50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

去年の今頃はリタイア前のラストスパート【後編】

 退職前のラストスパートは相当にバタバタしたという話を、前編に引き続き書いていきます。

 

 前編では、「9月の上旬に後任者と退職スケジュールが決まった」というところまで述べました。後編では、実際のラストスパートの様子を扱います。

目次

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 《東京都青梅市:軍畑大橋からの多摩川》

何年も前から50歳で退職することを見越して努力

 後任者、およびスケジュールが決まった翌日から引継の準備を始めました。

 いや、引継資料については少し前から着手していましたし、そもそも、何年も前から50歳で退職することを見越して、地道な努力を重ねてきていました。例えば、作業の効率化・定型化・文書化を行ったり、他の者にも作業を教えて属人化を防いだり、などです。

 これらの目的は主に二つ。

  • 作業を適正化して業務量を減らし、50歳まで自分の気力・体力を持たせるため
  • 退職前の引き継ぎを行いやすくするため

 だから、一から全ての準備を開始した、というわけではないのですが、後任者やスケジュールが明確になったことで、更に実践的な準備が出来るようになったのです。

引継の様子

 10月1日からは予定通り後任者がやってきて引継開始。

 ただ、前編でも述べた通り、やっかいな条件があります。

  • 後任者は、前の部署の残作業があって、フリーハンドではない
  • 作業には沢山のパターンがあり、それぞれにボリュームがある

 そこで、重要なパターンから引継資料を完成させ、どんどん説明を行っていきます。ただ、1回説明しただけでその作業をこなすことは難しいので、何度も何度も作業に立ち会います。

 これを、彼のスケジュールの隙間を縫うように行うのですから、スケジュール調整も行わなければなりません。

 その他にも、通常の業務は当然行わなければならないので、忙しさもひとしおでした。

 ただ実は、更に大きな問題がありました。

 通常業務とは別に、特別な業務が12月以降、数か月間にわたって予定されていたのです。その作業の特徴とは、、、

  • 難易度が高い
  • 分量が多く何回にも分けてやる必要がある
  • 少しでも作業を誤ったら、直ちにシステムに悪影響が出るほど繊細
  • 業務の中心は、私がこれまで全くやったことが無い作業

 よりによって、最後の最後に、こんな厄介な作業が待っているとは・・・。

 後任者に任せてトンズラ・・・・という訳にもいかない。なにしろ12月と1月は、年休消化期間とはいえまだ在職中。この期に及んで、作業に失敗して後腐れを残すのも嫌だ

 そもそも作業の半端なさからいって、後任者がやってくる何ヶ月も前から、準備を開始しないと間に合わない。

 結局、私の方で、検討や準備を一定程度行っておき、それを後任者に引き継ぐ、という形をとらざるを得ませんでした。

 「これまで全くやったことがない作業」については、詳しい人間に問い合わせ、それプラス、自分の持てる限りの技術を駆使して、会社員人生の総決算と言えるような、壮大な作業手順書と作業ツールが出来上がりました。

年休消化開始直前の11月15日の退社時はホッとしました

 年休消化開始直前の木曜と金曜、すなわち11月14~15日。この2日間で、例の壮大な手順書・ツールが上手く動作するか最終確認します。

 作業自体は、後任者を含め私以外の者で行ってもらい、後ろで私が監督します。14日の確認では上手くいかないところが若干出たので、残業して修正。

 そして15日には、修正版をリリースして順調に行くことを確認。これをもってやっとラストスパートが終わったのです。

 この日の退社時は本当にホッとしたのを覚えています。そう、最終出社日の1月31日以上に。例えて言うなら、朝ラッシュ時の中央線上りが御茶ノ水を発車し、やっと車内に余裕ができて東京駅に向かうときの感じ(かえって分かりにくい?)。

 11月18日以降は、完全に後任者が主体となって作業を行い、週1~2回出社の私は、未完了分の引継を行う他は、相談役・助言者としての役割に徹しました。

 12月と1月は、例の壮大な手順書・ツールを使う場面に何度か立ち会いました。このやっかいな作業が、毎回問題無く終了するのを見届け、これで安心してこの会社から居なくなれるな、と感じたものです。

振り返り

 今考えてみても、この時期は綱渡り状態でしたね。年休消化開始直前の11月15日まで、息もつく間もなかった、というか。

 理由としては、

  • 後任者がやってくるのが遅く、しかもフリーハンドでなかった
  • 通常業務の他に、厄介な特別業務があった

といったところ。どちらも自分のコントロールできることではありません。

 それでもどうにかなったのは、50歳で退職することを見越して、前々から地道な努力を重ねてきたことですかね。

 早期退職を考えていらっしゃる方は、引継のことを早め早めに考えておかれるのがよいと思います。

 

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