50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

コロナで注目?郊外の中古住宅、リタイア住居としてはどうなのか?

 コロナで、首都圏郊外の中古住宅が注目を浴びているとかいないとか。

www.nikkei.com

 この記事によれば、スーモのサイトで、千葉県・神奈川県の海沿い物件へのアクセスが前年比でかなり増えているとのこと。おそらく、都心部のリスクが認識されたため、郊外に目が向いたのでしょう。

 私が住んでいるのは、記事中には現れない東京都の山間部ですが、首都圏郊外の住宅には違いないので、リタイアネタも交えて、少し思いついたことを書いてみます(マンションは考察の対象外とします)。

目次

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 《東京都青梅市》

物件価格と立地はバーター、でも掘り出し物も?

 物件価格、都心部と郊外では大きく差がありますが、一方で、郊外は郊外なりに、その内部で差があるものなのです。

 スーモなどで青梅市の物件を観察する限り、物件価格に一番影響しているのは立地でしょうか。言うなれば、市で最も発展している河辺駅(注:青梅駅ではない)に近ければ近いほどと、価格は上がっていきます

 というのも、何軒もの大型スーパー、多くの中小の商店、そして大型図書館があり、立川・新宿・東京方面への電車が(始発も含め)多く走る、という利便性を備えているからです。そういうところで、通常のファミリー向け物件を探すと、中古といえど、2000万円は下りません。

 でも掘り出し物も見つけました。次の物件は小ぶりですが、河辺駅徒歩9分・築11年でたったの1480万円!

 

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 周辺環境は分からぬまでも、スペックだけ見ると独身か夫婦用のリタイア住居にぴったり私が欲しいくらいです!

 このような掘り出し物を、根気よく探していくのが良いかもしれません。

安さを求めるなら妥協は必要

 ただ一般には、利便性を求めると、東京都西部の青梅市の中古でも2000万円以上はします。

 リタイアを考えている方は、そこまで住宅に金をかけられる方ばかりでもないと思いますので、「もっと安く」ということになると妥協が必要です。特に立地面で

  • 駅徒歩20分以上
  • 駅からバス便
  • 駅近だが、青梅駅以西の電車の便数が減る地域

あたりを視野に入れる必要があります。

 スーモから青梅・奥多摩界隈の1000万円以下の物件を拾ってみると、

  • 380万円 宮ノ平駅(電車便数少なし) 徒歩31分
  • 490万円 河辺駅 徒歩40分
  • 670万円 東青梅駅 徒歩25分
  • 680万円 青梅駅 徒歩21分
  • 680万円 日向和田駅(電車便数少なし) 徒歩16分
  • 680万円 小作駅 バス9分停留所2分
  • 880万円 東青梅駅 徒歩14分
  • 980万円 御嶽駅(電車便数少なし)徒歩16分

 880万円の物件のみは、電車の便数が多い東青梅駅から徒歩14分なのでオススメかもしれません。

 築年数は、何十年も経っているものが大部分。安い中古戸建は大概そんなものなので、築浅だったらラッキー程度に考えておいた方がいいです。

 むしろリフォームすることを考えたら、安い新築を狙うのもアリかもしれませんね。例えば、次のごとし。

  • 1780万円 小作駅 バス6分停留所4分
  • 1880万円 河辺駅 バス13分停留所1分
  • 1960万円 日向和田駅(電車便数少なし) 徒歩14分

 下手な中古よりも安いです。

妥協した物件に住むことについて

 安い物件、利便性は劣っても、他の面では捨てたものではありません。

 例えば、最初に挙げた1480万円の掘り出し物は、市街地に近い場所にあるので、価格が安い分、狭いし、青梅といえどそこまで自然環境はよくない場所です。

 ただ、「妥協した物件」であれば、価格の安さに加え、物件の広さも、自然環境もかなりいい物件が多いです。

 不便ではないか? そういう声が聞こえてきます。

 正直なところ、都心部への電車が5分おきに出ていて、周囲に商店が多くある、という場所でないと生きていけない!という方には、オススメできません。

 ただ、私の場合について言うと、以前住んでいたのは「都心部への電車が5分おきに出ていて、周囲に多くの商店がある場所」であるも関わらず、今の場所に引っ越しても、取り立てて不便を感じていないのですよね。

 電車は大体20~45分間隔。都心部の便数に慣れた人からすると大変に少なく思えるでしょうが、当初思っていたほどには困ってはいません。

50retire.hateblo.jp

 

 スーパーは青梅市内に上手く配置されていて、一部の極度に辺鄙な場所は別として、市内の大抵の住宅地から、徒歩または自転車圏内に何かしらスーパーがあるはずです。なので、毎日の買い物にも特に困ることはありません。

 考えてみれば、以前住んでいた場所、電車が頻繁に出ていましたが、1日に乗る電車は、行き帰りの2本だけ。周辺に店が沢山あっても、実際に行っていたのは、駅前スーパーと若干の飲食店・コンビニぐらい。

 要するに、「都心部への電車が5分おきに出ていて、周囲に多くの商店がある」という街のスペックを全然生かし切れていない生活を送っていたのですよ。

 であれば、今の住んでいる場所は、むしろ「自分の生活の大きさに合っている」とさえ言えるのです。

リタイア後、郊外への転居を考える

 リタイア後にこのような郊外に転居することを考えている場合、その生活の「規模感」を今からイメージしておくことは大切だと思いますね。

 おそらく、郊外の街は、今住んでいる場所よりも利便性は劣るはずです。でも、かつての私のように、街の利便性をほとんど活かしていない生活を送っているのであれば、利便性への拘わりは、ある程度捨ててしまって、郊外へ転居してノンビリ生活はアリだと思うんですよね。

 逆に、今の時点で、利便性サマサマの生活をしているのであれば、郊外への転居により、相当なフラストレーションが溜るはずなので、再考した方がよい、ということになります。

 

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