今更「コロナで大変！経済回そう」と言われてもついていけないな

　コロナで経済がズタボロの最中、「経済を止めるな」「経済を回そう」の波を起こそうという動きがあるとのこと。

　確かに、ネットで検索すると、twitterで、#経済を止めるなとか#経済を回そうなんてタグが現れました。

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　《東京都青梅市》

　上記の記事やツイートを読むと、こんな事態の中でも前向きで、いかにもリア充って感じの方が多いです。

　まぁ、ずっと家の中でボケッとしていたら退屈だし、企業やお店も打撃を受けているから応援したい、というのもあるんでしょう。

　でも一方で、今まで働く側が受けてきた「仕打ち」を思うと、そんな風に前向きに捉えられる方は、私からすると何か不思議。別世界の人間のような感じ。

社説｜内部留保過去最高／なぜ賃上げに回せないのか | 河北新報オンラインニュース

内部留保の増加に対し、麻生太郎副総理兼財務相は経済界の姿勢を批判してきた。法人税が引き下げられても賃上げや投資に慎重な企業に率直に不満を述べている。

　企業側は業績があがっても貯め込むだけ貯め込んで、働く側には還元しない。一方で、黒字であるにも関わらず、何故か45歳での早期退職勧奨などをしだす。

　このように、コロナ前は、(大)企業は、踏んだり蹴ったりの状態を労働者側に強いていました。そしてコロナ発生後も派遣切りなどをやりだしている。

　結局、彼らは「経済を回そう」なんてことよりも、保身の方を大事にしてきたわけです。

　すると、何でこちらばかり、経済を回すことに躍起にならんといかんの？　なんていう疑問が生じてきてしまいます。経済を回すには感染のリスクもあるのに。これまで、さんざん経済を回すこととは逆のベクトルのことばかりされてきたのに、今更、そんなこと言われてもついていく気になれないな。

　経済の実権を握っているのは君達なんだから、それを回すのは君達の役目じゃないか？　こういうときのために内部留保を貯め込んできたんだろ？　経団連の人達で話し合って、一斉に臨時ボーナス出すなり、気前よく商品を値下げするなり、もっと盛大に吐き出したらどうかな？

　企業の上層部の人達は、普段エラそうなことを言っている割には、有事の際は、国が国民の税金を使って何か対策するのを待ち構えているのが大半で、先手を打って自分達が経済のために、何か前向きなことをやろうとしたなんて話はあまりきかない（ゼロとまでは言わないけど）。あの人達は、何のために高い給料をもらっているのでしょうね。

　そんななか、次の病院の話はホッとします。

　まぁ、当記事で書いているのは主に大企業の話です。特に、内部留保の多い企業に対しては、買って応援しても、どうせその金を貯め込むだけだから意味ないですよ。

　一方、中小企業の方や個人店などの方のは、経営環境の厳しいなか独自の観点で経営をされていており、尊敬しています。もちろん、ここで責めるつもりは全くありません。

　何か色々書きましたが、実は私も、先ほど「つぶれたら残念な個人のお店」に行って応援してきました。コロナの影響を聞いてみたら、やはり影響を受けているみたいです。気の毒なので、また行こうと思います。

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