50歳で早期退職し、セミリタイア!

私セイルは50歳で早期退職、セミリタイアしました!その思いを綴ります。

株価暴落で阿鼻叫喚? ~投資とリタイア資金について~

 新型ウィルスの影響で、株価などの各種指数が暴落しています。


 私はといえば、現在のリスク資産は全資産の数%程度なので、ほとんど高見の見物ですが、一部の投資ブログ・リタイアブログでは阿鼻叫喚の声が聞こえてきます。 

目次

 

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 《東京都青梅市》

私の投資歴

 私はリタイアを本格的に考える前から、若干の投資信託や外貨商品を購入していました。リーマンショックが起こるか起こらないかの頃に買い、なかなか値が上昇せず損をした状態が続いていました。

 しかし、アベノミクスで持ち直したので、それなりに得になったところで売り払い、ブラジルレアルなどを購入しましたが、これが大失敗。

 全体としては数十万ぐらいのプラスなのですが、これ以上、投資に向けて色々やっていくのも面倒臭くなったので、かなり資金を引き揚げました。

 現在、オーストラリアドルを基盤にした商品を若干、あと確定拠出年金の一部をリスク資産に回して、細々とやっている状況。額は小さいので、特に相場などを気にすることもなく、数年後、再び景気が上向いた段階でテキトーに売ればいいかな、と思っています。

自分は投資に向かない

 上記のような投資をしてきた私ですが、そこで思ったことは

  「自分は投資に向かない」

ということです。

 今回のような局面を今か今かと待っていて、実際に暴落したら「おっしゃー、買い増しのチャンス!」とプラスに受け取れる人が投資に向いているのでしょうね。実際、今回の件で、そのようなことを書いているブログも多いですし。

 私といえば、購入した少額の投資信託の基準価額を毎日のようにネットで見て、小規模な価格変動に一喜一憂するタイプ。今回のような局面を迎えて、多額の資金が溶けてしまったら、食事も口にできなくなる程に狼狽するに違いありません。

 「それなら、もっと投資のことを勉強して経験を積んで・・・」という方もおられると思います。

 確かにその通りなのですが、もともと私は、古典を読んだりクラシック音楽を聴いたり数学の問題を解いたり、といったアカデミックなことを好むタイプ。投資(や労働)みたいな俗世間的な事柄に時間を費やしたり、意識を向けたりすることに対し、とんでもなく苦痛を感じるのです(だからこそセミリタイアしたのですが)。

 そういうことを自覚したので、投資は一部を除いてやめることにしたのです(もっとも、どこかで間違ってガッポガッポ儲かってしまっていたら、別の意見を持っていたかもしれませんが)。

今後の景気について

 ところで、コロナ・ショックといもいうべき今回の暴落、再び回復するのでしょうか?

 まぁ、いつかは回復すると思います。でもウィルスの件が収まったら、すぐに上昇に転じて元に戻るのか?というと、それは何とも言えないような・・・。こんなに経済活動に制約を課された状態が長く続いた場合、人々の心理に影響が皆無で済むものか? これをキッカケに調整局面に入る、というシナリオも充分あり得るような・・・。

 私の少ない知識から言うと、これまでアメリカ経済はバブルと言われていたようなので、その崩壊が今回の大幅下落がキッカケに発生したとしても不思議ではありません。そうなったら世界中が・・・。

 そこまで行かなくとも、新型ウィルスの対応で安倍政権の支持率が急速に下がっており、(森友や桜や定年延長ではどうってことなかったが)コロナの件ばかりは対応を誤るととんでもないことになりそう。安倍総理・黒田総裁が退陣・退任などしたらどうなるんだろうか?

 不動産、特に、都心のタワーマンションがバブル状態ですが、アベノミクスの終焉で、急速に価格が下落したりなどしないのだろうか?

 オリンピックが中止や延期になった場合、それだけで景気がガタ落ちになるのではないだろうか?

・・・・とか色々考えてしまいます。

リタイア資金をリスク資産で持つことのデメリット

 もちろん、景気なんてのはいつかは回復しますから、それまで辛抱すればよいのですが、それが何年後になるかは誰にも分からない。するとリタイア計画も変更を余儀なくせざるを得なくなります。

 例えば、株価が暴落して現有資金が目標額を下回ってしまったが、いつか回復するのだからと、将来の回復を見込んで目標額以下でリタイアしてしまう、という勇気のある人はそんなに多くは無いはず。こういうときは、定期的な収入が保証されている会社員や公務員の身分がありがたく感じるのではないでしょうか。

 また、リタイア後も資金の大半をリスク資産で持っていて、高齢者の域に達したある時、暴落してしまったとします。すると、いつかは回復するのでしょうが、その高齢者が元気なうちに回復してくれるとは限りません。残り少ない人生を株価回復を待つことに費やしてしまうことになってしまったら何とも残念です。

おわりに

 大きなお世話的な話をずらずらと書いてしまいました。もちろん、資産を現金で持つことにもリスクはあるので、適宜、投資を取り入れるのは良いことだと思います。

 ただ、年を重ねるにつれ、投資を有利にする「時間」という味方はどんどん少なくなっていきます。

 投資中心の人も、いつかは、無リスク資産に移行していくことが必要になってくるかもしれません。 

 

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