50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

ホリエモンの田舎肯定論が興味深い

 「憧れの田舎暮らし」へのアンチテーゼなのか、ネットでは田舎叩きが多いです。

 田舎では隣人の干渉がキツいだの、競争が無くて物価は高いからかえって都会よりも生活費がかかるだの、まぁ、都会人の数にモノを言わせ、言われ放題です。

 しかし、もう2年近く前になりますが、堀江貴文氏は田舎を肯定するような話をしていて、なかなか興味深く感じました。

目次

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 《東京都青梅市》

ダメな国のダメな時代で働いている自分は不幸だ?

 ちょっと前になりますが、以前、「手取り14万なんて日本終わっている」というセリフに対し、堀江氏が「日本が終わってるんじゃなくてお前が終わってるんだよ」と返した例の事件です。

 この件に関連して、堀江氏は次のように述べています。

ホリエモン「月収が低いと嘆く人は、思考を怠っている。『お前が悪い』と思ってしまう」|新R25 - シゴトも人生も、もっと楽しもう。

(前略) 

第二に、「手取り14万円」というのはそんなにも不幸なことなのだろうか? 僕に言わせてもらえば、今の時代、月に10万円もあれば楽しく暮らしていける。

文句を言いながら無理して東京で暮らすのはやめて、田舎へ引っ越して家賃を極小に抑えればいい。家賃1万〜2万円のアパートなんて、田舎にはいくらでもある。

コンビニはどこにでもあるし、本や食料品や酒、生活必需品に至るまで、クリック一つでアマゾンが届けてくれる。

日本全国、どこへ行ってもユニバーサルサービスが完備されている。ほとんどの場所で4Gの高速通信がつながるし、スマートフォンさえあればネットフリックスやアマゾンプライム・ビデオで映画やドラマを楽しめる。

LINEを使えば、海外で暮らす友達と何時間喋ったって通話料はタダだ。

田舎に引っ越したところで、生活は大して変わらない。

だいたい、家賃も物価も高すぎる東京は「めちゃくちゃコスパが悪い」のだ。

youtu.be

 ここで堀江氏がおっしゃっていること、同年代である私には(若干私の方が上ですが)よく分かるのです。でも、日本は貧しくなった~、日本人は貧乏だ~、と、テレビでもネットでも皆が言うから、「平成の日本というダメな国のダメな時代で働いている自分は不幸だ」みたいに思っているんでしょうね。

 でも、私が子供の頃だって、浮浪者とかコ○キみたいな人、街中でたまに見かけましたよ。貧乏人用のアパートも、今だと小奇麗ですが、当時は、狭くて汚くて、薄暗くて、シャワーさえ付いてなくて、そういうところに一家四人で住んでいるのも珍しくはありませんでしたよ。

 2曲しか入っていないレコードが1枚700円もしたし、ビデオを見たければ、1台何十万もするデッキを買って、一本あたり1万円以上もするソフトを買わなくてはいけなかった。

 【過去の当ブログ参考記事】

 それに比べれば、今なんて「収入」という数字こそ格差はあれど、例えば、低収入だからって、ネットにアクセスさえ出来れば、実際にやれること・やっていることって、高収入でも低収入でも、大して変わりはありません。

 夢のような時代になったよ、全く。。。と私は思うのですが、今、日本で行われているサービスが空気のように当たり前だと思い、日本はダメだダメだと聞かされ続けている人には、まぁ同意されないだろうな。。。

ホリエモンの田舎肯定論

 さて、田舎の話。

 ネットには、田舎をディスって、東京を礼賛する意識高い系の人々が非常に多く溢れています。いや、ネットだけでなくリアルでもそうでしょうね。

 だから、堀江氏という成功者(もちろん彼は都会から大きな恩恵を受けているはず)についても同様だと、漠然と思い込んでいたので、「田舎に引っ越したところで、生活は大して変わらない」みたいなことをおっしゃるのを聞いて、「おぉ~っ?」と思ったのです。

 多分、堀江氏のおっしゃりたいことは、東京か田舎の二元論ではないのでしょう。

 東京で成功できる、居心地がいいと思うなら東京に居続ければよい。

 でも、東京で搾取され、高額の生活費をお布施する立場を十何年間も続けている、というのなら、それは東京のメリットを生かせていない、ということだから、環境を変えた方がいい。

 基準が14万円なら、田舎であっても、探せばもっともらえる仕事はあるでしょうし、堀江氏曰く、

家帰って何やってる?youtubeで動画見てる?友達とLINEでメッセージやりとりしてる?どうせそんなことだろ?こんなの人口5000人とか1万人の田舎に行っても一緒ですよ。

ということですから、(高給取りならともかく)東京で手取り14万円の人の生活水準が田舎に行って下がるとは思えない。

 ネットがここまで発達した今、環境を変えることのハードルは昔よりも遥かに下がっている。自分が快適に暮らせそうな環境を整えることは出来ると思う。

 でも、一つだけどうしても必要になるのは「自分の意志」。要するに自分が変えようとしないといつまでも今のまま。

 日本という国がどんなに良くなったところでそれは同じでしょうし、黙って待っているだけで「給料の少ない可哀想な自分」を救ってくれる国なんて、世界中どこを探しても無いんだと思います。

 

★初めてお越しの方へ。以下にて私のセミリタイアの概要をまとめてあります。
 ⇒50歳でセミリタイア達成!その概要を書きます