退職するとき、意外に悩むのが、「いつ、どんな場で、会社に退職を申し出るか」です。リタイアブログを読むと、皆さん色々と考えた末、最適だと思われる行動を選択していらっしゃいます。
本稿では、私のケースについて書いてみましょう。
《東京都・青梅市》
退職を伝えるのは「面接」で
私が、退職日を令和元年12月31日(満50歳を迎えた月の末日)に定めたのは、5年ほど前でした(実際には、その後の交渉で退職日は1ヶ月延びましたが)。
問題は、いつ、どのような場で会社に申し出るか、ということですが、後者については、この段階からもう決めていました。
それは、「定期的に行われる、上司との面接の場」。
私がいた会社に限らず、多くの会社で、目標管理とか自己申告とかいう名目で、年に数回、面接を行う制度がある、と思うのですが、あれです。
だってそうでしょう。
ある日、何の脈絡もなく、上司に対し、
「すみません、ちょっとお時間いいですか……」
と、誰もいない会議室に呼び出し、
「このたび、会社を退職させて頂きたいと考えていまして…」
と切り出すだけの勇気がありますか? 私にはとてもできそうもありませんでした。
あらかじめ定められた面接なら嫌でもサシになるので、そのときに伝えるべきことを伝えてしまえばいいわけです。
とにかく、リタイア志望者が退職を会社に伝える場合、このような面接の場があれば、それを活用することを、強くお勧めいたします。
当初は、半年ほど前に申し出るつもりでいたが…
さて、私が令和元年12月に退職するとして、これを申し出るのに適切と思われる面接は、次の2回が予定されていました。
- 平成31年12月頃
- 令和元年5月頃
当初は、後者の「令和元年5月頃」、つまり退職希望日の半年ほど前を考えていました。転職サイトなどを見ると、「退職希望日の1.5~3ヶ月前までに申し出る」と勧めているものが多く、それに比べれば、これでも随分と早いタイミングです。
退職申し出時期を前倒し
しかし、平成31年9月頃(退職希望日の1年3ヶ月前)、急に、
「一刻も早く会社に伝えてしまいたい!!!」
という衝動が湧いてきてしまったのです。
その理由は、大きく3つあります。
- 理由1・退職までの間に異動になるのを避けるため
- 理由2・目標面接等で、無駄な目標を立てずに済ませるため
- 理由3・退職の話を早く進めて、精神的に楽になりたい
それぞれの理由の詳細は次の記事参照。
とにかく、辞める決意は固まっているのに、その申し出をズルズル引き延ばすことにメリットなど無い、ということに突然気付いたのです。
そこで、申し出の時期を前倒しし、平成31年12月としました。上記の衝動が湧いてから、3ヶ月後くらいの面接をターゲットにしたのです。退職希望時期の1年前となりますね。
その後も悩んで悩んで、最終的に…
退職の申し出時期の前倒しを決めたものの、その後も、「やっぱり翌5月がいいんじゃないか?」という気持ちが、何度も頭をかすめます。
というのも、一年も前に申し出るのは早過ぎるような気もしたからです。「そんなに辞めたいなら、早々に辞めてもらってもいいんだよ。」とか言われたら嫌だし。
実は、私は「早期退職コース」という規程による退職金の割増を狙っており、その条件を満たすために50歳までは仕事を続けたかったのですが、退職の申し出を早めることで、49歳のうちに辞めさせられてしまう事態にならないか、心配だったのです。
でも、最終的に思い直しました。
「あんまり先延ばしするのも何だし、こんなことで悩んでいてもしょうがない。やっぱり今回伝えることにしよう。」
そして、この年の12月に行われた面接で、退職の申し出をしましたが、上記のような事態が起こることはありませんでした。
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