50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

二拠点生活なんて楽勝。場所はトカイナカが狙い目だろう。

 コロナのテレワークの影響で注目されているのでしょうか、地方移住&2拠点生活の特集が、例のダイヤモンド・ザイ12月号で組まれるそうです。

 ただ、こういう話になると、必ず「そんなこと出来っこない!」という声が大半を占めることになるんですが、地方移住はともかく、2拠点生活なんて楽勝ですよ?  実際に2拠点生活していた私が言うんだから間違いない

  【過去の当ブログ参考記事】 リタイア前に二拠点生活していた私、そのリアルを語る

目次

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 《東京都檜原村:秋川の水面》

難易度を上げ過ぎることが、2拠点生活を失敗に導く

 2拠点生活が失敗するのは、恐らく、難易度を上げ過ぎるからですね。

 もちろん、難易度が高いということは、それだけ秘境感漂う場所で非日常的な生活を送ることになるので、成功すれば、かけがえの無いものになります。ただ、やはり難易度の高さがネックになるのです。

 例えば、冒頭の記事は、東京都心部と東京檜原村での2拠点生活ということですが、檜原村は下手な周辺県の郡部よりも難易度が高い場所です。

 自然環境、買い物、交通、住居、人との交流・・・。

 生活環境の厳しさの点では、山梨県の山岳地域などとほとんど遜色ありません。ただ、東京都にあるために、「お気楽な田舎」としてバイアスがかかっているだけです。

 そのため、移住にしろ2拠点生活にしろ、かなりの目的意識が無いと難しい場所です。冒頭の記事で紹介されていた方は事業を目的とされているので、まぁ大丈夫だと思いますが。

難易度を下げろ

 じゃぁどうするのか?

 簡単な話。

 難易度を下げればいいのです。

 前項では色々と脅すようなことを書いてしまいましたが、それは、

  • 自分に見合った難易度の場所を選んだ方がいいよ。
  • メディアなどで紹介されているパターンは、結構難易度が高かったりするので気をつけなよ。

ということであって、2拠点生活自体の難易度が高いのではありません。

 大体、2拠点生活とか地方移住となると、次の記事のようなアドバイザーが出てきます。

 この手のアドバイザーは、「難易度の高い地方移住・2拠点生活」を達成された方が多いので、逆に言えば、「難易度の高い方法」しか頭に無く、その結果、「甘っちょろい考えで地方移住・2拠点生活など考えるんじゃないぞ」と、その困難さを強調しがちです。

 すると、これを読んだ人が「あぁ、やっぱり地方移住とか2拠点生活なんて馬鹿なことはするべきじゃないんだ。都市部に住んでいる自分は正解なんだ」と、自らの現状維持バイアスを肯定する材料として利用するわけです。

難易度を下げる方法

 とはいえ、2拠点生活なんて、別にそんな難しいことじゃありません。ズボラな私でさえ、3年も続けられたくらいですから。

  【過去の当ブログ参考記事】 リタイア前に二拠点生活していた私、そのリアルを語る

 今住んでいるのと別の住宅を用意して行ったり来たりする。ただそれだけのことです。極端な話、別宅の最寄駅が本宅の隣の駅であっても全然構わないわけです。

 さすがに隣の駅では味気ないということであれば、なるべく自宅に近いトカイナカを候補にすればよい。そう、これまであなたが田舎だと見下していた近隣地域ですよ。

 昨日、次の記事をアップしましたが、同様の理由で、安く2拠点生活する場合でもトカイナカが手っ取り早いのです。

  【過去の当ブログ参考記事】 貧乏リタイアにはトカイナカが手っ取り早い?

 例えば、青梅市の1Kの賃貸であれば2万円台、2Kなら3万円台からあります。単にテレワークが出来ればよいとか、気分がリフレッシュできればよいというのであれば、これで充分。

 トカイナカなので買い物には困らず、その気になれば車もいらない、というのは貧乏リタイアにはトカイナカが手っ取り早い?で書いた通り。

 ネットも、トカイナカ程度ならどうにでもなる。

 ガスは契約しない。料理は、IHかカセットコンロで。お風呂に入りたいのなら、次の機器を使う。

SUNART 多目的&保温ヒーター 沸かし太郎 SCH-901
 

 家具や寝具はなるべく自宅にあるものを流用し、自家用車か、割安な引越パックを利用して、新たな別宅へ運んでおく。

 2拠点間の移動も、「自宅に近いトカイナカ」であるなら、時間的にも金銭的にも、それ程の負担にはならないはず。

 そして金曜日の夜は会社から別宅へ直行し、 月曜の朝は別宅から会社へ直行する。これで、週に足かけ4日、別宅にいることができる。

 このような形で最低1年暮らしてみて、その地が気に入れば、今度は、トカイナカの方を広い本宅、都会を狭小の別宅とすれば、住宅費は大幅に抑えられる(ちなみに、冒頭の記事の檜原村家賃8.5万円は高すぎ)。

 もし、その地での2拠点生活が向いていないな、と思ったら、その地の賃貸を解約し、1拠点生活に戻すか、別の地での2拠点生活を始めればよい。

 こうすれば、結構手軽に、低リスク・低負担の2拠点生活が営めます。低負担であることから、成功確率も高くなるでしょうし、仮に失敗しても痛手は小さく、経験値が上がったんだと考えれば、充分ペイするものだと思います。

近隣のトカイナカの2拠点生活ってつまらなくはないか?

 問題はこれですよ。

 「せっかく2拠点生活するのに、近隣地域なんてつまらなそう」ということで、秘境感・非日常感を求めて、遠隔地、更にはガチの田舎に目が行っちゃうんでしょうね。でも遠隔であればある程、田舎度がガチであればある程、難易度は飛躍的に上がります。

 それよりは、「近場」をもう少し見直してもよいのではないか、と思います。大都市であっても、その中心部から普通電車で1~2時間も行けば、著名な観光地でないにせよ、結構、自然豊かな場所に行きつくはずなのです。本当は良い場所なのに、近場ってだけで変なバイアスがかかってしまう。

 特に、2拠点生活を考える人などは憧れが先行してしまいがち。でも、憧れで生活はできないですから、そこは地に足のついたプランを立てることが必要なんだと思います。

  【過去の当ブログ参考記事】 リタイア前に二拠点生活していた私、そのリアルを語る

ダイヤモンドZAi (ザイ) 2020年12月号 [雑誌]
 

  

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