都会暮らしか田舎暮らしか、というのがよくネットで論争になっていますが、「バリバリの大都会」か「限界集落の田舎」の二者択一で論じられている例がしばしばあります。
でも、そのような両極の場所に住んでいる人は一握りで、その間の「郊外」だったり「地方都市」で暮らしている人が大多数のはずなんですけどね。
私も「郊外暮らし」をしている多数派の一人です。そして、今後も郊外暮らしを続けます。
目次
《東京都青梅市[二俣尾駅]》
東京都心の物件は高すぎる
今の日本は、何かというと、都会、特に「東京都心部最高!」みたいな人達が一定数いて、その人達の声がやたらとでかいです。そのため、「都心部から離れた"負動産"」を購入することは、大変に愚かなことのように言われています。
郊外や地方都市の物件などは、今後は人口減少により資産価値が下落する一方だから、人口の減りにくい都会の駅近マンションを買え、と金太郎飴のように勧める記事が多数。
ま、そりゃそうかもしれないけど、本当に高級感のある港区や中央区の物件には手が出ないので、たとえ購入するにしても、23区とは名ばかりの外縁部で70平米程度ほどのマンションで我慢するのが関の山。あるいは、それさえ無理な人も多いはず。
「あんな所が・・・」という場所でも7000万円とか平気でします。買ったら買ったで、資産価値が気になってしょうがなくなる。
「今住んでいるこの部屋売ったら○円で売れる」とネットにドヤ顔で書き込み、周囲にいわゆる「迷惑施設」っぽいものができようものなら、人目をはばかることなく反対することになる。
自分の住む家を投資対象にすると、お金は儲かっても色々面倒そうだし、あんなに人混みがすごい都心部(やその周辺)の窮屈な物件に、そんな高いお金は払えません。
田舎暮らしが自分の求めていたものか?
じゃぁ、反対に田舎暮らしがいいのか?
実は、私は40代半ば頃を境に、「山と清流」に憧れるようになりました。これは、私の実家の実家が、埼玉県の秩父地方にあって、その自然溢れる風景が私の原体験になっていたためでしょう。例えば、次のような場所です。
だとすると、やはり、自分の求めているのは「田舎暮らし」なのか?
実は、ネットで別荘用の物件を探して、売り主に問合せしたことがあったのですね(「別荘暮らし」と「田舎暮らし」は違うよ、というツッコミは置いておいて)。
そしたら、物件は駅まで10kmの山奥。買い物のたびに山の上り下り。電気は来ているけど、水は井戸。
いい物件なんだけど、さすがに不便過ぎて定住は出来ないと思いました。
自分には郊外が合っているのが分かった
考えてみれば、これまでの人生、住居のほとんどは郊外にありました(唯一例外なのが、1年住んだ新大阪…都心ではないが郊外とも言えない場所)。それで何一つ不自由はしていませんでした。
都心部の人混みは嫌いだし、通勤するわけでもない、欲しいものは大概ネットで買える。ただ、毎日の食材を購入するには近くにスーパーはあった方がいい。
そうすると、やはり郊外が住みやすい、自分に合っているということが分かります。資産価値なんて、はなから下がるもんだと思えば全く気にならない(大枚はたいて買うから資産価値が気になるわけで)。
ただ、先ほど述べた「山と清流」は諦めたくない。また、当時通勤していた多摩地方にほど近い所である必要もある。
そのような「郊外」を色々と検討した結果、結局、東京都青梅市に落ち着いた、と、こんな訳です。
周囲、奥多摩の山と多摩川の渓谷に囲まれており、「山と清流」は申し分無い(いつもブログに貼っている自然豊かな風景写真は、私が周辺地域を撮影したものです)。
一方で、スーパーやドラッグストアは近くにあるので「郊外暮らし」も出来ています。
「住みたい街」などには絶対にランクインしない場所ですが、自分にとってはいいところです。
追伸:コロナの件
世の中のニュース、コロナ一色ですね。コロナで経済がヤバイことになりそうなので、リタイア者または志望者の方も、さすがに無視はできず、色々なブログで頻繁に取り上げられています。
当ブログは、話題の多様性を保つため(あと私個人に実影響があまり無いため)、できるだけコロナの話は避けるようにしていますが、コロナ一色の世の中、場違いな感じもしています。
今後、どのように収束していくのか、あるいは、「何を以て収束したと判断するのか」が不明瞭な点が、皆さんの不安の一番の要因なのでしょう。
「3月15日にもう一度判断する」みたいなことを政府は言っていますが、毎日毎日、日本全国で散発的に感染者が発生しているような状況が、3月15日には収まっているのは考えにくいのではないかと。
すると、この自粛ムードは当分続くのか、あるいは「政治判断」で「もう収束しつつあるから大丈夫だよ!」宣言をするのか・・・。
とにかく、「3月15日の判断」に注目です。
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