50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

時間を金で買う vs 自分でやって自由を得る

 厚切りジェイソン氏、実はFIREを達成していたとは知りませんでした。詳しくは、次のサイトに書いてあります。

money-bu-jpx.com

目次

 

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 《東京都あきる野市[横沢入]》 

コーヒーを自前で作って自由を得る、という考え方

 ジェイソン氏の話で、今日お話しようとしているのは、次の部分です。

厚切りジェイソンさんが収入の9割を投資につぎ込む理由とは | 東証マネ部!

たとえば、コーヒーだって完全に飲まないわけじゃなくて、自分でコーヒーを作って飲んだら数十円で済むんだからそれでいいじゃんって考え方。カフェで買って700円も払う必要はないんじゃない?って。それを飲むことで1時間多く働かないといけないなら、僕は1時間分の自由がほしい。

 最初、この文章はサラッと読み流してしまいました。節約系リタイア者にとっては、とりたてて何てことの無い、ごく当たり前の話なので。

 でも、よく考えてみると、それは「節約系リタイア者にとって」当たり前なだけで、これまでの日本社会一般からすれば全然当たり前でない

 日本社会一般で多く見かけるのは次に挙げるような考え方です。

 つまり、「お金を払って時間を買う」という考え方。できるビジネスパーソン!ありがちですよね。

 自分でコーヒー作るのも、食事作る時間も、家事する時間も、通勤する時間も、何もかも無駄だ、金で解決しちまえ!ってね。

 一方、ジェイソン氏の考え方は、「時間を費やしてでもお金を蓄える」というというもの。時間を買う論者とは正反対です。

 一旦、大雑把にまとめると次のようになります。

  • 自分のこと   時間を買う論者:外注  ジェイソン氏:自分でする  
  • お金      時間を買う論者:払う  ジェイソン氏:払わない
  • 得られるもの  時間を買う論者:時間  ジェイソン氏:自由

 でも、ジェイソン氏が得ようとしている「自由」って、言い換えれば、「仕事をしない、プライベートな時間」のことです。

 何のことはない、両者とも得ているものは「時間」なんです。やっていることや、その考え方は真逆なのに

 不思議ですね。どういうことなのでしょうか。

時間を買う論者とジェイソン氏の違い

 もう少し分析してみます。

時間を買う論者

 「時間を買う論者」が購入しようとしている時間とは、コーヒーを作る時間、買い物の時間、通勤時間など、要するに「仕事以外の時間」です。これらに費やす時間は無駄だから、金を払って解消するという発想です。

 そのようにして購入した時間はどうするのか、前出のサイトによれば、

空いた時間を自己成長や評価に繋がるタスクに使うことで更にお金を生み出せる人材になる。

ということで、要するに「仕事の時間」に充てるわけです。

ジェイソン氏

 一方、ジェイソン氏は、コーヒー作りや買い物など「仕事以外の時間」が多くても、それは甘受しています。そうして金銭を温存することで、「仕事の時間」を解消し、「プライベートな時間」を得ることができるからです。

 彼にとって、コーヒー作りや買い物に費やす時間は、無駄というより、プライベートな時間を生み出すための投資ではないか、と私は解釈しています。

再び、まとめ

 前項で述べたことを、改めてまとめてみると、次のようになります。

 時間を買う論者は、「買い物等の時間」を無駄と見なして、金銭を払ってこれを解消し、その結果「仕事の時間」を得ています。そして、仕事により得た金銭の一部を、再び「買い物の時間」を購入します。

 ジェイソン氏は、「買い物等の時間」を投資と見なして、これを甘受して金銭を蓄え、その結果、「プライベートな時間」を得ています。そして、プライベートな時間の一部を、再び「買い物の時間」に充てます

 両者とも、買い物等の時間⇒仕事/プライベートの時間⇒買い物等の時間⇒仕事/プライベートの時間・・・と、時間の変換を繰り返すルーティンを行っているのです。

私の場合

 これまでに述べた2つの考え方、二者択一という訳でもありませんので、私は使い分けていますね。

 コーヒー作りなどは、家で簡単に作れます。数十円で済むものに、わざわざ数百円を払うのは勿体ないので、基本、自分の家で作る派です。

 一方で、スーパーのハシゴをすることは少ないです。最初に行ったスーパーで、買おうとしているもの値段を見て、それが自分の許容範囲内だったら、そのままその店で買う、という感じ。

 ただ、全般的には、やはりジェイソン氏流になるのでしょう。 金銭を蓄えることで、最終的に自由を得たのですから。それに、時間を買う論者みたいな方法、バッファが無くて、生活が本当に窮屈そうです。

 

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