50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

クールビズが無ければ今頃マスク・ネクタイ二刀流だった

 今でこそクールビズが当たり前ですが、私が入社してしばらくの間は真夏であってもネクタイが強制されていました。それでも、あの頃は今より温度が低くまだマシでした。

 しかし、昨今は、真夏にネクタイなんてしていたら命にさえ関わる状況です。あまり意識されていないようですが、クールビズという政策、まさにサラリーマンの命綱です(もっとも一部、その命綱を認めていない企業もありますが)。

 

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 《山梨県上野原市》

 

 私が子供の頃は、真夏であっても最高気温は32~33℃が普通で、年に数度、全国のどこかで35℃を超えた場所がある、というくらいのものでした。年によっては冷夏で米が出来ないなんてことさえありました。

 でも最近は、35℃超えはあまりにも当たり前になっています。

 青梅や八王子は数値上かなりの値を叩きだしますが、東京都心はそれより若干低い。でも、それは東京都心が涼しいからでは全くなく、観測地点を気温が低く出る場所に移動させたからに過ぎません。

【日本の議論】“寒く”なる東京 計測値「大手町→北の丸公園」移動で“最低気温1・4度低下”の不可思議

 日本の真ん中「東京」の平均気温が、12月から低くなる。気象庁は12月2日から、「東京」として発表している気温や降水量の観測地点を、現在の気象庁本庁(東京都千代田区大手町)から同区北の丸公園に移転する。同じ区内で約900メートル移るだけだが、周辺環境の違いから、最低気温の平年値が1・4度下がり、熱帯夜の日数は半分以下になる見込みだ。

 新たな観測地点は、東京都心に不釣合いな緑に囲まれているため、その観測値は、実態をあまり反映していないはずです。ビルやコンクリの照り返しを考慮すると、都心部は、内陸の青梅や八王子以上に暑い場所ではないでしょうか。

 もしクールビズがなかったら、この猛暑のなか、ネクタイを締めることを強制されていた訳で、全く狂気の沙汰でした。

 しかもクールビズ以降、猛暑の度合いが更に強まり、東日本大震災で節電が呼びかけれられ、そして今はコロナでマスクをしろ、という・・・。

 「暑い中、マスクをするのがツライ」という声が聞こえてきますが、かつてサラリーマン達は、それと類似のツラさを強制されていたのですよ。アラサー以下の方には想像しづらいことかもしれませんが。。。

 

 クールビズが提唱されたのは2005年頃。小泉総理と現・小池都知事が相当に色々と宣伝したため、奇跡的に定着して現在に至っています。以下の過去投稿を参照

 でも、政府が取り組んだキャンペーンが全て実現するとは限らないのは、プレミアム・フライデーを見ても分かります。

 実際、テレワークなど、緊急事態宣言が解除された途端、政府の呼びかけにも関わらず、元の出勤体制に戻した企業が沢山あります。

 ネクタイだって、周囲の会社の多くが外している状況じゃない限り、自社でも外す決断が出来ないというのが、日本の企業社会でしょう。

 あのとき、クールビズが定着していてくれたからよかったものの、そうでなかったら、今ごろ、マスク・ネクタイの二刀流がスタンダードだったかもしれないのです。

 そうしたら、今夏は地獄です。

 

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