リタイア後2度目の住民税は自動引落し。キャッシュレシュでは痛みを感じないね。
先日、リタイア後2度めの住民税支払いがありました。
1度めのときは、その額の高さに溜息ついたものでした。
今回通知があった税額をハッキリ書くのは憚られますが、年額ウン十万円といったところです。「退職前に毎月控除されていた額の12倍」よりは若干少な目なのはよかった。
とはいえ、コロナの給付金10万円など軽く吹っ飛ぶその額に溜息。分かっていたこととはいえね。
しかし2度めは、前回とほぼ同額を支払ったにも関わらず、前回ほどの痛みは感じなかったのですね。その理由とは?
目次
《東京都檜原村:夢の滝》
支払いに痛みを感じなかった理由
それは、単に、銀行の自動引落しにしていたからなのでした。知らない間に勝手に引き落とされていたんだから、痛みも糞もありませんよね(笑)。
実は、先月から月に一回、資産の棚卸しをすることにしていて、そのとき、8月31日に住民税が勝手に引き落とされていることに気付いた、という訳です。
「ああ、そういえば住民税なんてのがあったなぁ」
と、まるで他人事な感覚。
一方、前回は結局、ATMで現金をおろして市の出張所で直接払ったので、痛みは相当なものがあったのです。
以前の記事では次のように書いていました。
給料をもらっていたときはそうでもなかったけど、これほどの額を直接自分の資産から取られる痛み。リタイアして初めて味わう感覚です。
逆にいえば、給料天引きって、払う方は痛みを感じない、受け取る方も自動で徴収できる、まことにいいシステムなんですね(皮肉)。
しかし、給与天引きでなく、自らの口座の自動引落しであっても、ここまで痛みは軽減されてしまうものかと、我ながらビックリ。
自動引落しって、払う方は痛みを感じない、受け取る方も自動で徴収できる、まことにいいシステムなんですね(皮肉)。
現金で支払うことの痛みについて
当ブログは、1記事最低1500字は書くことにしているので、もう少し続けます(笑)。
最近は、コロナでキャッシュレス優位な論調ですが、今回の住民税支払いで感じたことは、現金とキャッシュレスとでは心理的なハードルが全然違うな、ということ(自動引落しもキャッシュレスの一種)。
いわゆる現金派の方が、現金派である理由の一つとして「キャッシュレスだと使い過ぎてしまう」というのがありますが、むべなるかな、と思います。
キャッシュレス派というか、もっと進んだキャッシュレス至上主義の方の中には、このような現金派の言い分を馬鹿にする方もいますよね。
「キャッシュレスだと使いすぎてしまうというのは、支出管理ができないからだ。そういうヤツはどうせ現金でも同じように使いすぎる。でもキャッシュレスだと支出が明細で一目瞭然だから管理が楽」
みたいな感じ。
でも、やっぱり、上記に述べた現金の心理的ハードル、そして現金が足りなければ物が買えない、という物理的なハードルは、否定しがたいものがあると思います。
このような現金決済のハードルの高さを、支出管理に有効に活用しているというのなら、今、無理してキャッシュレス化する必要など無いと思う。
それにしてもキャッシュレス至上主義の人って、何であんなに攻撃的なのだろう? 例えば、次のような。
現金払いを攻撃する前に、自らのイライラの原因が、カルシウムやビタミンの摂取が足りていないためではないかとを疑った方がよい。
そこまでキャッシュレスって素晴らしいか?
とはいっても、当ブログをご覧の皆様で、100%現金という方はほとんどいらっしゃらないでしょう。
かくいう私も、ここ最近はほとんど現金を使っていません。先に述べた、1回めの住民税の支払いと、ごく稀に行く飲食店ぐらい。よく行くスーパーやドラッグストアはクレジットなので、現金は使いません。
確かに店頭で金勘定する必要は無いので楽ですし、現金より多少は早いのかもしれません。
でも、事象としてはそれ以上でもそれ以下でも無く、どこにいても日本中・世界中のものが買えるようになったネット通販に比べれば、かなり末梢的なことのように思えます。
店員の現金管理が楽になるというのは、買う方からしたら関係無い話だし、ポイントがつくとはいっても、それはただのエサであって、キャッシュレスの本質とは違うし。
ドコモ口座のようなことが起こるのは、まだまだキャッシュレシュ(特に最近出て来たサービス)というものが、こなれていない証拠。
だから、バラ色のシステムであるかのごとくキャッシュレシュに傾倒している一部の人達の気持ちが全然分かりません。
先に挙げた「現金払いは迷惑」とか、あるいは「バスに乗り遅れるな」「こんなにポイント還元分を損しています」論なんかに、いちいち真剣に取り合う必要なんか無く、自分に必要な範囲でサービスを取捨選択していけばいいことだと思います。
うん、2000字超えた!
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