- 辞めるとき、会社に不満をぶちまけたい人達が存在する
- 不平不満をぶちまけたところで何もならない
- 何だかんだ言って、会社には感謝している
- 同僚への感謝の御礼が台無しになる
- 今後、会社との関わりがゼロになるとは限らない
- 「円満退職」によるデメリットもある
辞めるとき、会社に不満をぶちまけたい人達が存在する
中途退職する場合、「退職前に、今までの会社への不満を全てぶちまけて辞める」みたいなことを考えている人は、少数派ではあるにせよ、確実に存在はするみたいです。
例えば、「退職、不満、ぶちまけ」で検索すると、次のような記事が沢山見つかります。 この記事の人は、悩んだ挙句、円満退職の方向性を選んだみたいですね。
私も、会社に対して色々と不平不満はあったので、それらをぶちまけてから辞める、という選択もあったかもしれません。自分の性格からして、それをやってしまいかねない危険性が実はありました。
だからこそ、会社に退職希望を出す少し前から、「辞める前に不満をぶちまけないようにしよう。円満退職を目指そう」と決意したのです。
そしてセミリタイアを実現した今、「これで良かったのだ」と思えています。
以下、円満退職を目指した理由を述べていきます。
不平不満をぶちまけたところで何もならない
言うまでもありませんが、ただ不平不満をぶちまけたところで、相手からは「何だあいつ?」と思われるだけで、会社が変わることもなければ、自分に有利になることもありません。本当に自分を有利にしたいなら、手順を踏んで主張すべきです。
何だかんだ言って、会社には感謝している
不平不満はあるにせよ、給料をもらって、色々な技術を身に着けて、社会人としての行動力を身に着けて、社会保険や税金の支払いの手続きをしてもらって、早期退職に伴う退職金を割増までしてもらって…。
今まで勤めてきた会社には感謝しているのですよ、何だかんだいって。
あと嫌らしい話、私のリタイア原資の大部分は、会社から得てきたもの、というのも大きいです。その恩を忘れて自分の不平ばかりを言っていたらバチがあたりますね(笑)。
同僚への感謝の御礼が台無しになる
会社自体に不平不満があったからといって、一緒に働いている人達が憎かったわけではない。色々な人達と助け合って仕事をしてきたのは事実。そういう人達には御礼を言いたい訳ですが、挨拶の場などで不平不満をぶちまけてしまったら、御礼が台無しになります。
実際に、「清々しく辞める」ことができたという事実に比べたら、「不平不満をぶちまけられなかった」ということは何とも小さなことのように思えます。
今後、会社との関わりがゼロになるとは限らない
今後、会社との関わりが全くゼロになるなら、退職時に何をしようと「あとは野となれ山となれ」かもしれません。しかし例えば、
- 事務的な手続きで元の会社に電話をかけるかもしれない。
- 街を歩いていて、元の会社の人に合うかもしれない。
- 同期とは定例的に飲み会をしているが、そこに出席しづらくなる。
- 新たにバイトや仕事を探すとき、求人先が元の会社に確認の電話を入れるかもしれない。
相手も人間ですから、私の退職時の言動が悪ければ、上記のようなケースで嫌味の一つも言われることもあるでしょう。それは小さなことかもしれません。
でも、私は退職により遠隔地に引っ越す訳ではないので、元の会社は生活圏にあります。例えば、元の会社の近くに来たときに、会社の人と顔を合わせないよう、自分の行動をセーブするなんてことはしたくない。このような引っかかりを自ら仕込んでおくことは、絶対に後で後悔すると思いました。
「円満退職」によるデメリットもある
ただし、いわゆる「円満退職」一辺倒でいくことにはデメリットもあります
円満退職とは、「会社とは喧嘩を避ける」ということですから、法的に認められた権利の主張を放棄しなくてはならないこともあると思います。このようなデメリットに触れず、ふたすら円満退職を勧めるページに溢れているのは日本的というか…。
私の場合は、円満退職によるデメリットは(ほとんど)無いと判断しましたが、人によってはそうではないでしょう。会社側のブラックさ故に辞めざるを得ない場合は、喧嘩するのも手かもしれません。ただし、喧嘩するなら上手にやるべきで、ただ不平不満をぶちまけるだけでは、何も良いことが無いのは確かでしょう。
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