低賃金・長時間労働の人が、自炊は「贅沢」だとしたツイートが、少し前に話題になったのだとか。
今の時代、自炊は「贅沢」です。
— 自己責任論撲滅@ブログ「過労伝説」運営中 (@u2qKSkUcSIeBuid) 2020年1月19日
手取り15万の長時間労働が当たり前のヘルジャパンでは、自炊する時間もないし食材が高すぎて1人分くらいなら外食の方が安い。
よく「お金が無い人の節約レシピ」的な本が売ってますが、逆だボケと言いたくなる。
自炊は時間と金がある奴がやる贅沢なんですよもう。
このツイートの主旨は、「低待遇の職場にいる人は、自炊も出来ないほどに追い込まれている」というものなので、「やり方によれば、自炊の方がずっと節約できる」などという反論が、どこまで意味のあるものかは、よく分かりません。
ただ、将来、アーリーリタイア・セミリタイアすることを視野に入れている人にとって、「自炊は覚えておいて損の無い技術」だとは言えるでしょう。
目次
本来は自炊の方が安いのだが・・・
自炊も外食も色々なスタイルがありますが、最終的にどちらが安くあげられるか、というと、やはり自炊に軍配があがると思います。吉野家の牛丼並は352円+税だそうですが、これだけあれば、工夫次第でバラエティに富んだ料理をちゃちゃと自炊で作ることが出来ます。
でも、その域に達するまで、それなりの試行錯誤が必要なのも事実。低賃金で長時間労働ということなら、そこまで根気が続かず、途中で挫折してもおかしくありません。そして、「自炊は贅沢だ」という感想だけが残るのでしょう。
自炊のハードルは、実は高くない
ただ、一口に自炊といってもピンキリで、実はハードルを下げようと思えば、かなり下げられる、というのもまた事実。
例えば、私が一人で食べるときの昼食なぞは、
- 食パンの上にハムや野菜やチーズを乗っけて焼く+野菜ジュース
- 冷凍しておいたご飯をチン+『ご飯のお供』的なおかず+野菜ジュース
どちらも原価は200円未満で、作る時間は10分程度。これらを外食しようと思ったら、上記のように簡素な食べ物であっても、400円は下らないでしょう。
他にも、レトルト・冷凍モノや、既に味のついている「あとは焼くだけの肉」や、うどん・そば・パスタなどを適切に活用するなどすれば、「自炊の第一歩」としては充分。あとはレパートリーを徐々に増やしていけばいいだけです。
レパートリーを増やすには、先のツイートにある「『お金が無い人の節約レシピ』的な本」を買うよりも、ネットで検索した方がいいですよ。今冷蔵庫にある食材の名称を検索ボックスにぶちこめば、それで出来る簡単料理がいくらでも出てきます。
ご飯は、電気釜に何万も費やすよりは、ガス釜が私的にはオススメ。値段が安くて、炊き上がりが早くて、電気釜よりもうまいご飯になります。私が使っている釜は次のものです(正式には私が使っているのは3合用ですが、独身者も多そうなので1合用を紹介)。
実は、言われているほどには「自炊は贅沢」というものでもない、というのが私の見解です。
おわりに
食費って、野放図にやっていると、下手な賃貸の家賃より高くつきますから、これを適切に制御することは重要。そういう方向に意識を向けるには、やはり外食オンリーよりは自炊を取り入れた食生活にするほうがいいと思いますね。すると、牛丼屋やココイチなどに、敢えて行こうとも思わなくなります。
このように自炊による食費の制御を覚えると、リタイア資金も楽になるでしょう。
ついでにいえば、「自炊は贅沢」と言っている低賃金・長時間労働の人こそ、本当は自炊を始めた方がいいと個人的には思うんですよね。ご飯だけでも炊ければ随分と違ってきますし、それで浮いた食費で生活を楽にすることが出来るはずなんです。
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