50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

百貨店ほど面白くない大型商業施設は他に無い(個人的意見)

 大体この時期、新年初売りとかいって、東京だと銀座や池袋あたりのデパートの福袋争奪戦が発生し、客が行列したりインタビューに答えてるシーンなどがTVで写されます(今年はコロナでイマイチですが)。

  ただ、一部の地域・店舗を除くと、デパートというのは斜陽産業ですよね。

  スモールな生活をしている私であっても、大型商業施設を歩きまわるのは結構楽しいものですが、デパートだけは全く面白くない。こんなに面白くない大型商業施設って、他には無いんじゃないか?という個人的意見を持っています。

目次

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 《神奈川県相模原市:相模湖駅》

「イオンモール」や「ららぽーと」はそこそこ面白い

 当ブログの読者の方は、このような大型商業施設全体に興味が無い方もおられるでしょうが、私は、必ずしもそうではありません。

 専門店だと「IKEA」や家電量販店などがありますが、「イオンモール」や「ららぽーと」のような、総合的な商業施設も、たまに行くと結構面白い(あまり買わないですが)。

 これらの店は、老若男女を対象にしていて、取り扱っている品数は多い。しかも総花的ではなく、各テナントに充分なスペースを割き、色々と面白いものを取り扱っている。51のオッサンでも楽しめるテナントは用意されている。

 イオンモールなんて「田舎モンがデートする場所」みたいにネットで煽る人がいますが、そこそこ面白い場所なんだと、青梅に引っ越して「田舎の大型商業施設」に行く機会が増えて、初めて知りました。

 池袋とか新宿みたいな繁華街は、トータルで見たら、イオンモール・ららぽーとよりも、遥かに多くの品揃えがあるんだろうけど、いかんせん街が広すぎて、どのような店があるのかサッパリ分からない。もし分かっていても店間の移動だけで疲れてしまう。手っ取り早く一通りのモノを見て回りたい、という要求には応えてくれない。

 そこで、一通りのテナントをコンパクトに集約し、効率的に見て回れるように設計されたイオンモール・ららぽーと等は、私にとっては、池袋や新宿なんかよりも、沢山の商品に触れられる機会を与えてくれる場所なのです。買うか買わぬかは別として

ターゲットから外れた人間にとっては苦行でしかない場所

 一方、同じ大型商業施設であっても、デパート・百貨店は、そうではありません。基本的には、

  • 女性用服飾品
  • 高級路線・富裕層
  • 中高年向け

というのが核になっていて、その他の商品、例えば、男性用向け商品とか雑貨というものはおまけの扱い。だから、上記のターゲットから外れた人間が、付き合わされてデパートに行くと、全く面白くないのも道理苦行でしかない。

 また、洋服の場合、テナントが細かく分かれているので効率が悪い。例えば、ズボンを見るだけでも、いくつものテナントを回らなければならず、テナントに入るごとに、入店者の一挙手一投足を見守っている、ヒマそうな店員がいちいち声をかけてくるから、鬱陶しくてしょうがない。

 実は、品数も売り場面積ほどには多くないように見える。マネキンに多くのスペースを割いていたり、商品配置がスカスカだったり。

 一方、雑貨類は総花的で品数が少ないし、高級感はあってもワクワク感のあるものが少ない

 ここまで心踊らされない大型商業施設というのも珍しい。デパ地下はともかくとして。

百貨店という場所が面白くないんだろう

 新型コロナの影響もあって、百貨店の営業が不振です。

「三越伊勢丹の"余命"はあと2年強」経済アナリストが試算する百貨店4社の末路 残り少ない時間でいかに変革するか

 日本百貨店協会のデータによると、4月の業界の売上高総額は前年同期72.8%減、5月は同65.6%減と緊急事態宣言の影響下で売上高が大幅に落ち込みました。この9月は同33.6%減と持ち直しましたが、それでも各社はコロナ前の7~8割程度の売上高です。

  ただ、百貨店の不振はコロナ以前から続いてきたものであって、インバウンド需要で一時期持ち直していたけど、もともと斜陽業界だったんですよね。地方の百貨店はバタバタとつぶれ、新宿伊勢丹や阪急うめだのような、人口の多い巨大都市においてのみ成り立つという状況。

 一方、イオンやららぽーとには結構、客が入っているから、総合的大型商業施設自体がオワコンなわけではない。

 百貨店は高いから・・・というが、イオンやららぽーとだって安物一辺倒ではない。ユニクロがある一方、結構いいお値段のするテナントも入っている。

 みんなネットで買うようになったから・・・というが、イオンやららぽーとは結構人が入っているから、ネットのせいにするのも無理がある。

 結局、多くの人にとって、百貨店という場所が面白くないんでしょうね。

 前項で述べた通り、商品が「女性向け高級服飾品」に異常に偏っているため、それ目当てで来る人には面白いのでしょうが、ターゲットから外れた人間にとっては、見るところがほとんどないから、冷やかしに入ってみるということさえしない。だから、客層の広がりもなく、新規顧客の開拓も限界がある

 私のような人間でさえ、たまにはイオンでそう安くはない買い物をすることがあるし、目的のモノを買った後、ぶらぶらとモール内を歩くということもする。しかし百貨店については、プレゼントやお土産購入で入るものの、用事が済んだらそそくさと退散する。

 メインターゲットである「富裕層の中高年女性」にしてみたって、「女性向け高級服飾品」以外にも買いたいものは色々あるはずですが、百貨店がそのような要求に充分応えているとは思えないから、結局、服飾品以外は別の場所で買い物をするのでしょう。

 だから一部の旗艦店を除き、人が寄り付かなくなっていき、バタバタ店舗がつぶれているのもむべなるかな、と思います。

 

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