50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

都心に住めばエンドレスで仕事に没頭できる!

  こんな記事を見つけました。

 

  「お金持ちを目指す人は、自分なんかとは、頭の構造が違うんだな~」

と、うつろな目で言いたくなってしまいますね。

目次

 

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 《東京都青梅市》

記事の概要 

 この記事は大きく、次の標題がついた2つの項目に分かれています。

  • 家賃の安い郊外に住めば「自己投資」へのお金を格段に増やせる
  • 会社の近くに住めば終電を気にせず仕事に没頭できる

  どちらの項目も内容的には薄く、「いや~、参考になった!」などと言う人は皆無でしょう。恐らく、この人自身の経験によるものというよりは、この人が頭でこねくり回したりネットを参照して書いたものだと思います。

 それはともかく、前者・後者ともに、メリット・デメリットを挙げていますが、記事全体を通して読めば、著者が後者、つまり、会社の近く(≒都心)に住むことを支持していることが、おぼろげに伝わってきます。

 そして、後者が有利となる前提として持ち出してくる「仕事観」が、私なぞとは全く違っているのですね。

終電を気にせず、エンドレスに仕事ができます!

 記事、特に後者の項目について見ていきましょう。

仕事に没頭するには、「終電」という時間が邪魔になることがあります。

 ということは、終電時刻以降も、例えば、夜1時以降も、ずーっと働いていたい、ということですよね。まさにエンドレス

 確かに、会社は都心にあって、自分の家も都心近くにあれば、エンドレスで働くことも可能です(体力が持てば)。仕事中毒者(ワーカホリック)にとってはパラダイスなのかもしれません。

 でも、私の見たところ、「定時という概念がほとんど用をなさなくなっている今、終電(=物理的に帰れなく時間)という最後の砦がなくなったら困る」という人も多いんじゃないかと思うんですがね。

 「終電を気にせずに働きたい」みたいな発想、ちょっと怖いですね、個人的には。

仕事中毒者同士の親睦が深められる

遅い時間まで人と会っていられるので、人脈作りにも貢献します。

  人脈を作るにしても、終電までの時間があれば通常は充分ですよ。相手にも事情や考えがあって、エンドレスに飲み歩きたい人は限られているでしょうし。

 そこまで遅い時間まで人脈作りに励みたいというのなら、それは、同じ仕事中毒者同士で、ということになりませんかね? 人脈を作ったつもりで、結構、限られたタイプに偏ってしまうような。

仕事のためなら家賃なんてケチくさいこと言うな!

この場合、家賃が今の2倍で生活がカツカツでも、会社の近くに住んだほうがよいといえるでしょう。今後の職業人生全体を考えると、都心で家賃が高いというのは、かすむくらいの小さな問題だからです。

 たとえ、家賃が持ち出しであっても、生活がカツカツであっても、そんなことは小さな問題。終電を気にせずに仕事や人脈作りに励むために、都心へ移り住め、と、こういう趣旨です。

  お金持ちになるには、ここまで自らを仕事に捧げなくては、ならないのでしょうか・・・・。

 しかも自分で企業したのならともかく、会社勤めが前提ですよね、この記事。そこまで身を粉にして働いても、ほとんどは年収1000万を超えるくらいが関の山じゃないの?

今の世の中、仕事が全て

 とにかく、今の世の中、仕事が全てです。

 「仕事が全てではない。働き方を見直そう」という動きも一部ありますが、実際の仕事の現場においては、やはり仕事が全てである、という無言の圧力があります。

 だから、自らの生活や住居についても「仕事ができればいいや」という甘い考えではダメで、どうしたら仕事のパフォーマンスが最大化されるのか、自分の私生活を含めて常に見直していかねばならぬものなのです。

 こうして仕事がある都心部には、高額なタワーマンションが林立し、それに伴って大急ぎで保育園や小学校をこしらえますが、人も建物もまだまだ足りません。中央線などは電車をたかが2両増結するためだけにJRは何百億円もの支出をします。

 せっかく地方で育てた若者を東京に集中させるために莫大な費用をかける。そこに生産的な要素はあるのでしょうか?

 人々も疲弊します。新型ウィルスの感染が証明されない限り、満員電車での出勤を求められる人も多いでしょう。

 今回紹介した記事は薄っぺらいですが、一方でこのような考えに違和感を持たない人も一定数存在し、彼らが大きな発言力を持っているため、現状があるのでしょう。

 

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