日本も最終的にはイタリアのようになっちゃうのかもね
コロナウィルス、日本も最終的にはイタリアのようになってしまうのかも、と最近少し思うようになりました。
《東京都青梅市》
日本は、感染者数のピークを遅らせることで、山を低くして医療崩壊を防ぐ、という戦略をとってきて、これまで比較的うまくいっていました。しかしここ数日、特に東京で危ない状況が続いています。
特に、専門家や医療の現場の方達は、これまで本当に頑張ってこられたと頭の下がる思いですが、そろそろ限界が来ているような気がしないでもありません。医師会も「そろそろヤバイ」と言っています。
マスコミやネット民はあーせいこーせいと、外野で好き勝手言っていますが(私も含めて)、彼らは、自分達で思っているほどには賢い存在ではない。この分野についての情報も経験も乏しい彼らが、専門家以上にいい方法を持っているなんてあり得ない、と私は思っています。
結局、誰がどうやったって、今の状況は避けられず、むしろ、ここまで持ちこたえたのが奇蹟なのかもしれません。
もう何が正しいなんて無いんだと思う。唯一言えるのは
「出歩かなければ感染しないよ」
ということぐらい。
それでも、これまでは感染者数が少なかったので、感染者と接触する機会がそもそも少なく、結果、街中を出歩いていてもリスクは低い。
満員電車の危険性も言われていますが、ウィルスを持っている人が車内にポツンと一人いるくらいであれば、それがただちに感染につながるものでもないのでしょう。
でも、感染が広がってきたら、知らず知らずのうちに感染者と接触することが増えてリスクは高まっていく。満員電車についても、車内に感染者がうじゃうじゃいる状態になったら、さすがに無事とは思われない。
つまり、今後、ある一線を超えると、感染リスクは飛躍的に高まっていく可能性があるのだから、そろそろ政府は緊急事態宣言を出して、能天気に都心部をほっつき歩いている人達を自宅に強制送還するくらい覚悟は持つ時期が来たのと思います。
※座標(0,1)までは緩やかだが、これを超えた途端に値が急増する。
でも、一方で、今のところ見た目上は平穏が保たれているし、経済が壊れるのが怖いから、思い切った決断ができない。確かに、青梅のような中小都市ならともかく、対象に23区を含むとなると、その影響が関東地方はもちろん、日本全国に及ぶのは必然だから、分からなくもない。
結局、破局が誰の目にも明らかにならないと、人々の行動を今以上にコントロールすることなどできやしないのかもしれません。
いや、誰もが好きで外出しているわけではありません。でも、勤め先から「来い」と言われれば、どんなにコロナが恐くても来なくてはいけないのが、雇われ人の悲しい性。
そこらのお店も、土日夜間を自粛しただけでは、平日の日中に続々と人がやってきてしまう。
先ほどテレビでどこぞの水族館が開館して、お客が来ているという映像を流していた。「ウチではこんな対策しているので安心して下さい」的な言葉とともに。
そうやって安心ムードを助長するような報道も多いから、余計に出歩く人が止まらない。辛坊さんも、怒っていましたよ。
まずコントロールすべきなのは企業(、マスコミ、その他団体)なのかもしれませんが、そのためには更に突っ込んだ政策を、といったところなのでしょうか。
とにかく、人にせよ企業にせよ、その動きをコントロールできなければ、人々がバタバタと倒れたり、病院に長蛇の列が出来たり、という事態に、いづれは至ることになる。
そのときに慌てて強硬的な措置を取っても最早手遅れ。感染は拡大するところまで拡大しないと、止まらない。
すると、最終的にはイタリアやスペインのようになっちゃうのかな~、と思ってしまったり。
本当にそうなったら、時期の違いはあっても、やっぱり経済は壊れることになる。
どうせ壊れる経済なら、さっさと壊してしまって次のフェーズに進んだ方が、かえって傷痕は少なくて済むのでは?という暴論を、他人事のように考えてしまう。
オリンピック? う~ん、延期になったとはいえ、できるのかなぁ。
もちろん、本稿で述べたことは、とりあえず悲観的に考えてみたという程度のことで、こうなる前に歯止めがかかる可能性のほうが高いと、私は信じています。でも正常化バイアスかもしれません。
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