう返すべきかなぁ(ソワソワ)」
と、内心落ち着かない。

 昼休みは外で買ってきた持ち帰り弁当を食べて、ぐっすりと昼寝。

面接本番!

退職希望を切り出すことができた!

 さていよいよ面接本番。

 ただ、一言一句まではもう覚えていないので、以下に述べる会話は本記事用に再構成したものです。

 また面接には直属の上司のほか、そのまた更に上司の部門長も同席していましたが、本質ではないので、一括して「上司」としています。再構成はしてあっても、話の趣旨は現実の会話から変えておりません。


 まず、

  「面接シートの説明をして下さい。口頭での補足があればそれもどうぞ」

と促してくれました。

 私は面接シートの内容を説明しようとしますが、先に述べた通り、ほとんど空欄なので何も説明することがありません

 結局、
  「私は来年の12月で50歳になるのですが、そのタイミングで退職させて頂こうと考えています」

と言うしか道は残されていませんでした。。。

 そう、シートをほとんど空欄で提出し、上司にも「口頭で話す」とあらかじめ伝えていたことは、結果的に、退路を断つことになっていて、退職のことを言わざるを得ない状況を作り出していてくれていたのです!

 もしシートの記載時に「今後も勤め続ける体で、適当に回答しておく」を選んでいたら、面接時もその流れで説明してしまい、退職のことは言えなかったかもしれないのです。

具体論

ここまで来たら、あとは具体論です。
  上司「会社を辞めた後はどうするのですか?」
  私 「バイトくらいはするかもしれませんが、フルタイムで働くのはもうやめて、好きなことをやっていきたいと思っています。」


  上司「別の業務だったら、会社に残れるということはありますか?」
  私 「ないと思います。まぁ週3日くらいの働き方があれば別かもしれませんが。。。」


  上司「これから新しいことやって頂くよりは、今の仕事をしっかりやって頂き、持っているノウハウも伝えていって下さい」
  私 「はい、私もそのつもりです。まだ一年あるので、やれることは色々とあると思っています。」


  上司「このことは、もう人事には伝えてありますか?」
  私 「いや会社の人に言うのは今日が初めてです。退職規程の早期退職を適用して頂けたら、と思います。」


  上司「分かりました。それでは、人事にはこちらから取り次ぎましょう。取り次いでほしいタイミングがきたら教えて下さい」

面接を終えて

 ということであっという間にその時は終わりました。時間にして10分ほどだったと思います。

 もっと喧々諤々の話し合いになるかと思っていたのですが、かくも重要な話がこんなにアッサリと終わるなんて、自分でも意外でした。

 

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