50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

住民税の通知あり。給付金10万など軽く吹っ飛ぶ額に溜息。

 リタイア直後の住民税は高い。初めから分かっていたことです。でも実際に通知を受け取ってみるとやっぱり高いと実感しますね。

目次

f:id:retire50:20200611160201j:plain
 《東京都青梅市:狭山茶の産地でもある》

リタイア後の住民税について

 給与から差っ引かれる税金は、大きく、所得税と住民税があるわけですが、リタイア後に問題になってくるのは住民税ですね。

 所得税はその年の所得にリアルタイムで課税されるので、所得がゼロになれば、ほどなく所得税もゼロになります。

 でも住民税の場合、前年の所得に対して課税されるので、リタイアして所得がゼロになっても、すぐには住民税がゼロにはなってくれません

 もう少し詳しく言うと、住民税は前年の所得に基づいた税額を、6月から翌5月までかけて分割して支払う仕組み。

 このためしばらくの期間、リタイア前の重税が、リタイア後も続くことになるのです。

私の場合

2019年6月~2020年5月の間の住民税

 この間の税額は、2018年1~12月の所得に基づいて計算されています。そして2019年6月~2020年1月の間は会社に在籍していたので、"÷12の額"が毎月の給料から控除されていました。

 しかし、1月31日をもって会社は退職してしまいました。2~5月はリタイア期間に入っていて、毎月の給料から控除しようがありません。

 実は、この4ヶ月間分については、退職金からまとめて控除されていました。退職金の明細を見ると、確かにちょうど4ヶ月分の額が引かれているのです。

2020年6月~2021年5月の間の住民税

 この間の税額は、リタイア前の2019年1~12月の所得に基づいて計算されています。つまり、リタイア前の重税がそのまま継続します。今回、通知があったというのは、この期間の住民税のことです。

2021年6月~2022年5月の間の住民税

 この間の税額は、2020年1~12月の所得に基づいて計算されています。2020年1月31日に退職していますので、この間の所得は、基本的には1ヶ月分の給料。あと、退職に伴って若干の賞与。

 バイトなどをしたとしても、その前の期間より税額が大きく下がるはず。

2022年6月~2023年5月の間の住民税

 この間の税額は、2021年1~12月の所得に基づいて計算されています。この期間は既にセミリタイアしていますので、ここに至ってようやく前の会社からの所得に基づいての課税はなくなります。

 それにしても、2020年1月には既に退職しているのに、2022年5月まで前の会社の所得から縁を切れないって、何とも住民税って嫌らしいシステムですね。

死んでからも払わなくてはいけない住民税

 ちなみに、役所から通知書に同封されていたQ&Aから

Q.今年の3月に死亡した夫の住民税の納税通知書が届きました。この住民税は支払わなくてはいけないのでしょうか?

A.住民税は1月1日にご存命だった場合に、前年の所得に応じて課税されます。1月2日以降に死亡された方の納税義務は相続人に承継されますので、3月に死亡された方の住民税は、相続人の方にお支払いしていただくことになります。

  死んだんだったら、もう住民ではないし、住民サービスも受けられないのだから、住民税を払うなんてのも納得がいきません。まぁ、死ぬときには葬式代の他、住民税の分も残しておけということでしょうか。

給付金よりも、住民税の方がずっと高かった

 今回通知があった税額をハッキリ書くのは憚られますが、年額ウン十万円といったところです。「退職前に毎月控除されていた額の12倍」よりは若干少な目なのはよかった。

 とはいえ、コロナの給付金10万円など軽く吹っ飛ぶその額に溜息。分かっていたこととはいえね。

 10万円の件、自分の中では多少盛り上がっていて「給付金をもらったら、ちゃんと消費して経済を回さなきゃね」などと考えていましたが、その気を全く失わせさせてしまうくらいのパワーある数字です。

 給料をもらっていたときはそうでもなかったけど、これほどの額を直接自分の資産から取られる痛み。リタイアして初めて味わう感覚です。

 逆にいえば、給料天引きって、払う方は痛みを感じない受け取る方も自動で徴収できる、まことにいいシステムなんですね(皮肉)。

 

 ところでこのウン十万円は、4分割して3ヶ月おきに支払っていくのですが、次回以降は銀行振替にするとして、今回は振替の手続きに間に合わないので、どう支払うか迷っています。

  スマホのPayBってやつに入っていると簡単に納付できるみたいなんですが、入っていないし入りたくもない。すると、どこかに出向いて現金で払わなくてはいけない。でも、コロナの世の中、あまり人が多く集まる場所に行きたくない。市役所の地域出張所あたりなら空いているかも。

 

★ランキングに参加しています。よい記事だと思ったらバナーをクリックして下さい。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ

★初めてお越しの方へ。以下にて私のセミリタイアの概要をまとめてあります。
 ⇒50歳でセミリタイア達成!その概要を書きます