50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

資産たった1億円で富裕層扱いとなるのが解せない

 富裕層は資産1億円以上・・という定義が定着していて、ネット上では「億り人」と称して、尊敬を集めていますが、個人的には、どうにも「小金持ち」ぐらいにしか思えないのです。

 この定義を初めて読んだときには、「えっ、たった1億円で富裕層なの?」というのが正直な感想でした。

目次

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お金持ちは、ある意味、憧れだった

 当ブログは、私の貧乏くさい金銭感覚を皆様に晒しつつ、セミリタイアへの道筋を提案することが、主要テーマの一つになっています。例えば。。。

  【過去の当ブログ参考記事】 

 このような低燃費生活もそれなりに楽しく、惨めとかつまらないとか思ったことは無いのですが、それはそれとして、お金持ち的な生活にも、素直に憧れていました。

 私が思うお金持ちとは、非常に古典的なもので、端的に言ってしまえば、今ある資産だけで、豪邸に住み、死ぬまで豪遊が可能な人達のこと。

 都心部に近く、なおかつ閑静な場所に、広くて豪華な一戸建て、あるいは都心のタワマンの最上階を現金払いで買っても、まだまだ金がしこたま余っているレベル。

 ちょっと趣味が悪いし、「本当のお金持ちは、実は質素な暮らしをしているんだ」という説もありますが、少なくとも資産の量がこのくらいあって、初めてお金持ちと言えるのだ・・・というのが、私個人の感覚です。

富裕層は1億円以上・・・という定義

 前項で述べた金持ち、私の中では、ほぼ富裕層とイコールの言葉。その定義ですが、野村によると1億円以上・・・ということです。

  次の図も有名ですよね。 

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 ただどうにも、私は、このような階層の分け方が妥当と思えず、以前、ケチをつける記事を書いています。

   【過去の当ブログ参考記事】 資産保有額の階層図について新たな提案(アッパーマス層とか準富裕層とか)

 このときは、どちらかといえば、準富裕層以下にスポットを当てて書いていたわけですが、今回は富裕層について書いてます。そして、この富裕層の定義が一億円。

 う~ん、1億円では、都心のタワマンの最上階は無理。70平米くらいの中層階を買ったら、1億円のうちの大半はなくなってしまうから、ローンを組まなくてはならない。

 リタイアしようと思ったら、例の4%ルールでは年間400万円。貧乏リタイアではないけれど、「豪邸に住み、死ぬまで豪遊」は無理せいぜい小金持ちレベルで、ちょっと高い肉を値札見ないで買える、というくらい。

  【過去の当ブログ参考記事】 FIREと4%ルールについてテキトーな雑談

低燃費生活でも、定義上、富裕層になれる

 私自身は、1億円は持っていないとはいえ、リタイア資金としてウン千万円はあるので、1億円が遥か彼方の金額、という気はしない。もう少し出世して、長い期間働いて、投資に精を出していたら、もしかしたら資産1億円に達していたのだろうか、そうしたら自分も富裕層の仲間入りしていたのだろうか。

 逆に言えば、今の自分も、定義上、富裕層からそう遠くない位置にいるわけですが、それにふさわしい生活をしているか、といえば、到底そうではありません

 郊外の格安戸建に住み、電動アシスト自転車で買い物に行き、賞味期限間近の半額シールに飛びつく、といった生活。むしろ、こういう生活だからこそ金が貯まったという側面はあるのでしょうが、貯まったお金は小金なので、絵に描いたような金持ちの生活など不可能。これは、おそらく1億円を超えていたとしても、大きくは変わらない。

 ウン千万や1億持っているというと、投資なり起業なりで金を稼いだ、という華々しい話が多く語られがちです。例えば、次の記事のような。

暇を持て余しているのは誰なのか?暇な富裕層・7つの類型化|梅木 雄平|note

現代では一代で財を成すアッパー層が増えてきている。その属性を詳しくみていこう。

まず、わかりやすく属性の分類から紹介する。

1.昭和型の高齢者資産家(定年退職後60代〜)
2.IPOで株式を売却する経営者(20〜40代)
3.M&Aで株式を売却する経営者(20〜40代)
4.毎年数千万円の現金を稼ぐインフルエンサー(20〜40代)
5.株式や仮想通貨で生計を立てるトレーダー(20〜50代)
6.事業継承系経営者(いわゆる「二代目」経営者。年代問わず)
7.中小企業経営者(年代問わず)

 でもここには、単なる低燃費生活で金を貯めた、という人が登場していません。ウン千万や1億持っているというと、必然的に、特別な才覚を持ち合わせているからだ・・・という思考が先だってしまい、低燃費生活者など、はなから眼中に入らないのでしょう。

 でも実は存在している。月当たりの手取りが平均30万のサラリーマンであっても、10万円しか使わなければ、単純計算で、定年頃まで40年間働けば9600万円、退職金を合わせれば1億超えます。

 そういう人は「富裕層?なにそれおいしいの?」という感覚なのでしょう。

私のように「お金持ち」を捉えるのは多分時代遅れ

 最初の項で、「私が考えるお金持ち像」 を紹介しました。自分で言うのも何ですが、あんな風に捉えるのは多分時代遅れなんだと思います。あるいは「お金持ちというモノに夢を見過ぎ」なのかもしれません。

 実際には、お金持ちといっても、せいぜい保有資産数億円で、それを投資でチョコチョコ増やしたり、激務により高賃金を得て、フローを回転させることで、どうにか、お金持ち的な生活が出来ている、という人が大半なんだろうな。

 任天堂の故・山内社長(通称:組長)みたいに、時雨殿をポケットマネーで建ててしまう人なんて、お金持ち・富裕層と呼ばれる人の中でも別格中の別格なんだな。

 

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